「UQ mobile」と「ワイモバイル」はズルいのか!? [携帯キャリア]
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ワイモバイル、UQが急拡大 高まる批判と再編の必要性 - 日経トレンディネット
様々なMVNO事業者が乱立する中、KDDI傘下のUQコミュニケーションズが展開する「UQ mobile」とソフトバンクの「ワイモバイル」が、テレビでCMもバンバン流していて、知名度は群を抜いている。
UQ mobileとY!mobileは抜群の安定感 IIJmioの遅さに不安――「格安SIM」の実効速度を比較(au回線&Y!mobile5月編) (1/2) - ITmedia Mobile
また、実効速度の面でも、多くのMVNO事業者が、混雑する時間帯で大幅に速度を落としているのに対し、「UQ mobile」や「ワイモバイル」はあまり遅くならないとの評判があり、その面でも人気が高いようだ。
これに対し、「UQ mobile」「ワイモバイル」以外の独立系のMVNO事業者が、通信速度などネットワークの面で不公平があるのではないか?と批判する向きもあるという。
果たしてそうなのだろうか?
ずっと引っかかっているので、世間の意見とは違うが、ちょっと異なることを述べてみたい。
まず、「ワイモバイル」はそもそもMVNO事業者ではない。
自ら、今も旧ウィルコムのPHS網や旧イーモバイルの3G網を維持し、AGP+の4Gインフラを整備し続けている通信キャリアであり、AGP+については、親会社のソフトバンクモバイルに貸し出し、その代わりに、ソフトバンクの4G LTE網を借り受けている関係にある。
ソフトバンクモバイルが、AGP+について帯域制限を掛けてワイモバイルから借りているとは思えないから、逆に言えば、ワイモバイルもソフトバンクから4G LTE網を帯域制限なしで借りられているはずだ。
そりゃ、MVNO事業者より、「ワイモバイル」が早いのは当然。
ただ、ソフトバンクについては、MVNO事業者への回線貸出をずっと渋ってきた経緯があり、未だにソフトバンク網を使ったMVNO事業者はほとんどない。この点で、「ワイモバイル」が優位な地位を確立できているのも確かだろう。
その点での批判については、私も大いに賛同する。
一方、「UQ mobile」はauの回線を使ったMVNO事業だ。
しかしながら、この会社「UQ WiMAX」のサービスも持っており、こちらは、通信専用ではあるが、自らWiMAX2+のインフラを整備するキャリア事業である。
このWiMAX2+も、ソフトバンクのAGP+同様、auに、おそらく帯域無制限で貸し出して、収入を得ている。
そして、auでWiMAX2+が利用できる端末の利用者数は、auから回線を借りている「UQ mobile」の契約者数に比べれば圧倒的に多いはずだ。
であれば、WiMAX2+賃貸料の黒字を「UQ mobile」側に回せば、他の独立系MVNO事業者に比べ広い帯域を借りられるはずで、高速通信を提供できるのは当然とも言える。
他のau回線を用いたMVNOでは不可能なテザリングも「UQ mobile」では可能だが、WiMAX2+をauに帯域制限せずに貸しているのであれば、その逆の利益も享受していて不思議ではない。
つまり、「UQ mobile」も「ワイモバイル」自ら4G網を、お金を掛けて自ら整備するキャリア事業を手掛けており、その収益が見返りになって、独立系MVNO事業者より高い通信速度を実現する原因なのであれば、単なる通信帯域の商社でしかないMVNO事業者に文句を言われる筋合いはないということになる。
報道する側も、独立系MVNO事業者の一方的な不満を垂れ流すだけでなく、実効速度が違う具体的な理由について、もう少しまともに考察して書いて欲しいものだ。
ところで、最後に、UQコミュニケーションズに対する個人的な不満を書いておきたい。
WiMAX2+回線を、auに貸し出していることで、UQコミュニケーションズは莫大な収入を得ているはずだが、私のようにWiMAX2+契約しモバイルルータで利用している「UQ WiMAX」ユーザーにとっては、一向に利用料金が下がらない印象が強い。
その利益が「UQ mobile」のサービス向上にばかり使われているのだとしたら、ちょっと腹立たしい。
「UQ WiMAX」利用者にもちゃんと還元して欲しいな。
関連記事:
この「5時間プラン」ならWiMAX2+の代わりになるかも:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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これに対し、「UQ mobile」「ワイモバイル」以外の独立系のMVNO事業者が、通信速度などネットワークの面で不公平があるのではないか?と批判する向きもあるという。
果たしてそうなのだろうか?
ずっと引っかかっているので、世間の意見とは違うが、ちょっと異なることを述べてみたい。
まず、「ワイモバイル」はそもそもMVNO事業者ではない。
自ら、今も旧ウィルコムのPHS網や旧イーモバイルの3G網を維持し、AGP+の4Gインフラを整備し続けている通信キャリアであり、AGP+については、親会社のソフトバンクモバイルに貸し出し、その代わりに、ソフトバンクの4G LTE網を借り受けている関係にある。
ソフトバンクモバイルが、AGP+について帯域制限を掛けてワイモバイルから借りているとは思えないから、逆に言えば、ワイモバイルもソフトバンクから4G LTE網を帯域制限なしで借りられているはずだ。
そりゃ、MVNO事業者より、「ワイモバイル」が早いのは当然。
ただ、ソフトバンクについては、MVNO事業者への回線貸出をずっと渋ってきた経緯があり、未だにソフトバンク網を使ったMVNO事業者はほとんどない。この点で、「ワイモバイル」が優位な地位を確立できているのも確かだろう。
その点での批判については、私も大いに賛同する。
一方、「UQ mobile」はauの回線を使ったMVNO事業だ。
しかしながら、この会社「UQ WiMAX」のサービスも持っており、こちらは、通信専用ではあるが、自らWiMAX2+のインフラを整備するキャリア事業である。
このWiMAX2+も、ソフトバンクのAGP+同様、auに、おそらく帯域無制限で貸し出して、収入を得ている。
そして、auでWiMAX2+が利用できる端末の利用者数は、auから回線を借りている「UQ mobile」の契約者数に比べれば圧倒的に多いはずだ。
であれば、WiMAX2+賃貸料の黒字を「UQ mobile」側に回せば、他の独立系MVNO事業者に比べ広い帯域を借りられるはずで、高速通信を提供できるのは当然とも言える。
他のau回線を用いたMVNOでは不可能なテザリングも「UQ mobile」では可能だが、WiMAX2+をauに帯域制限せずに貸しているのであれば、その逆の利益も享受していて不思議ではない。
つまり、「UQ mobile」も「ワイモバイル」自ら4G網を、お金を掛けて自ら整備するキャリア事業を手掛けており、その収益が見返りになって、独立系MVNO事業者より高い通信速度を実現する原因なのであれば、単なる通信帯域の商社でしかないMVNO事業者に文句を言われる筋合いはないということになる。
報道する側も、独立系MVNO事業者の一方的な不満を垂れ流すだけでなく、実効速度が違う具体的な理由について、もう少しまともに考察して書いて欲しいものだ。
ところで、最後に、UQコミュニケーションズに対する個人的な不満を書いておきたい。
WiMAX2+回線を、auに貸し出していることで、UQコミュニケーションズは莫大な収入を得ているはずだが、私のようにWiMAX2+契約しモバイルルータで利用している「UQ WiMAX」ユーザーにとっては、一向に利用料金が下がらない印象が強い。
その利益が「UQ mobile」のサービス向上にばかり使われているのだとしたら、ちょっと腹立たしい。
「UQ WiMAX」利用者にもちゃんと還元して欲しいな。
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