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日立は、なぜ冷蔵庫のドア配置を変えたのか? [白物家電]

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「R-G5700D」に冷蔵庫を買い替えて、使い始めたときに、最初に体が違和感を覚えたのは、野菜室と冷凍室の位置関係が、旧機種と逆転していたことだ。
いまはもう慣れたが、最初は、つい以前の習慣で、野菜を取り出そうとして、冷凍室を開けたり、冷凍室を開けようとして、野菜室を開けてしまうことがあった。

これは慣れの問題なので、すぐに気にならなくはなったのだが、この体験から、ふと疑問が湧いてきた。

旧機種の冷蔵庫を買った11年前、日立は「野菜中心蔵」というネーミングと共に、野菜室が取り出しやすい真ん中にあることを売りにしていた。
消費者の動線調査の結果、野菜室が真ん中にある方が使いやすいという主張の基に、わざわざそうした筈なのだ。

実際、「野菜中心蔵」は大ヒットし、日立以外のメーカーも右にならえで、野菜室を真ん中に変わった記憶がある。
それが、いつのまにか、元祖の日立さえこっそり止め、野菜室を真ん中に置くメーカーは、今や東芝だけになってしまった。

あれだけ売り文句にしていたことをあっさり破棄して、野菜室を下に、冷凍室を真ん中に戻したのには、何か理由があるはずだ。

最近のライフスタイルの変化で、生野菜より、冷凍食品などの重要性が上回るようになり、冷凍室を真ん中に移した方が使いやすくなるとの判断だったのかもしれない。

我が家でも、冷凍食品の利用はお弁当中心であまり増えてはいないものの、お肉や魚も、まとめ買いしたものを一食分に分けて冷凍保存することが増えたし、子供も成長し、一家全員で夕食を取れる機会が減っており、まとめて作ったおかずを分けて冷凍保存し、食べるときに解凍して食べることも多くなった。
さらに、節電のため、ご飯は炊飯器で保存せず冷凍室に入れるようになったし、夏場は、まとめ買いしたアイスも常駐する。

我が家の場合、昔より、明らかに冷凍室の使用頻度は高くなっており、冷凍室が真ん中に来たのは、動線上、正解だと思う。

また、冷蔵庫のコンプレッサは一番下の奥にあるため、冷凍室を一番下から上に持ってくることで、奥行きが深くなり、容量も増えるメリットもある。

コストコなどに行き、まとめ買いすると、一時的に冷凍室が満杯になるし、特に、夏場は、買い物やレジャー用のクーラーバッグに入れたり、パソコンの冷却用に使う保冷材も結構な数、ストックしていたりもするので、以前から冷凍庫の容量不足には悩まされていた。
だから、今回、野菜室より冷凍室重視で、容量が大幅に増えたのは、非常に助かっている。

そうした自分自身のライフスタイルの変化から、なんとなく冷凍庫を真ん中に戻した理由は推測はできるのだが、それならそれでいい。
メーカーとして変えた理由を、一度きちんと説明して欲しいところだ。

あれだけ宣伝した売り文句をこっそり撤回して、変えた理由をだんまりでは、ちょっと卑怯だと思う。

関連記事:
日立の冷凍冷蔵庫「R-G5700D」の印象:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

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