
「Xbox One S」の狙いはどこに? [ゲーム機]
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速報:Xbox One S発表。4K BD&HDR対応、歴代最小、新型コントローラ付属で299ドル - Engadget Japanese
4KでゲームができるXbox Oneの最上位「Project Scorpio」'17年末登場 - AV Watch
マイクロソフトが、据え置き型ゲーム機「Xbox One」のアップグレードモデル「Xbox One S」を発売するそうだ。
価格が299ドルからと、「Xbox One」より下げられており、「Xbox One」の上記モデルというよりは、「Xbox One」の後継機種なのかもしれない。
黒いイメージの「Xbox One」に対し、「Xbox One S」は白を基調とし、ACアダプタも内蔵されて、サイズも40%小型化されており、大幅にダウンサイジングされた。
内蔵HDDは、従来1TBが最大だったが、2TBモデルも用意され、倍増となった。
機能面では、4KやHDRの映像出力にも対応し、Blu-rayソフトやNetflix、Amazonビデオなどの映像を4K解像度で出力する事ができるとおことで、おそらくHDMI出力端子が、HDMI 2.0規格と著作権保護のHDCP 2.2に対応したことが言いたいのだろう。
コントローラーも刷新され、Bluetoothによるワイヤレス接続に対応し、Windows PCなどとも接続できるという。
サービス面では、Xbox Liveの新機能として、次の機能がアナウンスされた。
・「Xbox Anywhere」:Windows PCとXbox Oneでゲームプレイを連携できる
・ゲームをプレイしながら、バックグラウンドで音楽を流せる機能
・音声認識機能付きのアシスタント機能「Cortana」が利用できるようになる
・共にゲームを楽しむプレーヤーを探す機能が強化される
値下げされ、性能や機能はアップということで、単体として見ればお得感はあるが、今後出るPS4.5の予想スペックを見る限り、これで「Xbox One S」が逆転できるほどの新製品とは見えない。
まず、せっかく4Kの映像出力に対応したのに、PS4.5ではサポートする予定のUHD BDソフトの再生には対応しないようだ。
UHD BDプレーヤー自体、パナソニック、サムスンしか発売しておらず、マイクロソフト自体もBDの規格化団体に関与していない状況で、ソニーに先駆けてUHD BDプレーヤーソフトを搭載することは無理なのは、マイクロソフトの弱みではある。
ただ、PS4.5対策として、後からでもソフトベンダーに作らせて、UHD BDには対応してくるだろうな。
PS4.5ではメインの訴求点となっているHMDへの対応についても、今回明らかになっていない。そもそも、 Kinectが受けていい気になっていたマイクロソフトは、HMDでは後手に回り、未だにHMDに対して明確なスタンスを打ち出せていないのは厳しい。
Kinect専用ポートも「Xbox One S」ではとうとう廃止され、マイクロソフトとして、今後提供する新しいUI体験をどう考えるのか、ますます見えなくなった。
4kやHDR対応についても、PS4.5と違い、対応するのはあくまでビデオ再生のみであり、4kゲームに対応するとは一言も掛かれていない。
おそらく、SoCのCPUや3Dエンジン自体は、今回アップグレードされておらず、SoCの動画デコーダだけが4kやHDRに対応するようアップグレードされただけなのだと思われる。
ということで、「Xbox One S」は、PS4に対する挽回策ではあるが、今後出るらしいPS4.5への対抗策ではないのは明らかだ。
モンスター級のハイスペック新型Xbox「Project Scorpio」が発表、4Kゲーム&VRに対応 - GIGAZINE
では、マイクロソフトが、PS4.5の対抗策は全く考えていないかというと、そうではないらしく、「Project Scorpio」というのがそれに該当するらしい。
詳細の仕様はまだ明らかになっていないが、Xbox Oneとの互換性があり、Xbox One向けのゲームをプレイできるということから、「Xbox One」の上位機という位置づけなのは間違いない。
プロセッサは8コアで、GPUコアの理論演算性能値は6TFLOPSに達し、「Xbox One」の1.31TFLOPSの4倍以上に達する。
