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E-ink搭載2画面スマホ「YotaPhone 2」が予想外にいい [スマートフォン]

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ロシア企業の2画面Androidスマートフォン「YotaPhone 2」 開封の儀&ファーストインプレッション | juggly.cn

AliExpressで購入したE-ink搭載2画面スマホ「YotaPhone 2」は、既に家に届いていていたのだが、レポートが遅くなってしまった。遅まきながら、レポートしたい。

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付属品は、取扱説明書と、ACアダプタ(TypeCの中国仕様)、USBケーブル、マイク付きイヤホン、交換用イヤーパッド10個、SIMカードイジェクトピン。
ACアダプタは、日本では使えないが、変換アダプタを使えば、日本でも使える。
私の場合は、Xperia miniに付属の変換アダプタがあったので、これで日本形式に変換できた。
また、充電端子はmicroUSBなので、普通の転がっているmicroUSBのACアダプタを使えばいい。
ワイヤレス充電Qiも使えるから、こちらを使ってもいいかも。

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開梱後、梱包材を片付けていたら、隙間からこんなものが出てきた。
お店の方で、オマケで添付してくれたらしい。ミニタッチペン、スマホ用吸盤、クリーニングクロス、ケーブルリールが入っており、高いものではないが、ちょっとした心遣いではあるな。

E-ink背面ディスプレイ搭載スマホ「YotaPhone 2」が爆発的人気 - GIGAZINE

1.5万円もしない価格だったのに、SoCは、Qualcomm Snapdragon 801(2.2GHz4コア)というミッドレンジクラス、RAM 2GB、内蔵ストレージ 32GBと、必要十分な基本性能。
前面ディスプレイも、5インチでフルHD(1920×1080ドット)有機ELというのは、海外製品で、この価格では珍しい。
さらに、背面ディスプレイとして、4.7インチ(960×540ドット)のE-inkも搭載しながら、厚さを8.95mmに抑えていて、重さも145gと普通で、手に持った感じが、2面もディスプレイがある感じがしない。

バッテリー容量も2500mAhあって、普通にスマホとして一日使えるレベルにあるし、ワイヤレス給電Qi、NFCにも対応しており、Wi-FiもIEEE802.11 a/b/g/n/ac対応となっていて、メインディスプレイだけで使っていても、とても1万円台のスマホとは思えない。

そして、解像度が低いので、電子書籍用としては全く期待していなかったE-inkディスプレイだが、これが、思ったよりいい。

携帯電話のスタンバイ状態でのアラームというのは、昔から問題を抱えていて、時計やカレンダーを表示したり、メールやSMSの到着は、常時表示しておくと、発光型のディスプレイだと、どうしてもバッテリーを消費してしまうので、しばらく操作しないと消す、というのが通例だ。
ガラケー時代は、それでもメインディスプレイ以外に、折りたたんだ状態で表示できるサブディスプレイを用意し、開けなくても時計やメールの件数が読めるようになっていたが、これでさえ、常時点灯している機種は、電子ペーパーを搭載したごく一部の機種しかなかった。

この状況は、スマホ時代になってさらに悪化し、メインディスプレイ以外には、数個のLEDがある程度のハードウェアになってしまったため、常時時計を表示したりすることは不可能。
よく、「スマホを時計代わりにしているので、腕時計は使わない」という人は多いが、実際のところ、スマホを時計として使おうとすると、時刻を見るためにいちいち画面を表示させる必要があり、そんなに使い勝手はよくないのだ。

ところが、この「YotaPhone 2」は、背面に表示し続けるのにほとんど電力を消費しないE-inkを搭載し、ここに時計やら、カレンダーなど、様々な情報を常時表示できる。これが、常時表示していても、1週間以上バッテリーが持つのだ。
E-inkは自己発光しない反射型なので、暗闇では全く見えないが、寝室以外でこれで困ることはないし、むしろ、屋外では液晶画面などより、よっぽど見やすい。
しかも、「YotaPhone 2」はE-ink画面でも通常のAndroidアプリが動かせるので、例えば、Eメールが来たことを示すアイコンが表示されていたら、それをタップすれば、Eメールアプリが立ち上がり、Eメール自体をE-inkで読むことさえできてしまうのだ。

Webブラウザも、文字中心のサイトであれば、E-inkの方が圧倒的に読みやすい。Webブラウザで、電子書籍を読ませるサイトなんかも、最適だと思う。

音楽プレーヤーだって、E-inkディスプレイで表示すれば、圧倒的にバッテリー動作時間が伸びるし、音楽を聴いている間も、ずっと曲名などを表示し続けてくれること自体が、違和感があるぐらい新鮮。
こんなの、専用のポータブル音楽プレーヤーであるiPodやWalkmanでさえ、未だにできないのだから。

もちろん、E-inkはモノクロ16階調なので、アプリの配色によっては文字やボタンがよく見えないケースもあるだろうし、「YotaPhone 2」自体の問題で、E-ink画面で使うアプリYota-Hubで、日本語IMEが使えない。

またE-inkは、画面の更新頻度が多いと、急激に消費電力が増え、例えば動画を流し続けたりすると、液晶などよりむしろバッテリーが持たなくなる。
なので、E-ink画面に、時計を表示するにしろ、秒針や秒単位の時刻表示はない方がいいし、音楽プレーヤーもレベルメーターなどは、バッテリーの持ちを考えれば表示しない方がいい。

それでも、動画や写真を見るのでなければ、E-inkディスプレイで、大抵のことが済んでしまうというこの製品の特長は、画期的と言わざるを得ない。

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そして、E-inkだけでなく、有機ELとの2画面にしたのも正解。
もし、このスマホがE-inkディスプレイだけだったとしたら、Androidタブレット「ONYX BOOXシリーズ」を見ればわかるように、そもそもモノクロであるという問題や、そのレスポンスの悪さや、画面リフレッシュの目障りさなどで、酷評だったはず。

しかし、表面にはフルHDの有機ELディスプレイを搭載した上での、裏面のE-inkディスプレイであれば、そうしたクレームを回避できる。

それ以外にも、例えば、この製品、800万画素のリアカメラと、210万画素のフロントカメラを搭載していて、それ自体は大したスペックではないのだが、E-inkディスプレイで使用中は、800万画素のリアカメラがデフォルトでフロントカメラとして動作する。
自撮りしたいときは、E-ink側で撮影すれば高画質で撮影できる。さらには、動画撮影でも、フルHDで自撮りが出来たりするのが面白い。

「ポケモンGO:Pok?mon GO」のARモードでのプレイも可能です。

さらに、こちらの方によれば、「ポケモンGO」も動作するらしいのですが、ARモードをE-ink側でプレイすると、リアカメラが前を向いた状態で撮影された画像がARモードの画面に合成されることになり、ポケモンと自分を一緒に自撮りしたりもできるらしい。

予想外に使い勝手がいいし、使っていて面白いので、現在、サブのスマホとして今持ち歩いている白ロムの「DIGNO M」の代わりに、これを持ち歩こうかと思い始めている。
時計が常時表示できる、ってだけで、もう全然世界が違うんだもんな。

その前に、まずは、OSをAndroidを4.4から5.0にアップグレードしてしまおう。
本格的に使い始めた後に、アップグレードして、色々不具合が出たら嫌なので。

関連記事:
「YotaPhone 2」を買ってしまった:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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