SSブログ

au2017年夏モデルと「au HOME」って何だこれ? [ネット家電]

スポンサードリンク



au、2017年夏モデルを発表 - ケータイ Watch

au/KDDIが、2017年の夏モデルとして、スマートフォン4機種、フィーチャーフォン2機種を発表した。
すでに夏モデルとして、5月23日にグローバルモデルをベースとした3機種が発表済で、それを加えると、スマートフォンは合計7機種となる。
auは、ここ数年、シーズンごとの新モデルが5機種前後であることが多かったが、今回は、マートフォン7機種、タブレット1機種のNTTドコモを超える機種数となった。

スマホは、既に発表のグローバルモデルベースの3機種、Galaxy S8 SCV36、Galaxy S8+ SCV35、Xperia XZs SOV35に加え、オリジナルモデルが、AQUOS R SHV39、HTC U11 HTV33、TORQUE G03 KYV41、ua phone QXというラインナップ。
さらに、Androidベースのフィーチャーフォンとして、MARVERA KYF35と、かんたんケータイ KYF36が発売される。

今回は、あまり共通する新機能などはないようだが、個別のモデルを見ていくと、それぞれ何か特徴がある。

「HTC U11 HTV33」は、側面の感圧センサーによる「握るUI」、自動でユーザーの耳に合わせて音質調整を行い、ノイズキャンセリング機能も搭載するハイレゾ対応イヤホン、VRデバイス「LINK」の付属と、かなり尖ったモデルとなっている。
ただ、イヤホンジャックが非搭載となり、付属イヤホンは、USB Type-C端子に接続するという。これが市場でどう受け止められるだろうか。

「TORQUE G03」は、京セラ伝統のタフネススマホで、今回は、特にディスプレイガラスの強化に力が入っている模様。

「AQUOS R SHV39」は、120Hz駆動、HDR対応のIGZOディスプレイや、今夏モデル最速の下り最大590Mbps対応のほか、人工知能「エモパー」と連動して回転する充電台「ROBOQUL(ロボクル)」が同梱され、スマホが常に人の方を向いて対話ができるという。

「Qua phone QX」は、スマホ初心者でも通話がしやすい細かな工夫が満載なのが特徴。
フィーチャフォンからの乗り換えユーザーに分かりやすいよう、前面の液晶画面の下に電源ボタンがあるのは、ホームボタンと間違えそうで好みが分かれそうではある。

「MARVERA KYF35」は、Androidベースのフィーチャーフォンのハイエンドモデル。
ワンセグや、ワイドFM対応のFMラジオ受信機能を備えるが、イヤホンジャックが非搭載となり、FMアンテナは、充電端子に接続したMicro USBケーブルがアンテナ代わりになり、イヤホンで聞くには、別売のMicro USBからイヤフォン端子に変換するケーブルが必要になるというから、今一つ使い勝手は悪いし、わざわざそこまでしてFMラジオ機能は必要だったのかな?と思わざるを得ない。

l_ky_kddiIoT-01.jpg

KDDI田中社長が語ったau HOME、Google アシスタントとの連携 - ケータイ Watch

手軽に始められる見守りや防犯などのホームIoT、「au HOME」 - ケータイ Watch

さて、同時に発表されたサービス面では、「au HOME」という家庭向けIoTサービスを、7月下旬から提供するという。
当面、「auひかり」を契約しているユーザーが対象になり、利用料は月額税別490円。

外出先からスマホで自宅の状況を確認したり、子供の帰宅の通知、温度を確認して家電製品を操作したりすることが可能になるサービスで、日本語版の提供が開始された「Googleアシスタント」との連携も検討されているという。

対応するIoTデバイスは、窓の開閉センサー「開閉センサー 01」、窓の開閉と温湿度・照度センサー「マルチセンサー 01」、人感センサーと温度・湿度・照度センサーの「マルチセンサー 02」、鍵の開閉を検知するセンサー「鍵 開閉状況センサー 01」、「ネットワークカメラ 01」の5種類が用意される。
さらに、2017年の秋には赤外線リモコンと、コンセントに装着するスマートプラグなど、様々なセンサー、コントローラなどを追加する予定だそうだ。

「auひかり」のホームゲートウェイに、「Z-Wave」という方式で通信するアダプタ(USBドングル)を挿すことで、各種IoTデバイスと通信を行うというから、導入は手軽そうに見える。

しかし、これはうまくいくだろうか? 発表内容を読んでいて、非常に疑問が多い。

まず、こうした家電ネットワーク機能は、家電メーカー各社からも提供されており、その通信プロトコルも「Z-Wave」とは限らない。
例えば、「温度を確認して家電製品を操作」とは言っても、それに対応するためにエアコンをわざわざ買い替えなければならないのでは、話にならない。
せめて、各社エアコン用のプロトコル変換アダプタでも販売してくれないと、実現性が見えてこないだろう。

今回、具体的な提案がある機能でも、窓の開閉センサーなんかより、むしろ自動開閉機構付きの窓に交換するする方が大工事だし、そこが防犯の弱点になっても困るから追加の防犯対策も必要になり、トータルで相当なコストがかかるはず。

玄関鍵も、開閉状況センサーだけあっても何もできず、実際に鍵自体を遠隔操作可能な電子錠に交換する必要があり、そちらの方が遥かにお金がかかるはず。

そうしたセンサー以外の工事も含めトータルでシステムで提案し、その金額を示してもらえないと、誰も導入を考えられないと思うのだが、如何だろうか?

それなのに、センサー類を、ネット通販の「au WALLET Market」で買ってくれば、何か凄いことが簡単にできると思わせるような、今回の発表には、疑問を感じざるを得ない。

パナホーム、”ウェルネス”と”スマート”をより一層進化させたスマートハウス『エコ・コルディスII』を発売

パナソニックなんかも、こうしたIoT機能を家に組み込むことを進めているが、それはあくまで、パナホームと組んでの家づくりのコンサルテーションがベースにある。
それに比べて、KDDIは、家庭向けIoTサービスというものを、あまりに安易に考えていないだろうか?

関連記事:
auの2017春の新製品、新サービス発表会に腹が立っている:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

絵で見てわかるIoT/センサの仕組みと活用 [ NTTデータ ]
価格:2894円(税込、送料無料) (2017/5/30時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

勝者のIoT戦略
価格:1728円(税込、送料別) (2017/5/30時点)



ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ



スポンサードリンク




nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。