
Intel「RealSense 3Dカメラ」は思いの外凄かった [パソコン]
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富士通、国内初のRealSense搭載23型液晶一体型PCなど秋冬モデル - PC Watch
富士通のPCの新製品情報を読んでいて、「国内初となるIntel RealSenseカメラ内蔵」というキーワードが引っかかった。
名前は聞いたことがあったが、Intelが何か3Dスキャンできるカメラを開発している、ぐらいしか知らず、ほとんど注目もしていなかったのだが、実際に、製品に内蔵されたと聞いて、内容を調べてみたら、思いの外、凄いカメラであることが分かった。
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まず、意外なのは、この「RealSenseカメラ」、現時点では、内蔵モジュールのみしか発売されておらず、一般の人が買えるようなUSB接続の周辺機器としてのカメラは、来年まで待たねばならないこと。
しかも、組み込んだパソコンの価格を安くしたかったのか、このモジュールが、Intelとしてはほとんど儲けがないぐらい安価にメーカーに提供されているらしいのだ。Intelとしては、CPUビジネスとは大違いだな。
ただ、センサーからのデータ処理はCPUで行うので、CPUの処理負荷は重そう。
現状、実際の富士通のパソコンは、Core i7のモデルにしか搭載されてない。
このカメラを普及させ、新しいニーズを発掘することで、Intelの高価なCPUを売りたいという戦略なのだろう。
仕様については、詳細は公開されていないが、赤外線プロジェクタ、2Dカメラ、赤外線カメラ、RGBカメラで構成されており、必要なベゼル幅は10円玉の半分~3分の2程度と非常にコンパクトで、従来のノートパソコンのディスプレイの上側の内蔵カメラの代わりに、できるだけ内蔵できるよう配慮されているようだ。
開発者向けに、「RealSenseソフトウェア開発キット」が提供され、Windows版パブリックベータが第3四半期に提供開始予定。
また、今後はAndroid対応のSDKの提供も検討しているそうだ。
最新のSDKによれば、3Dスキャンにより、手や指は22のトラッキング点を認識し、指の関節1つ1つを認識でき、顔は78のトラッキング点が認識できて、顔の輪郭や目、眉の動きなどをトラッキングできるというから、コンパクトな割にはなかなかの精度。
ただ、製品の性格からは、近距離で頭程度の大きさまでをスキャンする、あたりがターゲットか。
距離を離して、大きなものをスキャンしたときに、どこまで奥行を認識できるかは、よく分からない。
一方で驚くのは、SDKには感情を読み取る機能が含まれており、この表情のデータから感情を特定できるほか、カメラが高性能化したことで皮下血管の動きも読み取ることができ、脈拍測定や感情判定に使えるらしいのだ。
さらには、独自の音声認識コマンドや、プログラマによるオリジナルジェスチャーの定義などもでき、しゃべり+ジェスチャーにより、何かの操作を行うこともできるようになるらしい。
カメラに対応したソフトウェアも40社以上が製品を発売予定で、日本の開発会社を含め、まだ公表できないソフトウェアメーカーからも登場する見込みとしている。
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なお、インテルは、RealSenseのアプリケーション開発コンテストを、昨年に続き実施する。
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昨年のコンテストでは、日本の「株式会社しくみデザイン」が、何も触れずに体を動かすだけで演奏できる「新世代楽器」でグランプリを受賞。
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HMD「Oculus Rift」の開発キットでも、日本だけから独自性のあるアプリが続々登場し、最新キットは日本最優先で出荷されているという話があったが、どうやらこうした方面の発想力は、日本人は才能があるらしい。
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しかも、組み込んだパソコンの価格を安くしたかったのか、このモジュールが、Intelとしてはほとんど儲けがないぐらい安価にメーカーに提供されているらしいのだ。Intelとしては、CPUビジネスとは大違いだな。
ただ、センサーからのデータ処理はCPUで行うので、CPUの処理負荷は重そう。
現状、実際の富士通のパソコンは、Core i7のモデルにしか搭載されてない。
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仕様については、詳細は公開されていないが、赤外線プロジェクタ、2Dカメラ、赤外線カメラ、RGBカメラで構成されており、必要なベゼル幅は10円玉の半分~3分の2程度と非常にコンパクトで、従来のノートパソコンのディスプレイの上側の内蔵カメラの代わりに、できるだけ内蔵できるよう配慮されているようだ。
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ただ、製品の性格からは、近距離で頭程度の大きさまでをスキャンする、あたりがターゲットか。
距離を離して、大きなものをスキャンしたときに、どこまで奥行を認識できるかは、よく分からない。
一方で驚くのは、SDKには感情を読み取る機能が含まれており、この表情のデータから感情を特定できるほか、カメラが高性能化したことで皮下血管の動きも読み取ることができ、脈拍測定や感情判定に使えるらしいのだ。
さらには、独自の音声認識コマンドや、プログラマによるオリジナルジェスチャーの定義などもでき、しゃべり+ジェスチャーにより、何かの操作を行うこともできるようになるらしい。
カメラに対応したソフトウェアも40社以上が製品を発売予定で、日本の開発会社を含め、まだ公表できないソフトウェアメーカーからも登場する見込みとしている。
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