
2016年末商戦向けプリンタの新製品(2) その他 [パソコン周辺機器]
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年末商戦向けに、家庭用のプリンタやプリンタ複合機の新製品が、各社からは発表が相次いでいるが、内容的には、エプソン以外は詳しくご紹介する程のものは見当たらないので、まとめてご紹介したい。
箱形デザイン復活で省スペース、キヤノン「新PIXUS」 - 日経トレンディネット
まず、キヤノンの今年の年末商戦向けインクジェット複合機「PIXUS」は、4年ぶりに角ばった箱型デザインに一新された。
従来モデルで省略されていた背面給紙も復活され、前面カセットのA4普通紙をセットしたまま、背面トレイに写真用紙をセットし、デジカメ写真をプリントできるようになったが、それは改悪されたのが元に戻っただけとも言える。
プリント後に原稿を取り忘れた際に警告音を鳴らす機能が追加されたのがハード的には新しいが、それ以外は、スマホ用アプリ「PIXUS Atelier PRINT」が機能アップしたぐらいで、デザイン以外は正直変わり映えはしない。
プレミアムモデル「PIXUS TS9030」のほか、「PIXUS TS8030」「PIXUS TS6030」「PIXUS TS5030」がラインナップされ、「PIXUS TS9030」は液晶画面が大きい以外「PIXUS TS8030」と変わらないため、「PIXUS TS8030」がコストパフォーマンスが一番よい気がする。
ちょっと面白いのは、今回、写真用紙はとして、新たにスクエアサイズの光沢紙を用意すること。
これは、インスタグラムなどで1:1比率の写真を撮る人が増えたことを受け、そうした写真を上下や左右が切れることなくプリントできるようにするために用意したという。ただし、この用紙サイズが使えるのは、新製品のみで従来モデルでは使えないそうだ。
おそらく、新しい用紙に適切に縁なし印刷するためのファームが組まれていない、みたいな理由だろうか。
こういう新機能が、ソフトがガチガチに作り込まれているがゆえに、過去の製品が対応できないあたりは、いかにも日本メーカーらしいところだな。
日本HP、印刷速度を向上したビジネス向け省スペースA4複合機「OfficeJet 250 Mobile AiO」 - ITmedia PC USER
日本HPは、9月下旬から、A4カラー対応のインクジェット複合機「OfficeJet 250 Mobile AiO」を発売する。直販サイト「Directplus」での販売価格は3万4800円(税別)。
日本HPは、家庭用プリンタの新製品は基本的に春に発売するようなので、秋はこれだけみたい。しかも、家庭用ではない。
これは、従来モデル「HP OfficeJet 150 Mobile AiO」のマイナーチェンジ。
省スペース設計のA4インクジェット複合機で、別売バッテリーの装着によりモバイル駆動にも対応する。
従来モデル比で約2倍の印刷速度を実現したのが一番の改良点か。
印刷コストが半分になるブラザーの複合機は誰に得か - 日経トレンディネット
ブラザーからは、A4カラー対応のインクジェット複合機「PRIVIO DCP-J983N」が、8月上旬に発売されたが、
ブラザー、A4インクジェットプリンタ「PRIVIO」2016年モデル5機種を発表 - ITmedia PC USER
さらに、9月下旬には、「PRIVIO」シリーズの新モデル計5機種が発売される。
「DCP-J983N」は、従来機種の横幅からは2cmのサイズアップのみで、ブラックは約6倍、カラーは約2.5倍の大容量インクカートリッジを搭載し、従来比約2分の1の印刷コストを実現したのが特徴。それ以外は機能に違いはないようだ。
さらに、この機種のみ、この製品独自の1年間のメーカー保証期間が終了した後の2年間で1回使える無償修理サービスや、外出先でインク残量確認機能などの便利なサービス「Brother Online ハイプリ」が使える点は目新しい。
製品としての差別化が難しくなった今、こうしたコストやサービスでの差別化に進まざるを得ないのかもしれないな。実売価格は3万7670円となる見込みだが、この機種のみのサポートを考えれば、大量に印刷する方にとっては高くないかも。
後から発表された5機種は、「DCP-J968N-W/同-B」「DCP-J767N」「DCP-J567N」「MFC-J887N」で、予想実売価格はDCP-J968N-W/同-Bが1万9500円、DCP-J767Nが1万7500円、DCP-J567Nが1万4500円、MFC-J887Nが2万4000円(税別)だが、スペック的にはほぼ昨年モデルを継承しており、違いといえば、スマートフォン用アプリ「Brother 年賀状プリント」の機能が強化され、撮影した写真をフォトアルバムとして閲覧できるQRコード出力に対応しているというぐらいみたい。
「DCP-J983N」には付帯する2年間の無償修理サービスや、「Brother Online ハイプリ」サービスについても、これらの5機種では利用できない。
「Brother 年賀状プリント」アプリは従来機でも使えるだろうから、それ以外の新製品については、新製品が出てから、安くなった旧モデルを買う方がお得度は高いと思うな。
さて、全体的に見ると、今年は、エプソンとブラザーから、印刷コストを抑える方向性のプリンタが発売されたが、互換インク対策には常に悩んでいる各社だけに、この方向性の新製品は今後増えそうだな。
関連記事:
