
3rdベンダーのスマートスピーカーの動き [AV機器]
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スマートスピーカーを独自開発し販売するベンダーの中で、そのプラットフォームを公開しており、3rdベンダーが、そのプラットフォームを搭載したスマートスピーカーを発売することができるものがある。
Amazon Echo、Google Home、Clova WAVEがそうみたいで、それぞれ、Amazon、Google、LINE以外のベンダーから、各社の音声AIエンジンを搭載したデバイスが発表されたり、発売されつつある。
まず、Amazon Echoについて、音声AIエンジンAlexaを搭載しているが、Alexaを搭載する製品として次のものが発表されている。
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AV家電メーカーとしては、東芝、オンキョー。米国での発売だが、Alexaが日本語対応されれば、日本でも発売されるかも。
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車の分野でも、Ford、BMW、日産などの自動車メーカーは車自体に Alexa を搭載することを発表しているそうで、今年から2018年に実装が見込まれるという。
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さらに、米国では、冷蔵庫などの家電品に搭載する話も進んでいるようで、さすが発売が早かったうえにプラットフォームの公開も速かったこともあり、Alexa搭載の動きは幅広い。
一方、Google Homeが搭載するGoogleアシスタントは、どうだろうか。
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テレビに繋ぐNvidia「Shield TV」にも、アップグレードでGoogleアシスタントが搭載されたそうだし、何より、今後発売されるAndroidスマホ/タブレットやAndroidTV端末には、自動的にGoogleアシスタントが搭載されるのが確実なのは強みだろう。
その2社に比べると、Clova WAVEは、歴史も浅いだけに、他社との連携も弱い。
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トヨタの車にClovaが乗る可能性があるようだが、トヨタのようなグローバル市場で勝負している会社が、日本と韓国でしか強みがないLINEと本気で手を組むとは思ないな。
その他、Appleは他社にSiriをライセンスするとは思えないから、独自路線を貫くのだろう。
マイクロソフトに至っては、自社でスマートスピーカーを発売しないようで、
Microsoftの「Cortana」搭載ハーマン・カードンスピーカー、199.95ドルで発売 - ITmedia NEWS
最初に発売されるCortana搭載スマートスピーカーは、ハーマン・カードン(JBL)からとなる。
ビジネスモデル的には、Cortanaを他社にもライセンスして広めたい筈だが、後出しだけにどこまで広がるかは疑問。
さらに、Windows Phoneは事実上の撤退だし、Windowsプラットフォームを通して広げるのがせいぜいだろう。
AmazonとMicrosoft、AlexaとCortanaの会話で合意――両社の人工知能アシスタントの互換性増大へ | TechCrunch Japan
あとはAmazonとのAIエンジンの連携から広げるぐらいしか次の手が見えず、むしろ、自ら撤退の口実を作っているようにも見え、最終的にAmazon陣営に吸収されて、実際に撤退となる気がしなくもない。
それ以外に、日本だと、NTTドコモや、シャープのように独自の音声AIエンジンを開発し、製品化しているベンダーもあるが、今からの時代、日本語だけを得意としてビジネスを広げようとしても、スケールメリットがないから勝ち目はあるように見えない。
いずれも、先々は、グローバルベンダーに、日本語AIの強化のために買収される結末が見える気がするな。
となると、最終的には、先行者のAlexaと、技術力のGoogleアシスタントの一騎打ちになるのは間違いなさそうだ。
ただ、両陣営についた3rdベンダーも、機能的な差別化は困難であり、差別化ポイントとしては、音質とか値段で勝負するしかないので、最初からかなりの消耗戦を強いられるだろう。
その意味では、コストで勝ち目がない日本メーカーは、中国メーカーに圧倒されて、早々と終わる気がしなくもない。
最近のヘッドホンやポータブルオーディオを見ていても、中国製品の質はぐんぐん向上しており、その実力は決してバカにできない。
日本メーカーが生き残るとしたら、ソニーのように自社のテレビに標準搭載する形か、一台売るだけでボロ儲けできる高級オーディオ製品としての味付けで、ニッチな市場を狙うかの、どちらかだろうな。
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アマゾンがスマートスピーカー「Amazon Echo」を国内発売:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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