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LINEからもスマートスピーカー「WAVE」が登場 [AV機器]

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スマートスピーカーが3社から勢揃い:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

先日、Amazon、Google、Appleの3社から、音声認識UIを持つスマートスピーカーが勢ぞろいしたというニュースをご紹介したが、さらに、意外なところから伏兵が登場してきた。

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LINE、スマートスピーカー「WAVE」発表。スマホの次のAI時代を担う。1.5万円 - AV Watch

LINEが、6月15日に、クラウドAIプラットフォーム「Clova(クローバ)」と、スマートスピーカー「WAVE」を発表したのだ。
価格は15,000円で、今秋発売するが、機能限定の先行販売版を、1万円で夏にも販売するという。

LINE Corporation | ホーム

LINEは、元々、韓国企業NAVERの日本子会社だったが、日本法人が始めた「LINE」事業が好調で、現在は、日本法人として一部上場も果たしているベンチャー企業だ。

ニュース - NHN Japanが「LINE」の新戦略を発表、プラットフォーム化やKDDIとの提携など:ITpro

この会社、2012年当時からプラットフォーム志向は強かったので、今回のようなクラウドAIプラットフォームや、スマートスピーカーを発表することはあっても不思議ではなかったのだが、Amazon、Google、Appleに比べれば、まだまだ世界的な事業規模も小さく、LINE単独でこうしたサービスを始めるとは思いもしなかった。

ただ、発表内容を詳しく読むと、核となる音声認識は自社開発している模様だが、音声合成に関しては、ヤマハと共同研究。

自社だけでなく、LGなど他社からのClova Insideのスピーカーなどが発売予定で、トヨタとは、Clovaを用いたコネクテッドカーの開発で協力するという。
また、ファミリーマートと、Clovaを用いた新たなコンビニエンスストア展開も行うということで、うまく他社と協業して、サービスの幅を広げようと工夫しているのは、自社で何でも完結させてしまいがちなAmazon、Google、Appleの3社とはスタンスが違う。

「この1年半で急速にワイヤレスオーディオが浸透した」、スマートスピーカー時代の覇権を狙うクアルコム - ケータイ Watch

スマートスピーカー「WAVE」のSoCには、Qualcomm APQ8009 Quadcore 1.3GHzを使用しており、Qualcomm自身も、「APQ8009」(Snapdragon 212)と「APQ8017」をスマートスピーカー向けに拡販する意向らしい。

LINEがスマートスピーカー「WAVE」をお披露目、今夏には1万円で先行版を販売 | TechCrunch Japan

「WAVE」は、Wi-FiおよびBluetoothに対応し、2.5インチウーファー+1インチ5ツイーターをそれぞれ2基搭載し、音楽配信サービス「LINE MUSIC」で提供する約4000万曲の楽曲を、音声操作で聴くことができる。

さらには、カジュアルな会話を楽しんだり、ニュースや天気などの情報を聞いたり、赤外線コントローラー対応の家電機器のON/OFF操作(国内主要家電メーカーを中心に2000メーカーに対応予定)をしたり、コミュニケーションアプリ「LINE」と連携して、メッセージの読み上げをはじめとした操作も可能になる予定だそうだ。
家電制御にしても、他社の家電品をどう制御するのかまだ見えない3社に対し、どうやら「LINE」はLGとの連携を進めているようなので、さらに具体的な制御に発展しそうだ。
それは、トヨタと協業する車に関しても同様。

何より、私が面白いと思っているのが、Amazon、Google、Appleの3社がグローバル指向であるがゆえに、音声認識の日本語対応が遅れているのに対し、「LINE」は企業の成り立ちもあって、まずは日本と韓国でサービスがスタートし、そこからサービスの充実が始まる計画となっていることだ。
Amazon、Google、Appleのスマートスピーカーが、なかなか日本で発売されない中、少なくとも日本と韓国では「LINE」が先行できる可能性はあり、その先も、アジアでは先行できる可能性があるだろう。

スマートスピーカー「WAVE」は、日本に関しては、特に注目だな。

ちなみに、補足情報として、

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Amazon、Alexa搭載のDash Wandを販売開始、実質無料 - @IT

Amazonが、Alexaを搭載した「Amazon Dash Wand With Alexa」を、Amazon.comでAmazon Primeユーザー向けに販売開始したそうだ。
価格は20ドルだが、生鮮食品などを扱うAmazon Freshで使える20ドル分のクレジットが付いていて、実質無料ととなるらしい。

「Amazon Dash Wand With Alexa」は、「Amazon Echo」から高音質のスピーカーを削り、音楽を聴く機能より、音声対話による操作を最優先に設計されたデバイスで、それが故にこの低価格で販売できるらしい。

Amazonは、特定商品のロゴが示されたボタンを押すだけで注文できる「Amazon Dash Button」を提供しているが、「Amazon Dash Wand With Alexa」は、それの汎用型の音声認識デバイスという形になるらしい。

コンセプトはいいと思うから、いいから早く日本でも発売してくれよ、という感じだ。

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Microsoft Cortanaに対応した初のスマートスピーカー「Invoke」がやってきた!|ギズモード・ジャパン

それからもう一つ。
マイクロソフトも、Windows 10をベースにした音声アシスタント「Cortana」が使えるスマートスピーカーを発売するそうだ。
プラットフォームはIntelとHPが共同開発し、HarmanKardonがパートナーになって製品化するという。

3つのウーファーと3つのツイーターを内蔵し、さらに7つのマイクを搭載する。
また、Microsoftの「Skype」が統合され、Skypeのスピーカーフォンとしても利用可能とのこと。
発売は今年の秋らしい。
ただ、発売時期から見ても、一歩遅れた感じは否めないな。

さて、5つものプラットフォーム事業者から、スマートスピーカーが発売され、これから大乱戦が始まる気配だが、個人的には、早く日本語対応をしてくれないことには、利用のしようがない。
その点では、日本語サービスから始まるLINEと、間もなく日本語版が出るAmazonがやや有利か。

個人的には、Amazonプライム会員でもあるので、「Amazon Echo」を買うのが正解かな?と思いながら、「Amazon Echo」の発売を「まだか!」と待っている状況だ。

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