2016年末商戦向けプリンタの新製品(1) エプソン:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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年末商戦向けに、家庭用のプリンタやプリンタ複合機の新製品が、各社からは発表が相次いでいるが、内容的には、エプソン以外は詳しくご紹介する程のものは見当たらないので、まとめてご紹介したい。
箱形デザイン復活で省スペース、キヤノン「新PIXUS」 - 日経トレンディネット
まず、キヤノンの今年の年末商戦向けインクジェット複合機「PIXUS」は、4年ぶりに角ばった箱型デザインに一新された。
従来モデルで省略されていた背面給紙も復活され、前面カセットのA4普通紙をセットしたまま、背面トレイに写真用紙をセットし、デジカメ写真をプリントできるようになったが、それは改悪されたのが元に戻っただけとも言える。
プリント後に原稿を取り忘れた際に警告音を鳴らす機能が追加されたのがハード的には新しいが、それ以外は、スマホ用アプリ「PIXUS Atelier PRINT」が機能アップしたぐらいで、デザイン以外は正直変わり映えはしない。
プレミアムモデル「PIXUS TS9030」のほか、「PIXUS TS8030」「PIXUS TS6030」「PIXUS TS5030」がラインナップされ、「PIXUS TS9030」は液晶画面が大きい以外「PIXUS TS8030」と変わらないため、「PIXUS TS8030」がコストパフォーマンスが一番よい気がする。
ちょっと面白いのは、今回、写真用紙はとして、新たにスクエアサイズの光沢紙を用意すること。
これは、インスタグラムなどで1:1比率の写真を撮る人が増えたことを受け、そうした写真を上下や左右が切れることなくプリントできるようにするために用意したという。ただし、この用紙サイズが使えるのは、新製品のみで従来モデルでは使えないそうだ。
おそらく、新しい用紙に適切に縁なし印刷するためのファームが組まれていない、みたいな理由だろうか。
こういう新機能が、ソフトがガチガチに作り込まれているがゆえに、過去の製品が対応できないあたりは、いかにも日本メーカーらしいところだな。
日本HP、印刷速度を向上したビジネス向け省スペースA4複合機「OfficeJet 250 Mobile AiO」 - ITmedia PC USER
日本HPは、9月下旬から、A4カラー対応のインクジェット複合機「OfficeJet 250 Mobile AiO」を発売する。直販サイト「Directplus」での販売価格は3万4800円(税別)。
日本HPは、家庭用プリンタの新製品は基本的に春に発売するようなので、秋はこれだけみたい。しかも、家庭用ではない。
これは、従来モデル「HP OfficeJet 150 Mobile AiO」のマイナーチェンジ。
省スペース設計のA4インクジェット複合機で、別売バッテリーの装着によりモバイル駆動にも対応する。
従来モデル比で約2倍の印刷速度を実現したのが一番の改良点か。
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ブラザーからは、A4カラー対応のインクジェット複合機「PRIVIO DCP-J983N」が、8月上旬に発売されたが、
ブラザー、A4インクジェットプリンタ「PRIVIO」2016年モデル5機種を発表 - ITmedia PC USER
さらに、9月下旬には、「PRIVIO」シリーズの新モデル計5機種が発売される。
「DCP-J983N」は、従来機種の横幅からは2cmのサイズアップのみで、ブラックは約6倍、カラーは約2.5倍の大容量インクカートリッジを搭載し、従来比約2分の1の印刷コストを実現したのが特徴。それ以外は機能に違いはないようだ。
さらに、この機種のみ、この製品独自の1年間のメーカー保証期間が終了した後の2年間で1回使える無償修理サービスや、外出先でインク残量確認機能などの便利なサービス「Brother Online ハイプリ」が使える点は目新しい。
製品としての差別化が難しくなった今、こうしたコストやサービスでの差別化に進まざるを得ないのかもしれないな。実売価格は3万7670円となる見込みだが、この機種のみのサポートを考えれば、大量に印刷する方にとっては高くないかも。
後から発表された5機種は、「DCP-J968N-W/同-B」「DCP-J767N」「DCP-J567N」「MFC-J887N」で、予想実売価格はDCP-J968N-W/同-Bが1万9500円、DCP-J767Nが1万7500円、DCP-J567Nが1万4500円、MFC-J887Nが2万4000円(税別)だが、スペック的にはほぼ昨年モデルを継承しており、違いといえば、スマートフォン用アプリ「Brother 年賀状プリント」の機能が強化され、撮影した写真をフォトアルバムとして閲覧できるQRコード出力に対応しているというぐらいみたい。
「DCP-J983N」には付帯する2年間の無償修理サービスや、「Brother Online ハイプリ」サービスについても、これらの5機種では利用できない。
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「Brother 年賀状プリント」アプリは従来機でも使えるだろうから、それ以外の新製品については、新製品が出てから、安くなった旧モデルを買う方がお得度は高いと思うな。
さて、全体的に見ると、今年は、エプソンとブラザーから、印刷コストを抑える方向性のプリンタが発売されたが、互換インク対策には常に悩んでいる各社だけに、この方向性の新製品は今後増えそうだな。
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