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マイクロソフトが新型ゲーム機「Xbox One X」発表 [ゲーム機]

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新型ゲーム機「Xbox One X」発表 ゲームも4K画質で - 日経トレンディネット

以前、「Project Scorpio」という開発コードでご紹介したことがある新型ゲーム機が、「Xbox One X」という名称で、正式に発表された。実施の発売は、11月7日とのことだ。

「PS4」との勝負で不利な状況になりつつある「Xbox One」の挽回策となるのだろうか? スペックを比べてみよう。

最強性能の新ハード『XboxOne X』とPS4 Proをスペック比較!これがマイクロソフトの本気だ!:はちま起稿

「PS4」は、その後、「PS4 Pro」という上位機が発売されており、「Xbox One X」はその対抗モデルと捉えられがちであるが、スペックをじっくり見れば「それは違う」と言っていいと思う。

「Xbox One X」と「PS4 Pro」のハードウェアスペックを単純に見比べると、「Xbox One X」の勝ちだ。

CPUコアは同等だがクロック周波数は「Xbox One X」の方が高く、RAM容量も12GBと8GBの「PS4 Pro」より多い。
光ドライブも通常のBDドライブを搭載する「PS4 Pro」に対し、Ultra HD BDドライブを搭載し、4K/HDR対応の市販のUltra HD Blu-ray Diskの再生が可能だ。
そして、何よりGPUの処理性能が、「PS4 Pro」が4.2TFLOPSであるのに対し、6TFLOPSと明らかに上回る。
とはいえ、これが「Xbox One X」専用コンテンツがバンバン出で来るほどの性能差かというと、そこまでの差ではない。
Ultra HD Blu-ray Diskだって、かなりニッチな存在で、PS2が一番安いDVDプレーヤーでもあったことがPS2の起爆剤になった時代とはもう違うだろう。

しかし、違った観点でハードウェアスペックを見ていくと、分かってくることがある。

ソニー「PS4.5」と任天堂「NX」の噂について:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

まず、ソニーがなぜ「PS4 Pro」を出したのか?を考えながら、「PS4」とのスペックを見比べると、

・CPUは8コアのままクロック周波数が1.6GHzから2.1GHzに向上
・メインメモリの8GB DDR5は変わらず
・GPU性能は1.84 TFLOPSから、2倍以上の4.2TFLOPSに向上

これらの性能向上は、「PlayStaion VR」を接続した場合に、ゲームの画質を落とさず、左右の映像をレンダリングすることを狙ったものと思われる。だから、GPU性能が2倍でいいのだ。
「PS4 Pro」でも一応4Kゲーム対応は謳ってはいるものの、対応は一部のゲームに留まる。
これは、現在のゲームを素直に4K化するには、GPU性能が足らない(本来は4倍欲しい)し、4K化によってテクスチャ用のメモリなどを増やしたいが、RAMが増えてないからだ。
このスペックでは、ゲーム側で工夫しないと、現状のゲームソフトを簡単には4K化できないのは明白だ。

それに対し、「Xbox One X」は、現状、VRデバイスの接続に対しては何もアナウンスがない一方、4K対応をメインに訴求している。

実際、「Xbox One X」のスペックを、「Xbox One」と比べてみると、

・CPUは8コアのままクロック周波数が1.75GHzから2.3GHzに向上
・メインメモリが8GBのDDR3から12GBのDDR5に、容量も速度も向上
・GPU性能は1.31 TFLOPSから、4倍以上の6TFLOPSに向上

GPU性能は「Xbox One」の4倍を超え、メインメモリも増量され、読み書き速度も向上しており、「Xbox One」のゲームを、工数を掛けずに4K化できるスペックと狙ったものと言えると思う。

NetflixやYouTubeの4K動画や、ソニーが対応してないUltra HD Blu-ray Diskの再生にも積極的に対応しているのも、4K/HDRで差別化しようという意図の表れだろう。

とはいえ、4Kテレビの普及率は、世界的に見ればまだまだ高いとは言えず、ゲームの4K化が、すぐに「Xbox One X」の起爆剤になるとは思えない。

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とはいえ、PS VRの出荷台数もまだ100万台。

『プレイステーション4』 世界累計実売台数6040万台を突破!ソフト販売本数は4億8780万本!! : オレ的ゲーム速報@刃

PS4本体の出荷台数は、同時期に6000万台を超えているので、普及率はたったの1.6%だ。
しかも、PS VRの品薄状態がなかなか解消しないのを見ると、PS VRが搭載する有機ELパネルの歩留まりがなかなか向上しないのかもしれない。

それよりは4Kテレビの普及は着実だ。初期の地デジテレビの寿命を10年と考えれば、買い替え需要は確実にあるからだ。
となると、中長期的に見れば、「Xbox One」が盛り返すことはあり得るだろう。

VRなのか、4K/HDRなのか、その決着がつくまではまだ数年はかかりそうだが、結局、(3Dの時と同様に)どちらもゲームの起爆剤にはならないと分かったら(その可能性は十分あると思っている)、性能は「Nintendo SWITCH」でも十分、あとはゲームの質次第、というところに競争原理が戻ってしまうかもしれないな。

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