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マックスのワードライターが面白すぎる [文具]

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これまでも、テプラのようにシールに文字を打てたり、ブラザーのスタンプを作成できる電子文具など、個性的な電子文具が大好きなので、新製品には常に注目していたのだが、この商品については、完全にスルーしていた。

【SF-すこしふしぎ】ドラえもんのひみつ道具がついに実用化されました(動画あり) : ギズモード・ジャパン

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ワードライタ BL-80 - 文具・オフィス機器 - 製品情報 - マックス株式会社

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ワードライタ BL-120 - 文具・オフィス機器 - 製品情報 - マックス株式会社

この商品、ミニキーボードで入力した文字列を、ホルダーに挿したペンで、手書き風に書いてくれる世界初の電子文具なのだ。
BL-80は1行のみで、BL-120は複数行にも対応する点が異なるが、安いBL-80でも、底値で7万円弱。BL-120に至っては、10万円を越えるので、とてもではないが、個人が気軽に買える価格ではない。
この機能を実現する機構を考えれば、決して馬鹿高いとも言えないが、使い道を考えると、業務用でもしり込みしてしまう価格だ。

正直、「個人で買うか?」と言われれば、NO!なのだが、この商品、動画で動きを見ているだけで面白い。
また、書かれる字が、いかにも手書き風で、きれいな上に、思ったより人間味がある。

マックスといえば、製図用のドラフターや製図機械などでも有名なので、おそらくその業務用の技術を生かして開発したんだろうな。
ただ、製図用のフォントというと、文字の形が分かればいいという程度の品質のデータ容量最優先のカクカクしたベクトルフォントが普通だが、この製品の書いた文字を見ると、いかにも手書き風の文字が書けており、この製品のために、手書き風ベクトルフォントを一から開発したのだと思われる。

こうしたフォントの開発って、手作業が多い上に、作成する文字数も多い。
大変だからといって、中国に外注し(経験者だから言うが)放っておくと、とてもではないが日本人の美的感覚にはそぐわない字形や字間バランスで仕上げてきたりする。
おそらく、このフォントの開発には、手間と時間が掛かっているはずだ。

標準では、ボールペン用のフォルダーが付属し、フォルダーを交換すると、油性サインペンにも対応する。
元々は、シャープペンシル用のアダプタもあったのだが、今は販売終了になっているので、何か書き味に関して問題があったのかもしれない。

また、文字サイズは、ベクトルフォントなので、リニアにサイズ変更が可能なので、シールの幅の制約を受けるテプラとは違った使い道はありそうだ。
ただ、現時点で、個人で使い道があるか?と言われれば、うーんとなってしまうのも事実。

せめて、筆ペンが使えると、パーソナルでも面白い使い方が出来そうだが、それを実現するには、筆圧のコントロールという更に高度な制御技術と、筆圧パラメータを付加したベクトルフォントデータという、この世にはまだ存在しないと思われる膨大なデータベースの構築が必要だろうから、一朝一夕には行かないだろう。

でも、ニッチでも、こうした商品を出してくるマックスの勇気は買いたいな。

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