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クラウドストレージはHDDの代わりにはならないみたい [クラウドサービス]

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「HDDは過去のものになる」──“容量無制限”のクラウドストレージ「Bitcasa」が日本市場に本格参入 (ITmedia ニュース) - Yahoo!ニュース

以前、容量無制限を打ち出したクラウドストレージサービス「Bitcasa」を紹介した。
10Gバイト以内は無料で利用でき、年間99ドルか月額10ドルの定額課金で容量が無制限になるというから衝撃だったのだが、一方で、おかしいな、という醒めた視点でも見ていた。

このサービス、Amazon S3クラウドサーバーを使用しており、Amazonが特別な値下げをしていない限り、採算が合わない気がしたのだ。

Bitcasaが新料金体系、容量無制限プランは従来の年額99ドルから年額999ドルに -INTERNET Watch

と思っていたら、やっぱりというべきか、一気に10倍の値上げを表明。
すでに既存の容量無制限プランを契約・支払い済みのユーザーは、従来通りのプランが継続して適用されるらしいが、契約は1年単位なので、1年後はどうなるか分からない。
無料プランも、容量が10GBから5GBに半減だ。

結果、平凡なクラウドストレージサービスになってしまった。
最初の大胆な価格設定は、まともに採算など見積もれていなかったことが、露呈してしまったな。

SugarSyncが無料プランを終了、有料プランのみのサービスに -INTERNET Watch

さらに、SugarSyncも無料プランを終了するという。こちらは、無料アカウントユーザーは完全に切捨てという大鉈。

この動きは、無料でGBオーダーの容量のクラウドストレージサービスが乱立し、さらには、それらのストレージを統合管理できるサービスやアプリまで登場した結果、だれも、有料契約してくれなくなったせいだろう。

「Bitcasa」は、アップロード速度も割と速かったので、これならHDDの代わりになるかも?と期待した面もあったのだが、やっぱり抱いていた懸念も正しくて、ビジネスとしては成立しなかったみたいだ。

この様子だと、他のクラウドストレージも、無料サービスが持ちこたえられなくなり、今後、有料化、値上げの方向に向かいそうだ。

しかも、その料金は、容量を考えれば、ローカルのHDDに比べ格別安いとはいえない。
家の中のHDDをすべてクラウドに吸い上げるという夢の世の中は、コストと回線速度(特にアップロード)を考えると、やはり実現不可能なのかもしれない。

個人のデータ保存には、やはり個人所有のHDDが最もローコストであり、こうした個人のHDDをパーソナルサーバー化し、宅外からリモートアクセスできるようにしたり、宅内で二重化したりする方が、やり方として正しいのかもね。

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