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日本でもKoboから電子ブックリーダーの新製品を発表 [電子書籍]

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楽天、画面の視認性を高めた電子書籍端末「Kobo Aura」 - PC Watch
楽天から、電子ブックリーダー「Kobo Aura」が「ようやく」発表になった。
というのは、北米では、8月末に既に発表になっていたのに、一向に日本での発売が発表されなかったからだ。

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Kobo、タブレット3機種、電子ペーパー端末1機種を発表 - ITmedia eBook USER

しかも、北米では、E Ink電子ブックリーダー「Kobo Aura」以外に、なかなかハイスペックで低価格のタブレット端末3機種も発表されたが、日本では、カラー液晶のタブレットはなしで、電子ペーパーの「Kobo Aura」1機種のみの発表。しかも、その「Kobo Aura」も、実際の発売は12月と遅い。

この状況を冷静に見ると、日本では昨年発売したモデルが全然売れず、在庫の山がはけなくて、新製品が出せないらしいという噂は、本当かなと思ってしまう。
実際、9月にやった「Kobo glo」の大量の叩き売りもそうだし、秋葉原に、新品同様の「Kobo touch」が大量に溢れているのを見ると、結構正しい分析なのかもね。

「Kobo Aura」は、スペック的に見ると、「Kobo Aura HD」の下位機種というよりは、「Kobo glo」の改良版という色彩が強いのに、12,800円と、値段は「Kobo Aura HD」に近いので、全然、興味が湧かないなぁ。
「Kobo glo」は、スペックが大差ない割に、値段が安いので、売切るまでは、どちらかというと「Kobo glo」の販売の方が主力になるんじゃないかな。

一方、日本で発売されなかったタブレット端末3機種「Kobo Arc 10HD」「Kobo Arc 7HD」「Kobo Arc 7」は、なかなかのコストパフォーマンス。

「Kobo Arc 10HD」は、10インチの液晶(2,560x1,600)、NVIDIAR Tegra 4(Quad Core) 1.8GHz、内蔵ストレージ10GB、RAM2GBというハイスペック。
130画素の前面HDカメラを搭載。Wi-Fi(802.11g/n)、Bluetooth(4.0)、Miracastをサポート。
ただ、価格は399.99ドルで、重さも627g、サイズも大きいので、あまり日本人には向かない気もするから、これに関しては、日本で発売されない理由は分かる気がする。

しかし、「Kobo Arc 7HD」は、7インチ液晶(1,920x1,200)、NVIDIAR Tegra 3(Quad Core) 1.7GHz、RAM1GB、130画素の前面HDカメラ搭載で、重さ327gと日本人には使いやすいスペック。
それでいて、価格は、容量16GBモデルが199.99ドルという、「NEXUS 7」を上回る激安なのだから、日本で発売すれば売れると思うんだけどな。

ローエンドの「Kobo Arc 7」は、7インチ液晶(1,024x600)を採用し、MTK 8125(Quad Core) 1.2GHz、内蔵ストレージ8GB、RAM1GB。重さは360gという廉価版。
価格は149.99ドルとさらに安いが、これだけスペック差があると、多少追加でお金を出しても、「Kobo Arc 7HD」を買うべきだろうな。

そして、今回、注目すべきなのは、ArcシリーズはすべてGoogle Playも利用できる汎用のAndroid端末になったこと。microSDカードも使えるし、これなら「NEXUS 7」の有力な対抗馬と言える。

なのに、日本ではなかなか発売される気配がないのはもったいない。
その一因は、提供すべきコンテンツサービスが、楽天側で整備できていないからかもしれない。
「Kobo Arc」シリーズをこれだけ低価格で売るなら、端末を買った人がコンテンツを買って楽天にお金を落としてくれなければ、ペイしないだろう。

電子書籍は、それなりのコンテンツの品揃えになってきたが、カラー液晶の「Kobo Arc」の場合、動画配信や音楽配信でも儲けないと、日本で販売する意味がないはず。

これが、Amazonだと、流石に動画配信も音楽配信もちゃんとスタートしているから、カラーモデルを売る意味があるのだが、楽天は、日本ではまだその準備ができていなかった。

ただ、楽天としては、今は、電子書籍ビジネスだけでも、立ち上げに精一杯だったのは見て取れる。とてもじゃないが、動画配信や音楽配信まで頑張る余力が、なかったのかも。

三木谷楽天が仕掛けるネット総力戦 :記者の目 :企業 :マーケット :日本経済新聞

ただ、このニュースを読むと、いよいよ楽天も、企業買収により動画配信を始めるようだ。従来、「ファンサブ」と呼ばれていた字幕付き動画の違法配信を、合法化し、字幕作成者にも還元される仕組みを作るという面白いビジネスモデルで、これが全世界的にうまく廻るなら、著作権者にも、世界中の視聴者にもメリットがあるし、非常に意味のあるサービスかもしれない。

もっとも、上記の記事は、日本のアニメなどを、海外に素早く売るための仕組みに見えるので、まずは日本より欧米でニーズが高いサービスだろう。その意味で、日本でのサービスは、後回しなんじゃないかな。だとすると、日本でもカラー端末が発売されるのは、まだまだ遠い将来かもね。

ところで、今の楽天の状況では、以前から欲しいと書いてきたE-inkで高解像度の「Kobo Aura HD」が、日本で発売される可能性はますます遠のいた気がする。どうせ自炊用にしか使わないので、日本語対応でなくてもいい。個人輸入もまじめに考えようかな。

Wi-Fiは技適マークが取れていないだろうから、日本では使えないが、買う目的は100%自炊本を読むためなので、パソコンにUSB接続して、ファイルコピー使うなら問題ないだろう。

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Kobo Aura HDをindigo.caで買う方法 - 準備編 | クポーン - 電子ブック楽天koboの定点観測

こちらの方の記事によれば、日本への送料が余分に掛かるため、209.33ドルと少し高くなるが、カナダのサイトから直販で買うことは出来るようだ。
急がないなら、米国現地法人の知人に買ってもらって、今後出張したときに引き取るという手もなくはない。

どうしようかな?

関連記事:
「kobo glo」を使ってみて:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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