「Kindle Paperwhite」の新モデル

スポンサードリンク

---

米Amazonが新「Kindle Paperwhite」を発表～コントラストと処理速度も向上 -INTERNET Watch

Amazonから、「Kindle Paperwhite」の新モデルが発表された。
日本では、Wi-Fiモデルが10月22日に9,980円で、3Gモデルが11月12日に14,980円で、まもなく発売される。

E Ink、新Kindle Paperwhiteに採用された電子ペーパー技術「Carta」を発表 ～コントラストが向上し、リフレッシュ処理を削減 - PC Watch

今回のハード面の目玉は、新しい電子ペーパー技術「Carta」か。画面解像度は変わっていないようだが、コントラスが1.5倍になり、画面のリフレッシュ頻度が大幅に減るらしい。
さらに、CPUが25%高速化され、ストレージ容量は4GBと従来モデルから倍増され、重量も213gから206gに軽量化されたが、この辺のハード面の改良は地味。

一方で、ソフト面では改良が多く、次の新しい機能が追加されている。

・読んでいるページを開いたままポップアップウィンドウでページ／章ごとにめくれる「PageFlip」機能
・単語を登録して後から調べられる「単語帳機能」
・ページに引用してある注釈部分を、そのページを離れずにウィンドウとして表示できる「In-line Footnotes」機能
・ブックマークや読書の進捗を異なるデバイス間で共有する「Whispersync」機能
・読書スピードを計算して残り時間を表示するリーディングタイム機能
・親が、子供の毎日の読書時間、辞書で引いた言葉の数、目標を達成した時に与えられるバッジ、読了した本などを後で見られる「Kindle Freetime」機能
・読書コミュニティーサイト「GoodReads」へのアクセス機能

気の利いた機能も多いが、華々しい新機能とも言えず、今回の新モデルは、着実な進歩はあるが、全般的に地味だな。ただ、それは「Kobo Aura」も同じか。

なお、日本では、11月30日まで新しいKindle Paperwhiteを購入すると、Kindle本の購入に使える1,980円分のクーポンがプレゼントされる。

米Amazon、紙の書籍を買ったユーザーに3ドル以下で電子版を販売 ～過去にAmazonで購入した書籍も対象に - PC Watch

むしろ、同時に発表されたこちらの「Kindle MatchBook」サービスの方が気になる。米国だけだが、Amazonで買った紙の本について、安くで電子版が買えるサービスだ（中には無料の本もあるという）。
もちろん、直ちにすべての本で利用できる訳ではないが、すでに米国では10社以上の出版社が対応の名乗りを上げ、10月には1万冊以上が利用可能になる見込みだという。

しかも、新刊購入時だけではなく、Amazonがオンライン販売を始めた1995年以降、過去に購入した本も、改めてMatchBook版を購入できるというから、ちょっとその用意周到さが恐ろしいぐらい。

楽天Koboは、最近、リーダーや電子書籍の安売りで攻勢を掛けており、私も乗せられて買ってしまったりもするが、果たしてAmazonは、日本でどう対抗するのか、これからが見物ではあるな。

追記）
Amazon、「Kindle Paperwhite 3G」現行モデルの3000円割引セール開始 -INTERNET Watch
その後、「Kindle Paperwhite 3G」の旧モデルを、9980円で販売するセールが10月7日～20日の期間限定で始まった。スペックは最新モデルに劣るとはいえ、Wi-Fiモデルと同じ値段で3Gが無料で使えるのだから、これはお得だろう。

関連記事：
Kindle Fire HD & Kobo Touch・その後：トドのつまりは・・・　V2：So-netブログ

人気ブログランキングへ

---

スポンサードリンク