モバキャスで新しい動き [サービス]
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あなたの知らない方が良かった世界: NOTTV契約者数、ついに減少
NTTドコモのスマホ、タブレットで視聴できる有料のモバイル放送「NOTTV」は、聴取エリアも全国に広がりつつあるのだが、業績は好調とは言えないようだ。
このままでは、ジリ貧で危ないという認識なのだろう、ようやく新しい動きが出てきた。
フロムさんの大きなお世話～プロデューサー逍遥記 |NOTTV～V-high放送のエトセトラ
ニュース - Jモバ、V-Highマルチメディア放送への新規参入促進を目指し提供条件見直しへ：ITpro
「NOTTV」は、V-HIGHと呼ばれるVHFの10から12チャンネルの帯域で放送事業を行っている「モバキャス」の1サービスでしかなく、「NOTTV」以外の割り当てられた放送帯域は空いたまま未利用だった。
もちろん募集はしているのだろうが、「NOTTV」のような大規模なサービスを行ってくれる企業は一向に現れない。
当たり前だ。「NOTTV」が好調と言えない状況で、後追いで同規模のサービスに参入しようという企業が現れるはずがない。そこで、小規模なサービスが、もっと手軽に参入できるよう、プランの見直しを行ったようだ。
まず、現在は全国放送網の提供のみを行っているが、視聴者との契約・課金・決済サービス、番組情報管理機能およびエンコーダなどの送信機能を代行するサービスを提供し、初期投資を減らし参入の敷居を下げた。
また、利用料金を、利用するセグメント数（＝帯域）に応じて累進増加するという考え方を採用すし、例えばワンセグで1チャンネルだけ放送を行いたい場合は、半額近い利用料削減になるという。
さらに、固定プラン料金には売上連動プランを新設し、固定プラン料金の一部を、有料放送事業者の売上に連動させるプランが選べるようになるそうだ。
総務省｜V-High放送の業務の認定申請受付結果
プラン変更に伴い、参入希望する事業者はそれなりにあったようで、「スカパーモバイル」「アニマックス」「AXN」「フジテレビoneスポーツ・バラエティ」「フジテレビtwoドラマ・アニメ」「時代劇専門」の6チャンネルが、来年の27年4月から放送開始する予定となった。
現行のNOTTV対応端末は、正確にはモバキャス対応なので、おそらく新しく増えるNOTTV以外のチャンネルも、そのまま見られるはずだ。
使える周波数がずっと空いたままで、周波数使用料を払い続けていれば、そりゃ赤字も出るわな。
見られるサービスが増え、周波数が埋まるのは、悪いことではないだろう。
ただ、これでもまだ周波数が全部埋まったわけでもなく、今後、追従するサービスがどれだけ増えるかは、新規参入組みの業績次第かもしれない。
特に、どれもスカパーにチャンネルを持つサービスなので、料金プランを値上げせずに、モバキャスでも同じチャンネルが見られるなら、視聴者は増えそうなので、どういう料金体系になるのかが注目だろう。
一方で、受信端末については、新しい機種で予約録画機能が搭載され始めたのは大変いいことだが、一向に、ドコモ以外から対応端末が出る感じがしないのは致命的だ。
ソフトバンクやauが出してくれないなら、キャリアに紐付かないモバキャス端末、特に、車載端末やアダプタを発売することも必要だろう。
また、このサービスの肝だった筈のダウンロード配信が、ほとんど有効活用されているように見えないのも、知恵が足りない感じだ。
先日白ロムを購入したシャープのスマホ「SH-6E」は、モバキャス対応なのだが、白ロムだとSIMカードを挿していないので、モバキャスは無料チャンネルでさえ見られない。
ドコモを解約しても、NOTTVを見続けたい人はいるだろう。いや、むしろ解約してから、家に置きっぱなしにして、安定した受信環境で、予約録画やダウンロードに使いたいと思う人は多いかもしれない。
だとすると、これは機会損失だろう。
もっとも、一番の問題は、NOTTVで、加入してまで見たい番組が、今のところあまりないことだ。
AKBの番組なんかは固定ファンがいそうだが、たとえAKBファンがこぞって契約したとしても、CDの売り上げを考えれば100万加入者がせいぜい。損益分岐点と言われている300万加入者までは、新たな魅力的なコンテンツが必要だろう。
このままでは、有料の契約者が増えるわけもない。
あまりに問題が多過ぎて、解決の妙案が見えないNOTTVでありモバキャスだが、設備投資が膨大なだけに、引くに引けない状況なのだろうな。
おそらく、資本金が底を尽くまで、このままいくだろう。
モバHO! - Wikipedia
放送開始から2年で放送サービスを終了したモバイル衛星放送「モバHO!」の二の舞にならなきゃいいのだが。
関連記事：
「スマホ向け放送局」NOTTV | トドのつまりは･･･ - 楽天ブログ
