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白物家電はロボットの時代へ? [白物家電]

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白物家電というと、既に枯れた市場と言われ、何度ももうこれ以上の発展はないと言われながらも、新たなアイデアで、何度となくヒット商品を生み出し、復活し続けてきた。

戦後、白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれ、皆がローンを組んでも買い、高度成長期には、カラーテレビ・クーラー (エアコン)・自動車が「3C」 と呼ばれて普及。
最近では、デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビが「デジタル三種の神器」などと呼ばれたり、食器洗い乾燥機・IHクッキングヒーター・生ゴミ処理機が「キッチン三種の神器」と呼ばれたり、食器洗い乾燥機・薄型テレビ・カメラ付携帯電話が「新三種の神器」などと呼ばれたが、特に白物家電という分野に限れば、どんどんヒット商品が小粒になり、先細り感は否めなかった。

そこに、新しい火をつけたのは、大手家電メーカーではなく、海外の家電メーカーで、お掃除ロボット、油を使わず揚げ物を作る調理器や、家庭用製麺機、布団専用掃除機など、新しい機能や、狭い分野に特化した新しい白物家電が続々発売され、再び活況を呈している。

そんな流れを俯瞰で見ていると、今後の白物家電の進む道が見えつつある気がしてきた。
そのキーワードは、「ロボット」じゃないだろうか。

ご存知の通り、「お掃除ロボット」は、既に売れる製品になり、製品の数も急激に増えつつある。

最新のエアコンを見ていても、温度センサーどころか、CCDセンサーまで持ち、温度分布に加え、形状や動きまで認識し、それが物なのか、人なのか、動物なのかまで認識した上で、集中的にそこにフラップを向け、冷暖房を行い、人がいなくなったと認識したら冷暖房を止めたりする製品まで出てきている。
ここまで来たら、「空調ロボット」と言っても過言ではない気がする。

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家電製品ミニレビュー - かき混ぜながら「炒める/揚げる/煮込む」の3役をこなす自動調理ロボ! - 家電 Watch

また、先日ご紹介したように、こんな「自動調理ロボット」とも言える製品まで発売されている。

そう考えると、今後ヒットする白物家電は、「お掃除ロボット」「空調ロボット」「調理ロボット」の「3R」だ、なんてことを提唱しても、外れていないと思えるぐらいだ。

もちろん、ロボット化の流れは、これにとどまらない。

既に、自動車の次の技術テーマは、自動運転の実現に注目が集まるが、これはまさに「運転ロボット」である。
まさに、自動車業界への家電的アプローチと言えるかもしれない。

東芝、スーパーで自宅の冷蔵庫の中身が確認できる「家電コンシェルジュ」サービス開始 - 家電Watch

CCDカメラを内蔵し、スマホから中が見られる冷蔵庫を東芝が出していた気がするが、一歩進めば、冷蔵庫の在庫を画像認識して、在庫管理してくれて、調理レシピまで考えてくれる「ロボット冷蔵庫」なるものも出てきそうだ。

既に乾燥までは自動で行える洗濯乾燥機だが、その後工程として、「洗濯物の折り畳みロボット」もあってもいいだろう。実用化まで先が長そうだが。

そう考えると、これからの家電の進むべき道(トレンド)は、「家事ロボット」なのかもしれない。

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