
9万円を切る3Dプリント/スキャン/レーザー刻印が可能な複合機 [工具]
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パーソナル向け3Dプリンタが、なかなか一般に普及する兆しが見えない中、XYZプリンティングが孤軍奮闘している感がある。
XYZプリンティング、9万円を切る3Dプリント/スキャン/レーザー刻印が可能な複合機 - PC Watch
今回新たに発表されたのは、3Dプリント/3Dスキャン/レーザー刻印が可能な複合機「ダヴィンチ Jr. 1.0 3in1」で、価格は89,800円。対応OSはWindows 7以降、およびMac OS X 10.8以降とのこと。
本体サイズは420×430×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15kgと、これまでの「ダヴィンチ Jr.」シリーズの筐体サイズをそのまま継承。奥行を、一般家庭の家具の奥行である450mmに収まる430mmに抑え、家庭向けにポップなデザインとなっている。
「ダヴィンチ Jr.」シリーズは、これまで、3Dプリンタ単体の「ダヴィンチ Jr. 」(49,800円)、3Dプリント/スキャンが可能な複合機「ダヴィンチ Jr. w」(59,800円)が発売されていたが、今回の新製品は、それにさらにレーザー刻印機能を追加したものとなる。
レーザー刻印機能は、紙/木材/革などの素材にレーザーで繊細な図形やイラストを描ける機能だが、何故か3DプリントしたPLA樹脂にレーザー刻印ができるとは、どこにも書かれていない。
もし、できないのなら、商品としてわざわざ一体化する意味があったのか、疑問だな。
しかも、 レーザー刻印を行うためには、オプションのレーザーモジュール(発売日/価格未定)を購入して取り付ける必要があり、下手すると実際の価格は10万円を超えるのではないかと思われる。
レーザー刻印を使わないなら「ダヴィンチ Jr. w」で十分なはずであり、なぜこのような肝心の差別化機能をオプション化したのか、理解に苦しむ。
このオプションのレーザーモジューを除いたとしても、「ダヴィンチ Jr. w」との価格差は3万円もあり、それが、レーザー刻印機能用のレーザーモジュールを取り付けられるというだけでは、この価格差は納得できないだろう。
パーソナル向け3Dプリンタに対して、XYZプリンティングの行ってきた努力は理解してるつもりだが、今回の新製品は、どう見ても迷走しているようにしか見えない。
こうした製品が複合機化するのは、普通のプリンタの流れを見ても、歴史の必然かもしれないが、どうせ複合機化するなら、きちんと意味のある機能の複合を考えて欲しい。
すなわち、
(1)機能Aと機能Bが単独で使える上に、機能A+機能Bで、これまでにない便利な新機能が使える
(2)機能Aと機能Bは、ハードウェアの共通部分が多く、一体化することで、それぞれ単体の機器より値段が下げられる
(3)機能Aと機能Bを、それぞれ単体の機器とするよりも、一体化すると大幅に省スペースになる
といったメリットだ。
「ダヴィンチ Jr. 1.0 3in1」のレーザー刻印機能は、どのメリットがあるのだろうか? 残念ながら、私には見えない。
関連記事:
3Dプリンタ、そろそろ本気で買おうかな?:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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今回新たに発表されたのは、3Dプリント/3Dスキャン/レーザー刻印が可能な複合機「ダヴィンチ Jr. 1.0 3in1」で、価格は89,800円。対応OSはWindows 7以降、およびMac OS X 10.8以降とのこと。
本体サイズは420×430×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15kgと、これまでの「ダヴィンチ Jr.」シリーズの筐体サイズをそのまま継承。奥行を、一般家庭の家具の奥行である450mmに収まる430mmに抑え、家庭向けにポップなデザインとなっている。
「ダヴィンチ Jr.」シリーズは、これまで、3Dプリンタ単体の「ダヴィンチ Jr. 」(49,800円)、3Dプリント/スキャンが可能な複合機「ダヴィンチ Jr. w」(59,800円)が発売されていたが、今回の新製品は、それにさらにレーザー刻印機能を追加したものとなる。
レーザー刻印機能は、紙/木材/革などの素材にレーザーで繊細な図形やイラストを描ける機能だが、何故か3DプリントしたPLA樹脂にレーザー刻印ができるとは、どこにも書かれていない。
もし、できないのなら、商品としてわざわざ一体化する意味があったのか、疑問だな。
しかも、 レーザー刻印を行うためには、オプションのレーザーモジュール(発売日/価格未定)を購入して取り付ける必要があり、下手すると実際の価格は10万円を超えるのではないかと思われる。
レーザー刻印を使わないなら「ダヴィンチ Jr. w」で十分なはずであり、なぜこのような肝心の差別化機能をオプション化したのか、理解に苦しむ。
このオプションのレーザーモジューを除いたとしても、「ダヴィンチ Jr. w」との価格差は3万円もあり、それが、レーザー刻印機能用のレーザーモジュールを取り付けられるというだけでは、この価格差は納得できないだろう。
パーソナル向け3Dプリンタに対して、XYZプリンティングの行ってきた努力は理解してるつもりだが、今回の新製品は、どう見ても迷走しているようにしか見えない。
こうした製品が複合機化するのは、普通のプリンタの流れを見ても、歴史の必然かもしれないが、どうせ複合機化するなら、きちんと意味のある機能の複合を考えて欲しい。
すなわち、
(1)機能Aと機能Bが単独で使える上に、機能A+機能Bで、これまでにない便利な新機能が使える
(2)機能Aと機能Bは、ハードウェアの共通部分が多く、一体化することで、それぞれ単体の機器より値段が下げられる
(3)機能Aと機能Bを、それぞれ単体の機器とするよりも、一体化すると大幅に省スペースになる
といったメリットだ。
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