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電子ペーパー搭載2画面Andoridスマホ [スマートフォン]

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2画面スマホMEDIAS Wの2画面はこう使うのだ - 週刊アスキー

2画面スマホというと、日本でもNECから「MEDIAS W」という機種が出たことがあるが、今一つ使い道がうまく提示されておらず、単発で終わってしまった。
しかし、最近、新しいタイプの2画面スマホが、少し盛り上がりつつあるようだ。

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ロシア企業の2画面Androidスマートフォン「YotaPhone 2」 開封の儀&ファーストインプレッション | juggly.cn

yotaphone2 YD206 レビュー 背面ペーパーディスプレイが優秀!

ロシアの端末メーカーYota Devices社は、欧州などで2016年12月に、E-Inkの電子ペーパーディスプレイを搭載したAndroidスマホ「Yota Phone 2」を発売した。1年前に「Yota Phone」が出ているが、その改良モデルとも言えるもので、E-Ink画面がタッチパネル化されたのが、一番の改良点。
現時点で、AliExpressなどで112ドルぐらいからで買えるから、値段も安い。

その値段の割に、E-Ink搭載という特徴を除いても、スペックも悪くなく、

・前面ディスプレイ:5インチSuper AMOLED(1,920×1,080ピクセル)
・背面ディスプレイ:4.7インチE-Inkディスプレイ(960×540ピクセル)
・SoC:Snapdragon 801 2.26GHz クアッドコアプロセッサ
・RAM:2GB
・ROM:32GB
・カメラ:背面800万画素、前面210万画素
・バッテリー:2,500mAh、Qi規格ワイヤレス充電可能
・通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.0、NFC
・サイズ/重量:69.4(W)×8.95(D)×144.9(H)mm、145g

と、スペックはミッドレンジ並み。というより、発売当初は、まさに2万円台のミッドレンジとして発売されたのだが、発売からしばらく経ち、値段が下がって1万円台で買えるようになっているらしい。

ちなみに、海外向けでは、ミッドレンジで、ディスプレイ解像度が1,920×1,080ピクセルというのはむしろ珍しいぐらい。
前面、背面両方のディスプレイもタッチスクリーン(マルチタッチ)を搭載していて、Androidのアプリが表示、操作できる。
ネットワーク対応についても、いくつかのモデルバリエーションがあり、選べばドコモ網でも使えるモデルはあるようだ。
OSは、Android 4.4.3(KitKat)で、今となっては古めではあるが、この値段なら、面白い存在だ。
ただ、4.7インチでqHD解像度のE-inkで電子書籍を読むのは、活字なら文字を大きくすればいいけど、マンガは文字が小さくなり過ぎてキツい。

もうちょっと大きなディスプレイのモデルがないものかと検索してみたら、あった。

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blog of mobile ≫ Blog Archive ≫ ハイセンスが両面ディスプレイのスマートフォンHisense A2を公開

中国のHisenseという、日本でもテレビが売られているのを見かける家電メーカーが、「Hisense A2 (海信A2)」を発表したようだ。
この製品も、前面に有機ELディスプレイを搭載し、背面は電子ペーパーディスプレイを搭載するというから、コンセプトが似ている。
それでいてスペック的には、ほとんどすべての点で「YotaPhone 2」を上回っていてる。

・前面ディスプレイ:約5.5インチFHD(1920x1080ピクセル)有機EL
・背面ディスプレイ:約5.17インチqHD(960x540ピクセル)電子ペーパー
・OS:Android 6.0.1(Marshmallow)
・RAM:4GBで
・ROM:64GB
・SoC:オクタコア最大1.4GHz
・カメラ:背面約1600万画素CMOS、前面約500万画素CMOS
・バッテリー:3000mAh
・その他:指紋認証センサを搭載

不明な点も多いが、通信は4G LTEやWi-Fiに対応する。
現時点では、中国向けに製品が発表されている模様で、2017年3月1日に販売を開始するとのことだったが、現時点で購入できるサイトは見つけられない。
価格は2,999人民元(約49,000円)だというから、「YotaPhone 2」に比べるとかなり高いな。
また、値段が高い割に、電子ペーパーのサイズや解像度は大差なく、マンガが読めるレベルにはないのは同じで、萎える。

ところで、こうした2画面スマホが続々出てきた理由だが、電子ペーパーの方が、文字を読むことに限っては、読みやすいことがまず理由にあるのだろう。
ただ、電子ペーパーはモノクロだし、反応も悪いので、単独で搭載すると、汎用のAndroidスマホとしては、使い物にならない。
そのため、まずはメインには液晶や有機ELのディスプレイを搭載して、通常のスマホとして不自由なく使えるようにした上で、電子ペーパーが活きるアプリでは、電子ペーパーを使ってもらおう、というコンセプトで、裏面に電子ペーパーを搭載したのだと思う。

ただ、2画面を搭載すると、どうしても本体が厚くなるため、前面ディスプレイには、液晶画面より原理的に薄い有機ELを、両製品とも使ったようだ。
電子ペーパー自体も、液晶画面に比べて薄いので、2画面にしても、「YotaPhone 2」で8.95mmと実用的に妥当な厚みに収まっているようだ。
ただし、現時点では、電子ペーパーの技術的限界で、駆動回路をディスプレイの周辺に配置するため、エッジレス化の技術が進む液晶や有機ELに比べて、同じ筐体でも搭載できる画面サイズは、どうしても一回り小さくなってしまう。
こうしたコンセプトの製品では悩ましいところだな。

ということで、面白いコンセプトの商品だとは思うが、未だ手を出せずにいる。
「YotaPhone 2」は、値段も安くなっているので、遊びで買ってみてもいいんだけどね。

関連記事:
E-inkディスプレイ搭載のAndoridタブレット:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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