これは、フルHD 120fpsのVR映像どころか、4K/60fpsの3Dゲームが実装可能な性能と言える。
PS4.5の予測スペックは、プロセッサは8コアで、GPUコアの理論演算性能値は4.2TFLOPSだったから、「Project Scorpio」の方がGPUはワンランク上の性能と言えるようだ。
PS4.5が、フルHD 120fpsのVR映像をメインに狙って、PS4の2倍の3D性能を確保したのに対し、「Project Scorpio」は、おそらくVR対応だけでなく、4K/60fpsの3Dゲームにも対応可能とすることで、PS4.5との差別化を図る戦略なのだろう。
ただし、発売時期は2017年ホリデーシーズン(12月)というから、かなり先。
後出しで性能がいいのは当たり前であり、PS4.5の噂が出始めて、慌てて企画を立ち上げた感がアリアリだな。
「Project Scorpio」を発表したことで初めて見えてきたのは、マイクロソフトもVR対応は一応やるが、それよりは4Kゲームを主眼に置いて、ソニーとの直接対決を避ける方針なのかもしれない、という雰囲気だ。
ただし、4kゲームをしたければ、「Xbox One」を「Project Scorpio」に買い替える必要があり、それはそれなりの出費だし、大前提として4kテレビを持っている必要があり、そこでユーザー層も限られる。
一方で、ソニーも、「PS4」に「PlayStation VR」を買い足すと、こちらも「Project Scorpio」以上の出費になるだろう。
いずれにせよ、それなりにコストはかかるだけに、4kやVRといった新フィーチャーが、そのコストアップに見合うものなのかが、市場で冷静に見られることだろうな。
個人的には、ゲームが4kになったから面白くなるとは思っていないので、「Project Scorpio」にはあまり興味ないなぁ。
【追記】
【西田宗千佳のRandomTracking】ついに小型化し、Ultra HD Blu-ray対応。「Xbox One S」に迫る - AV Watch
こちらの記事によれば、UHD Blu-rayの再生には最初から対応するようだ。
関連記事:
スペックや発売時期は?新型本体「PS4.5/PS 4K」の気になる噂まとめ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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4KでゲームができるXbox Oneの最上位「Project Scorpio」'17年末登場 - AV Watch
マイクロソフトが、据え置き型ゲーム機「Xbox One」のアップグレードモデル「Xbox One S」を発売するそうだ。
価格が299ドルからと、「Xbox One」より下げられており、「Xbox One」の上記モデルというよりは、「Xbox One」の後継機種なのかもしれない。
黒いイメージの「Xbox One」に対し、「Xbox One S」は白を基調とし、ACアダプタも内蔵されて、サイズも40%小型化されており、大幅にダウンサイジングされた。
内蔵HDDは、従来1TBが最大だったが、2TBモデルも用意され、倍増となった。
機能面では、4KやHDRの映像出力にも対応し、Blu-rayソフトやNetflix、Amazonビデオなどの映像を4K解像度で出力する事ができるとおことで、おそらくHDMI出力端子が、HDMI 2.0規格と著作権保護のHDCP 2.2に対応したことが言いたいのだろう。
コントローラーも刷新され、Bluetoothによるワイヤレス接続に対応し、Windows PCなどとも接続できるという。
サービス面では、Xbox Liveの新機能として、次の機能がアナウンスされた。
・「Xbox Anywhere」:Windows PCとXbox Oneでゲームプレイを連携できる
・ゲームをプレイしながら、バックグラウンドで音楽を流せる機能
・音声認識機能付きのアシスタント機能「Cortana」が利用できるようになる
・共にゲームを楽しむプレーヤーを探す機能が強化される
値下げされ、性能や機能はアップということで、単体として見ればお得感はあるが、今後出るPS4.5の予想スペックを見る限り、これで「Xbox One S」が逆転できるほどの新製品とは見えない。