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NTTドコモのスマホ、タブレットで視聴できる有料のモバイル放送「NOTTV」は、聴取エリアも全国に広がりつつあるのだが、業績は好調とは言えないようだ。
このままでは、ジリ貧で危ないという認識なのだろう、ようやく新しい動きが出てきた。
フロムさんの大きなお世話～プロデューサー逍遥記 |NOTTV～V-high放送のエトセトラ
ニュース - Jモバ、V-Highマルチメディア放送への新規参入促進を目指し提供条件見直しへ：ITpro
「NOTTV」は、V-HIGHと呼ばれるVHFの10から12チャンネルの帯域で放送事業を行っている「モバキャス」の1サービスでしかなく、「NOTTV」以外の割り当てられた放送帯域は空いたまま未利用だった。
もちろん募集はしているのだろうが、「NOTTV」のような大規模なサービスを行ってくれる企業は一向に現れない。
当たり前だ。「NOTTV」が好調と言えない状況で、後追いで同規模のサービスに参入しようという企業が現れるはずがない。そこで、小規模なサービスが、もっと手軽に参入できるよう、プランの見直しを行ったようだ。
まず、現在は全国放送網の提供のみを行っているが、視聴者との契約・課金・決済サービス、番組情報管理機能およびエンコーダなどの送信機能を代行するサービスを提供し、初期投資を減らし参入の敷居を下げた。
また、利用料金を、利用するセグメント数（＝帯域）に応じて累進増加するという考え方を採用すし、例えばワンセグで1チャンネルだけ放送を行いたい場合は、半額近い利用料削減になるという。
さらに、固定プラン料金には売上連動プランを新設し、固定プラン料金の一部を、有料放送事業者の売上に連動させるプランが選べるようになるそうだ。
総務省｜V-High放送の業務の認定申請受付結果
プラン変更に伴い、参入希望する事業者はそれなりにあったようで、「スカパーモバイル」「アニマックス」「AXN」「フジテレビoneスポーツ・バラエティ」「フジテレビtwoドラマ・アニメ」「時代劇専門」の6チャンネルが、来年の27年4月から放送開始する予定となった。
現行のNOTTV対応端末は、正確にはモバキャス対応なので、おそらく新しく増えるNOTTV以外のチャンネルも、そのまま見られるはずだ。
使える周波数がずっと空いたままで、周波数使用料を払い続けていれば、そりゃ赤字も出るわな。
見られるサービスが増え、周波数が埋まるのは、悪いことではないだろう。
ただ、これでもまだ周波数が全部埋まったわけでもなく、今後、追従するサービスがどれだけ増えるかは、新規参入組みの業績次第かもしれない。
特に、どれもスカパーにチャンネルを持つサービスなので、料金プランを値上げせずに、モバキャスでも同じチャンネルが見られるなら、視聴者は増えそうなので、どういう料金体系になるのかが注目だろう。
一方で、受信端末については、新しい機種で予約録画機能が搭載され始めたのは大変いいことだが、一向に、ドコモ以外から対応端末が出る感じがしないのは致命的だ。
ソフトバンクやauが出してくれないなら、キャリアに紐付かないモバキャス端末、特に、車載端末やアダプタを発売することも必要だろう。
また、このサービスの肝だった筈のダウンロード配信が、ほとんど有効活用されているように見えないのも、知恵が足りない感じだ。
先日白ロムを購入したシャープのスマホ「SH-6E」は、モバキャス対応なのだが、白ロムだとSIMカードを挿していないので、モバキャスは無料チャンネルでさえ見られない。
ドコモを解約しても、NOTTVを見続けたい人はいるだろう。いや、むしろ解約してから、家に置きっぱなしにして、安定した受信環境で、予約録画やダウンロードに使いたいと思う人は多いかもしれない。
だとすると、これは機会損失だろう。
もっとも、一番の問題は、NOTTVで、加入してまで見たい番組が、今のところあまりないことだ。
AKBの番組なんかは固定ファンがいそうだが、たとえAKBファンがこぞって契約したとしても、CDの売り上げを考えれば100万加入者がせいぜい。損益分岐点と言われている300万加入者までは、新たな魅力的なコンテンツが必要だろう。
このままでは、有料の契約者が増えるわけもない。
あまりに問題が多過ぎて、解決の妙案が見えないNOTTVでありモバキャスだが、設備投資が膨大なだけに、引くに引けない状況なのだろうな。
おそらく、資本金が底を尽くまで、このままいくだろう。
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放送開始から2年で放送サービスを終了したモバイル衛星放送「モバHO!」の二の舞にならなきゃいいのだが。
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