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ドライブシャフト駆動の自転車 [乗り物]

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ドライブシャフトにするだけで自転車ってこんなにスッキリするんだね : ギズモード・ジャパン

このニュースを読んで、ベルトがないドライブシャフト駆動の自転車という製品の存在を知った。
写真を見ても、スマートで格好いいな。

ベベルギヤ.JPG

構造的には、ペダルの動力を、後輪にベルトで伝えるのではなく、ドライブシャフトというギヤとシャフトで伝えるのが特徴で、チェーンのようにさびたり、切れたり、絡まったりすることがないので、メンテナンスが圧倒的に楽であるというメリットがある。

宣伝文句には、力のロスが少ないと書いてあることがあるが、これは力学的に見てウソ臭い。
ただ、剛性の低いチェーンによる駆動よりは、力の伝わるタイムラグは小さいはずであり、ペダルを漕いだときの力がダイレクトに伝わりやすいとは言えそうだ。

この記事では、自転車王国オランダの製品を紹介しているが、日本の丸石自転車や無印商品も出していたことがあるそうだ。ただ、あまり売れなかったそうで、すぐに製造中止になってしまったそうだ。

その原因としては、機構全体をしっかりと作らなければならないため、チェーン方式と比べて重くなることと、そして、その結果として、チェーン駆動の製品と比べて割高であることが挙げられるらしい。

また、シャフトドライブは機構的に3段以上の変速装置を組み込むことが現時点で難しいそうなので、私が思うに、一番の問題は、デザインや価格を考えると、スポーツサイクルの価格帯なのに、それに必要な変速機構がしょぼくなり、高級自転車としては、売りにくいことだろう。
逆に、一般ユーザーにアピールするには、値段が高過ぎる。

ただ、この自転車、メンテナンスフリーで長持ちするのは確かなので、いわゆるママチャリ形状で、同じくメンテナンスフリーなことで評判が高いブリジストンのベルトドライブ車並みにコストダウン(3万円台ぐらい)できさえすれば、日本でももっと売れる可能性はあると思うけどな。
どこかのメーカーが挑戦しないかな?

すらるど - 海外の反応 : 「日本のママチャリが世界に浸透中?」ママチャリに対する海外の反応

ところで、最近知ったのだが、水平フレームがなく、跨りやすいママチャリって、日本独自の自転車構造らしい。
なので、海外にはママチャリがないのだが、日本から輸入されたママチャリが、海外でも人気に火が付き始めているらしい。

確かに、特にイスラム圏の女性なんかは、衣装のせいで自転車がまたぎにくいから、ママチャリは便利だろうな。

しかも、記事によれば、フレーム一体型のキーロックとか、ダイナモライト、チェーンガード、ベル、前かご、後ろかご、子供を乗せたまま立てられるL型スタンドなんかも、海外では一般的ではないらしい。

ママチャリは、子育てママのために作られ進化した、まさに「ガラパゴス」な自転車だったのだが、それが今になって、海外で評価されるというのは、面白いことだな。

ただ、こういった話、最近、異常に多いな。

日本の製品を、「ガラパゴス」だと言って小馬鹿にしていた人は、それによって何も生み出さなかった。
しかし、今クールジャパンとして注目されているのは、そのとことんこだわって「ガラパゴス」的に進化した製品たちだ。
その先進性が理解される努力をすれば、海外で売れそうな製品は他にももっとありそう。
これからは、そうした製品たちを世界にアピールして、ばんばん売っていくために努力した方が、有益だろうな。

追記)調べたら、石丸サイクルから、この秋ドライブシャフト駆動の自転車の新製品が出るようだ。

関連記事:
ブリジストン自転車「アルベルト」 | トドのつまりは・・・ - 楽天ブログ





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