
家庭用レーザー加工機「Cubiio」 [工具]
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家庭用レーザー加工機「Cubiio」が登場 デザインデータをもとに精密なカットや刻印が可能 - ねとらぼ
クラウドファンディングサイト「kickstarter」で、家庭用レーザー加工機「Cubiio」が人気を集め、あっという間に製品化が決定したそうだ。
レーザー加工機というと、デカい筐体の箱の中でモーションアームがレーザー光源を動かして加工を行うような業務用装置しか思い浮かばなかったのだが、今回発表された「Cubiio」は、驚きの一辺50mmの小さな立方体だ。
加工する形状は、パソコンやスマホアプリで作成し、microSDカードに書き込んで「Cubiio」に挿すと、それを読み込んでレーザーを照射するという。
紙や板を切り抜いたり、木工品に名前を刻んだりとさまざまな使い方ができ、海苔に穴を開けて模様を刻んだり、パンケーキに焼き印を入れたりと、料理への応用も可能とのこと。
Cubiio: The Most Compact Laser Engraver by Muherz ? Kickstarter
「kickstarter」での説明によれば、木材なら1.5mm以下、紙は0.9mm以下、ダンボール1.8mm以下、フェルト2.0mm以下、皮革0.7mm以下なら切断可能とのことで、結構使い道がありそう。
残念ながら、金属にはつかえないが、レーザーだからな。
現在、「Cubiio」がもらえる出資金額は、「Cubiio」単体の場合で379ドル(約4万1000円)、CubiioShield付きが499ドル(約5万5000円)からとなっており、2017年11月から2018年3月にかけて発送される予定とのこと。
CubiioShieldとは、レーザー光が外に漏れないようにガードする箱だが、この製品、必ずしもCubiioShieldがなくても使えるところが面白い。
それは、「Cubiio」がどうしてこんなにコンパクトにできたかということとか関わっている。
先ほど書いたように、業務用のレーザー加工機というのは、加工をするときに、レーザー光源を対象に垂直に照射するためにモーションアームで光源を移動しながら加工するのが普通だ。
しかし、「Cubiio」にはそんな移動手段はない。その代わり、レーザー光源が小さなアクチュエーターに取り付けられていて、自在にレーザーを照射する方向を変えることができる。
なので、レーザーを照射する中心から離れると、実際にはレーザーは斜めに照射されることになるが、家庭用にそれほど精度が必要でない加工であれば、それでいいじゃん!という割り切りがあるのだと思う。
加工する形状は二次元の座標であらわされるベクトル図形だが、おそらくパソコンソフト側で、図形をトレースできるレーザーの照射角度のデータに変換し、それを「Cubiio」に与えて加工するのだろう。
なるほどね。
この割り切りがあったからこそ、「Cubiio」はこんなにコンパクトにできたのだ。
そして、CubiioShieldのような箱がなくても、「Cubiio」には、カメラの三脚を取り付けられるネジ穴があるため、写真のように三脚にセットして、下に置いた加工素材を手軽に加工することができるのだ。
モノの加工だけでなく、例えば、気の表札に名前を書いたり、スマホケースに絵を描いたりと、様々な使い方ができるので、家庭用にあったら便利な道具かもしれない。
一方で、「Cubiio」のコンパクトさが、本来、家庭用機器として絶対に担保すべき安全性を無視しているからこそ成立していることに注意が必要だ。
強力なレーザー光は、人体に非常に危険なものでもあるため、市場が拡大していけば、この手軽さが大問題にもなるだろう。
例えば、使用中に、子どもがうっかり三脚に触って倒してしまい、レーザー光が子供の目に照射されたりしたら・・・家庭用として売った製品であれば、この企業は莫大な損害賠償を支払わされる可能性があるだろうな。
関連記事:
9万円を切る3Dプリント/スキャン/レーザー刻印が可能な複合機:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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家庭用レーザー加工機「Cubiio」が登場 デザインデータをもとに精密なカットや刻印が可能 - ねとらぼ
クラウドファンディングサイト「kickstarter」で、家庭用レーザー加工機「Cubiio」が人気を集め、あっという間に製品化が決定したそうだ。
レーザー加工機というと、デカい筐体の箱の中でモーションアームがレーザー光源を動かして加工を行うような業務用装置しか思い浮かばなかったのだが、今回発表された「Cubiio」は、驚きの一辺50mmの小さな立方体だ。
加工する形状は、パソコンやスマホアプリで作成し、microSDカードに書き込んで「Cubiio」に挿すと、それを読み込んでレーザーを照射するという。
紙や板を切り抜いたり、木工品に名前を刻んだりとさまざまな使い方ができ、海苔に穴を開けて模様を刻んだり、パンケーキに焼き印を入れたりと、料理への応用も可能とのこと。
Cubiio: The Most Compact Laser Engraver by Muherz ? Kickstarter
「kickstarter」での説明によれば、木材なら1.5mm以下、紙は0.9mm以下、ダンボール1.8mm以下、フェルト2.0mm以下、皮革0.7mm以下なら切断可能とのことで、結構使い道がありそう。
残念ながら、金属にはつかえないが、レーザーだからな。
現在、「Cubiio」がもらえる出資金額は、「Cubiio」単体の場合で379ドル(約4万1000円)、CubiioShield付きが499ドル(約5万5000円)からとなっており、2017年11月から2018年3月にかけて発送される予定とのこと。
CubiioShieldとは、レーザー光が外に漏れないようにガードする箱だが、この製品、必ずしもCubiioShieldがなくても使えるところが面白い。
それは、「Cubiio」がどうしてこんなにコンパクトにできたかということとか関わっている。
先ほど書いたように、業務用のレーザー加工機というのは、加工をするときに、レーザー光源を対象に垂直に照射するためにモーションアームで光源を移動しながら加工するのが普通だ。
しかし、「Cubiio」にはそんな移動手段はない。その代わり、レーザー光源が小さなアクチュエーターに取り付けられていて、自在にレーザーを照射する方向を変えることができる。
なので、レーザーを照射する中心から離れると、実際にはレーザーは斜めに照射されることになるが、家庭用にそれほど精度が必要でない加工であれば、それでいいじゃん!という割り切りがあるのだと思う。
加工する形状は二次元の座標であらわされるベクトル図形だが、おそらくパソコンソフト側で、図形をトレースできるレーザーの照射角度のデータに変換し、それを「Cubiio」に与えて加工するのだろう。
なるほどね。
この割り切りがあったからこそ、「Cubiio」はこんなにコンパクトにできたのだ。
そして、CubiioShieldのような箱がなくても、「Cubiio」には、カメラの三脚を取り付けられるネジ穴があるため、写真のように三脚にセットして、下に置いた加工素材を手軽に加工することができるのだ。
モノの加工だけでなく、例えば、気の表札に名前を書いたり、スマホケースに絵を描いたりと、様々な使い方ができるので、家庭用にあったら便利な道具かもしれない。
一方で、「Cubiio」のコンパクトさが、本来、家庭用機器として絶対に担保すべき安全性を無視しているからこそ成立していることに注意が必要だ。
強力なレーザー光は、人体に非常に危険なものでもあるため、市場が拡大していけば、この手軽さが大問題にもなるだろう。
例えば、使用中に、子どもがうっかり三脚に触って倒してしまい、レーザー光が子供の目に照射されたりしたら・・・家庭用として売った製品であれば、この企業は莫大な損害賠償を支払わされる可能性があるだろうな。
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