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「ハイブリッド給湯・暖房システム」について考える(2) [エネルギー]

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世間的には、省エネの給湯システムとしては、エネファーム、エコウィル、エコジョーズ、エコキュートの4つが有名だが、「ハイブリッド給湯・暖房システム」は、そのどれとも違う第5の方式になる。

そこで、「ハイブリッド給湯・暖房システム」について語る前に、まずは他の4つの方式についておさらいしておきたい。

エネファーム?エコウィル?エコジョーズ?エコキュート?: 太陽光発電は損か?得か?元が取れるか?

エコキュートは、ヒートポンプというエアコンでも使われる方式を使い、高い効率と安い深夜電力を活用して、お湯を作って貯める方式で、太陽光発電と組み合わせ、オール電化住宅で使用されていることが多い。
初期費用も以前は高かったが、参入メーカーも多く、オール電化では他に選択肢がないこともあって、実質60万円程度まで下がってきてはいる。ただ、併用する太陽光発電の初期費用と併せると、それなりの費用は掛かる。
エネルギー削減率は30%程度と割とよく、10年以内に初期費用が回収できそうなゾーンに入りつつあるが、オール電化で、専用の料金プランが前提になることが、気になる人も多いだろう。
奥さんも、自宅のエネルギー源を、現時点で電気のみに絞るのは絶対反対なので、現状我が家は、エコキュートへの切り替えは考えていない。

一方、エネファーム、エコウィル、エコジョーズは、ガスを使う。

エコジョーズは、従来のガス給湯器の排熱を再利用することで、熱効率を上げたもので、エネルギー削減率も15%程度が限度。
ただ、初期費用も安いため、5~7年で初期費用は回収できるようだ。
また、長年使ったガス給湯器が壊れた時に、エコジョーズ給湯器に交換するケースも多く、その場合、通常のガス給湯器との価格差分だけを考えれば、実質的に1~2年で元が取れてしまうことになるから、もはや、旧タイプのガス給湯器を敢えて買う意味はなくなりつつある。

エネファームは、ガスの成分を使って燃料電池で、エコウィルはガスエンジンを使って、それぞれ発電を行い、その際発生する熱でお湯も同時に作る。
どちらも、給湯だけでなく、発電も兼ねている点が特徴で、電力会社の電気使用量は減る代わりに、ガス使用量は上がる。

エコウィルは、初期費用はエコキュートより少し高い程度だが、エネルギー削減率が20%程度とエコキュートには劣る。
一方、エネファームは、燃料電池のおかげで、エコキュートを上回るエネルギー削減率を実現できるが、初期費用が200万円程度とまだまだ高額なため、10年間で初期費用を回収するのは、まだ難しい状況だ。
しかも、エネファームの寿命は10年~長くても15年程度しかないらしく、寿命が尽きるのが早過ぎるため、減価償却後に、本当にお得になる期間も短か過ぎる。

いずれも、ガス会社で優遇料金プランもあるのだが、ここまで書いた理由もあって、エネファーム、エコウィル共に、エコキュート程は普及が進んでいるとは言えない。

エネファームの見積もり:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

我が家でも、東京ガスの代理店で、エネファームの見積もりを取ってみたことがあるが、もともと家族4人の割には、ガス使用量は少なめらしく、元を取るのは難しそうな試算となった。

なので、もし、今のガス給湯器が壊れたら、選択肢は、効果も小さいが初期費用が安く、確実に早く初期費用が回収できるエコジョーズしかないな、というのが、我が家の結論となっていた。

関連記事:
「ハイブリッド給湯・暖房システム」について考える(1):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
「ハイブリッド給湯・暖房システム」について考える(3):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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