まず、せっかく4Kの映像出力に対応したのに、PS4.5ではサポートする予定のUHD BDソフトの再生には対応しないようだ。
UHD BDプレーヤー自体、パナソニック、サムスンしか発売しておらず、マイクロソフト自体もBDの規格化団体に関与していない状況で、ソニーに先駆けてUHD BDプレーヤーソフトを搭載することは無理なのは、マイクロソフトの弱みではある。
ただ、PS4.5対策として、後からでもソフトベンダーに作らせて、UHD BDには対応してくるだろうな。
PS4.5ではメインの訴求点となっているHMDへの対応についても、今回明らかになっていない。そもそも、 Kinectが受けていい気になっていたマイクロソフトは、HMDでは後手に回り、未だにHMDに対して明確なスタンスを打ち出せていないのは厳しい。
Kinect専用ポートも「Xbox One S」ではとうとう廃止され、マイクロソフトとして、今後提供する新しいUI体験をどう考えるのか、ますます見えなくなった。
4kやHDR対応についても、PS4.5と違い、対応するのはあくまでビデオ再生のみであり、4kゲームに対応するとは一言も掛かれていない。
おそらく、SoCのCPUや3Dエンジン自体は、今回アップグレードされておらず、SoCの動画デコーダだけが4kやHDRに対応するようアップグレードされただけなのだと思われる。
ということで、「Xbox One S」は、PS4に対する挽回策ではあるが、今後出るらしいPS4.5への対抗策ではないのは明らかだ。
モンスター級のハイスペック新型Xbox「Project Scorpio」が発表、4Kゲーム&VRに対応 - GIGAZINE
では、マイクロソフトが、PS4.5の対抗策は全く考えていないかというと、そうではないらしく、「Project Scorpio」というのがそれに該当するらしい。
詳細の仕様はまだ明らかになっていないが、Xbox Oneとの互換性があり、Xbox One向けのゲームをプレイできるということから、「Xbox One」の上位機という位置づけなのは間違いない。
プロセッサは8コアで、GPUコアの理論演算性能値は6TFLOPSに達し、「Xbox One」の1.31TFLOPSの4倍以上に達する。
これは、フルHD 120fpsのVR映像どころか、4K/60fpsの3Dゲームが実装可能な性能と言える。
PS4.5の予測スペックは、プロセッサは8コアで、GPUコアの理論演算性能値は4.2TFLOPSだったから、「Project Scorpio」の方がGPUはワンランク上の性能と言えるようだ。
PS4.5が、フルHD 120fpsのVR映像をメインに狙って、PS4の2倍の3D性能を確保したのに対し、「Project Scorpio」は、おそらくVR対応だけでなく、4K/60fpsの3Dゲームにも対応可能とすることで、PS4.5との差別化を図る戦略なのだろう。
ただし、発売時期は2017年ホリデーシーズン(12月)というから、かなり先。
後出しで性能がいいのは当たり前であり、PS4.5の噂が出始めて、慌てて企画を立ち上げた感がアリアリだな。
「Project Scorpio」を発表したことで初めて見えてきたのは、マイクロソフトもVR対応は一応やるが、それよりは4Kゲームを主眼に置いて、ソニーとの直接対決を避ける方針なのかもしれない、という雰囲気だ。
ただし、4kゲームをしたければ、「Xbox One」を「Project Scorpio」に買い替える必要があり、それはそれなりの出費だし、大前提として4kテレビを持っている必要があり、そこでユーザー層も限られる。
一方で、ソニーも、「PS4」に「PlayStation VR」を買い足すと、こちらも「Project Scorpio」以上の出費になるだろう。
いずれにせよ、それなりにコストはかかるだけに、4kやVRといった新フィーチャーが、そのコストアップに見合うものなのかが、市場で冷静に見られることだろうな。
個人的には、ゲームが4kになったから面白くなるとは思っていないので、「Project Scorpio」にはあまり興味ないなぁ。
【追記】
【西田宗千佳のRandomTracking】ついに小型化し、Ultra HD Blu-ray対応。「Xbox One S」に迫る - AV Watch
こちらの記事によれば、UHD Blu-rayの再生には最初から対応するようだ。
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