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auの2017春の新製品、新サービス発表会に腹が立っている [携帯キャリア]

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大手キャリアの先陣を切って、KDDI(au)が、2017年1月11日に、春の新製品、新サービス発表会を行ったが、正直、個人的には全く面白くなかった。

「auの学割天国」は月額3GB~20GBで4段階の定額、月額2980円~ - ケータイ Watch

春の商戦ということで、「auの学割天国」という新たな学割料金っプランやキャンペーンが発表された。
auにとって、学生の顧客獲得は非常に重要なのはわかるが、ここ数年、その偏重ぶりが酷過ぎる。
今回の発表も、私のような普通の社会人には全く無関係で、興味を持ちようがない。
まさに「釣った魚にはエサはやらない」姿勢のようだ。

あんしんサービスやコト消費も進化「auスマートパスプレミアム」月額499円で登場 - ケータイ Watch

新たなサービスとしては、「auスマートパス」のサービスをアップグレードしたという「auスマートパスプレミアム」が発表された。
利用料は月額税抜499円で、スタートキャンペーンとして5月31日までに加入すると、2017年12月までは利用料が月額372円になり、学割のユーザーは12月まで無料になるそうだ。
サービス内容としては、auスマートパスで提供されている内容に加え、毎日特典を用意した「auエブリデイ」、あんしんサービスとして「データ復旧サポート」「Wi-Fiセキュリティ」が提供されるそうだが、正直、どれもイラネ。

au、2017年春モデルを発表 - ケータイ Watch

新モデルについては、フィーチャーフォン型端末「TORQUE X01」1機種、スマートフォンが「rafre KYV40」「miraie f」「AQUOS SERIE mini SHV38」の3機種、データ通信端末が、モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」、家庭用Wi-Fiルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」の2機種、そのほかに家庭用NAS「Qua station」1機種、合計7製品が発表された。

この中で一番注目は、フィーチャーフォン型端末(ガラホ)では、久々の折りたたみ型タフネスケータイ「TORQUE X01」だろうな。

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6年ぶりに復活のタフネスケータイ「TORQUE X01」 - ケータイ Watch

GooglePlayには非対応だが、ガラホとしてフルスペックと言っていい上に、タフネスさは「TORQUE G02」などよりもさらに強化された。指名買いが多そうな機種だ。

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自分専用の1TBストレージ、LTE対応のNAS「Qua station」 - ケータイ Watch

一方、さっぱり存在意義が理解できないのが、LTE対応のNAS「Qua station」。

LTEに対応し、1TBの2.5インチHDDを搭載したNASということで家庭向けに静かなのと、動画のトランスコーダーを内蔵しているのが、目に付いた特徴。

ところが、それ以外のスペックを見ていて、驚きの表現が続々出てくる。

・クライアントとして動作対象になるスマートフォンは、auの対象機種のみで、5台までしか登録できない
・マルチユーザーの利用は想定されておらず、パソコンOSや高機能なNASのように、ログインするユーザーごとの保護されたフォルダといった機能は用意されない
・パソコンでは外出先から「Qua station」にアクセスはできない
・LTEによるインターネット接続機能も搭載しているが、外出先からスマホで自宅に設置したQua stationにアクセスすると、倍の量のパケットを消費する
・auのスマートフォンなどを契約し、その副回線として使っても、月額300円が必要
・Qua station側のLTE回線は外部からの接続時の認証にも使われるため、LTEの契約を解除すると、外部からのアクセスができなくなる

価格は未定とのことだが、世の中には、リモートアクセス機能を持つNASなんて、掃いて捨てるほどあり、そうした製品には、上記のような制限は全くない。
auで契約した端末でしか使えないNASなんて、誰が使うのだ?

また、そもそも、このようなNASでLTEを使える意義も不明。バッテリー内蔵で持ち歩けるなら別だが、そうではない。
このNASを家で固定回線代わりに使うための、安価な使い放題プランが用意されるわけでもなく、それで誰が使うというのだ。
本当に全く何を目的として発売したのが分からない製品だな。

ということで、この春のauの新製品発表会は、最初から最後まで、自分にとって全く無価値でつまらない内容であった。
今回の施策で、学生がMVNO事業者に行かないように、繋ぎ止められる自信があるのかもしれないが、逆に、それ以外のユーザーで、反発も感じる人も多いだろう。
私自身、今回の発表会の内容を見て、auスマートバリューのメリットを捨ててでも、家族全員をMVNO事業者に移行する決心がついたな。
キャリアメールも、LINEで代用できる時代になったし、MVNO事業者との毎月の料金の差を埋めるほどのメリットは、もうauにないもの。

関連記事:
我が家でもそろそろMVNOに乗りかえるべきか?:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
ソフトバンクとauの2016-2017年冬春モデル:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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