「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」を日本限定発売 [電子書籍]
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講談社のAmazon抗議文書に見る、電子書籍ビジネスの行方 | DIGIDAY[日本版]
日本でもスタートしたAmazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で、講談社などの人気コンテンツが突如削除され、出版社が抗議するなどトラブルが生じているが、この原因の元はといえば、日本の電子書籍市場が、他の国とは異質で、全ページ画像でデータ量も多いマンガ本が主体であることに端を発している。
マンガだと、活字本に比べて読む速度が格段に速いので、一人あたりの読書冊数がやたら多くなり、出版社に支払う料金が想定外に膨れ上がってしまったらしい。
それなのに、他の国の料金体系の設定を日本に持ってきてしまったので、採算が合わなくなったのが、今回のトラブルの元だと言える。
この日本特有の電子書籍におけるマンガ問題は、日本に初めて進出の時から、Amazonにとって悩ましい問題のようで、3G通信内蔵のKindle Readerでは、通常Amazonで購入した電子書籍は、通信料金無料でダウンロードができるのだが、日本に限っては、マンガ本について無料通信の対象外となり、Wi-Fiでしかダウンロードできない。
これも、マンガ本のデータ量が膨大で、あまりにパケットを消費し過ぎて採算が取れないためだったという。
これまで、あくまでグローバルビジネスにこだわり、全世界統一のビジネスモデルや端末を押し付けてきたAmazonだが、とうとうローカルな日本固有の市場形態を認めた上で、本格的な対策を打ってきたのが、今回発売される「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」で、その意味で注目だろう。
ニッポンだけのKindleが登場、「Paperwhite 32GB マンガモデル」 - ケータイ Watch
電子書籍端末「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」は、日本限定発売で、出荷開始は10月21日。価格は1万6280円(税込、プライム会員は4000円割引)とのこと。
従来の「Kindle Paperwhite」は、内蔵ストレージが4GBで、14,280円だったので、2,000円の価格アップで容量がこれだけ増えるなら、コストパフォーマンスは高い。
これにより、約700冊のマンガ本を保存可能となり、従来モデルでは不可能であった「こち亀」や「ゴルゴ13」を全巻ダウンロードして読む、なんてことも楽々できるようになる。
さらに、ファームウェアもアップグレードされ、従来よりもページめくりの速度が33%アップした「快速ページターン機能」や、「連続ページターン機能」が追加され、ページを次々とめくる漫画作品が読みやすい操作性を実現したという。
また、見開きページでの表示も可能になり、ピンチ(つまむ)、ズーム(拡大)、パン(移動)といった操作で、細かな描画も楽しめるようになるそうだ。
しかもこのファームウェア更新は、既存のKindle、Kindle Paperwhite(第6世代以降)、Kindle Voyage、Kindle Oasis向けにも、10月下旬以降に提供されるという。
Amazon Kindle Voyageの感想:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
私は個人的に「Amazon Kindle Voyage」を、既に持っていて、内蔵ストレージが足らないことには、ずっと悩まされており、仕方ないので、マンガ本に関してはなるべくmicroSDカードに保存できる楽天Koboで購入するようになっていただけに、このマンガモデルの誕生は物凄く悔しいな。
もうちょっと待てばよかった。
ただ、Amazonのようなグローバル企業が、日本だけに向けて、これだけ特殊な機能を作り込むというだけでも異例のことで、面白い現象ではある。
それとも、これだけ作り込むからには、Netflixが日本のアニメを本気で全世界に配信しようとしているのと同じように、Amazonとして、今後、日本のマンガ本をグローバル市場に向けて売り込む気でも、あるのだろうか。
その意味でも、今後のAmazonの動きが楽しみだな。
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マンガだと、活字本に比べて読む速度が格段に速いので、一人あたりの読書冊数がやたら多くなり、出版社に支払う料金が想定外に膨れ上がってしまったらしい。
それなのに、他の国の料金体系の設定を日本に持ってきてしまったので、採算が合わなくなったのが、今回のトラブルの元だと言える。
この日本特有の電子書籍におけるマンガ問題は、日本に初めて進出の時から、Amazonにとって悩ましい問題のようで、3G通信内蔵のKindle Readerでは、通常Amazonで購入した電子書籍は、通信料金無料でダウンロードができるのだが、日本に限っては、マンガ本について無料通信の対象外となり、Wi-Fiでしかダウンロードできない。
これも、マンガ本のデータ量が膨大で、あまりにパケットを消費し過ぎて採算が取れないためだったという。
これまで、あくまでグローバルビジネスにこだわり、全世界統一のビジネスモデルや端末を押し付けてきたAmazonだが、とうとうローカルな日本固有の市場形態を認めた上で、本格的な対策を打ってきたのが、今回発売される「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」で、その意味で注目だろう。
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従来の「Kindle Paperwhite」は、内蔵ストレージが4GBで、14,280円だったので、2,000円の価格アップで容量がこれだけ増えるなら、コストパフォーマンスは高い。
これにより、約700冊のマンガ本を保存可能となり、従来モデルでは不可能であった「こち亀」や「ゴルゴ13」を全巻ダウンロードして読む、なんてことも楽々できるようになる。
さらに、ファームウェアもアップグレードされ、従来よりもページめくりの速度が33%アップした「快速ページターン機能」や、「連続ページターン機能」が追加され、ページを次々とめくる漫画作品が読みやすい操作性を実現したという。
また、見開きページでの表示も可能になり、ピンチ(つまむ)、ズーム(拡大)、パン(移動)といった操作で、細かな描画も楽しめるようになるそうだ。
しかもこのファームウェア更新は、既存のKindle、Kindle Paperwhite(第6世代以降)、Kindle Voyage、Kindle Oasis向けにも、10月下旬以降に提供されるという。
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もうちょっと待てばよかった。
ただ、Amazonのようなグローバル企業が、日本だけに向けて、これだけ特殊な機能を作り込むというだけでも異例のことで、面白い現象ではある。
それとも、これだけ作り込むからには、Netflixが日本のアニメを本気で全世界に配信しようとしているのと同じように、Amazonとして、今後、日本のマンガ本をグローバル市場に向けて売り込む気でも、あるのだろうか。
その意味でも、今後のAmazonの動きが楽しみだな。
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