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「MXQ Pro TV Box」は使い物にならないな [ネット家電]

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Android STB「MXQ Pro TV Box」に、動画配信やメディアプレーヤーのアプリをインストールするなどして、カスタマイズを始めたが、いろいろ問題が発生し、頭を抱えている。

(1)動作が不安定
特に、Kodiアプリは、最初から、設定変更程度の操作中に突然OSのリブートが掛かる現象が、何度も起きていて、使い物にならない。
それ以外の操作中も、アプリをインストールし続けていたら、頻繁にOSのリブートが発生するようになり、現状、Android起動後、ランチャーメニューでカーソルを少し動かした程度で再起動がかかる状態になってしまった(操作しないとリブートはしない)。
通常、Androidではアプリの不具合だけでは、OSはリブートしない。アプリを操作していてOSがリブートするというのは、アプリが使用するOSのAPIの内部実装に問題があって、OSカーネルレベルで処理続行できなくなるケースと思われる。
それが頻発するいうことは、製品として、Android OSやデバイスドライバの実装品質に問題がある可能性が高い。

(2)シャットダウンができない
どうやらこの製品も、Nexus Player同様、リモコンで電源をOFFにしても、Androidをシャットダウンしている訳ではなく、スリープさせているだけのようだ。
だから、再度電源ボタンを押すと、直ちにランチャーメニューが立ち上がる。それは快適でいい。
しかし、いわゆるシャットダウンの操作手段は、Nexus Player同様、用意されていないようで、シャットダウンするにはACアダプタを抜くしかない。
「MXQ Pro TV Box」のファームウェアが完全にバグフリーであればいいのだが、そんなことはなく、問題が起きた時に、安全に再起動できないというのは、本当にいいのかな?と思う。

(3)Bluetoothデバイスを認識しない
汎用アプリが操作しやすいように、Bluetooth接続のエアマウスをペアリングしようとしたのだが、手元にある2機種とも、「MXQ Pro TV Box」が認識してくれない。
エアマウスだけでなく、それ以外のヘッドホンやスピーカーも試したが、BluetoothをONに切り替えても、認識してくれないので、故障しているとしか思えないのだが・・・
USBドングルで接続するタイプのワイヤレス・エアマウスを使うしかないのかな。

(4)「TVer」アプリがハングアップ
民放の無料見逃し配信の「TVer」アプリは、GooglePlayからインストールできたのだが、起動すると、起動画面を表示したまま、何も受け付けない状態になった。テレビに繋いで、是非使いたいアプリの一つなのに、とても残念だ。

(5)YouTubeアプリがまともに操作できない
YouTubeアプリを、付属リモコンで操作しようとすると、通常モードでは操作できず、マウスモードにすれば操作できるようになるが、マウスモードでも、グラブスクロールができないため、上下スクロールができない場面が多々ある。
操作には、グラブスクロールが可能なエアマウスが必須だ。

(6)「Townky Beam」アプリでDTCP-IPが使えない
「Townky Beam」アプリは、インストールできて、DLNAクライアントとしては動作するものの、WoooのHDD上の放送の録画番組は表示されず、再生は行えなかった。多分DTCP-IP機能は動作していないようだ。

(7)動作が重い
ハードウェア性能は悪くない筈なのだが、標準のランチャーメニューが、シンプルな機能の割に重く、レスポンスがよくない。
また、ソフトキーボードもレスポンスが鈍く、カーソルが遅れて動く感じになるため、しばしば間違えて文字を選択してしまい、イライラさせられる。

(8)内蔵ストレージの不足
アプリのインストールエリアの容量が、一通りの使いたい動画関連アプリをインストールし終えた時点で、残り2GB強となっており、今後のアプリ更新で、すぐに残容量不足にならないか心配だ。

(9)付属リモコンのマウスモードのカーソル移動速度
付属リモコンのマウスモードでは、カーソルボタンを押し続けると一応カーソルの動きは加速されるのだが、それでも画面の解像度の高さに対してカーソルの動きが遅過ぎ、使っていてかったるい。

(10)イーサネット接続が突然使えなくなる
この端末、設定でWi-Fiを無効化すると自動的にイーサネット接続になり、Wi-Fiを有効にすると、イーサネット接続されていても無視され、強制的にWi-Fiで接続するのだが、基本、接続が安定すると思って、イーサネットで接続をしている。
ところが、この状態でしばらく使っていると突然ネットに接続できなくなるのだ。しかも、ネットワークの設定を見ても、正しくIPも取れて接続されているにもかかわらずだ。一度この状態に陥ると、LANケーブルを抜き差ししたりしても復活せず、電源を入れ直さないと再び接続できなくなる。しかも、またしばらくイーサネットを使っていると接続不能状態が再発するから、困ってしまう。
逆に、Wi-Fi接続は安定していて、今のところ、イーサネット接続のような突然接続できなくなるような現象は起きていないため、今は、基本的にWi-Fi接続にしている。

もちろん、AVコーデックのサポート範囲が広いとか、HDMI-CECコマンドへの対応するなど、「A1000G QUAD」より勝る面もあるのだが、上に列挙したような問題点が多すぎて、現時点で、「A1000G QUAD」の代わりに使うことは、諦めつつある。

今後の、システムやアプリのバージョンアップで解消される問題点もあると期待して、しばらくは様子見で「MXQ Pro TV Box」はテスト利用を続けるが、当面、メインのAndroid STBとしては「A1000G QUAD」を使い続けるしかなさそうだ。

結論としては、5,000円を切る激安価格ながら4k対応ということで期待した「MXQ Pro TV Box」だったが、実際に使ってみたら、完成度が低過ぎて、現時点で皆さまにお勧めできる商品とは言えないと思う。

関連記事:
Android STB「MXQ Pro TV Box」の初期設定:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

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