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Boyue社の「Likebook Mars」が思ったよりいいかも [電子書籍]

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Boyue Likebook Mars / Icarus Illumina XL6 ハンズオンレビュー オクタコアAndroid電子リーダー ? E-INK EYE STRAIN TREATMENT

Boyue社の6.8インチE-inkディスプレイ搭載のAndroidタブレット「Likebook Mars」を、電子書籍リーダーとして試しに使い始めているが、いくつか問題はあるものの、このタイプの端末としてはかつてないほど好印象で、気に入り始めている。

・microSDカードのサポート
microSDカードスロットは、下側にあり、蓋はない。最大容量は128GBと書かれているが、SDXCのロゴがないため、おそらくexFATはサポートされておらず、FAT32でフォーマットして使うタイプと思われる。これについては、あとでストックのメモリカードを探して試してみるつもり。

・画面の見やすさ
7.8インチで1872x1404ピクセル(300dpi)、16階調のE-inkパネルは、画面のリフレッシュは相変わらず煩わしいが、表示自体はとても見やすい。一点、E-ink端末らしくないと思ったのは、画面を照らすのがフロントライトではなくバックライトであるらしいこと。
見づらくはないが、フロントライトに比べると画面のコントラストは弱く感じる。

・独特の操作体系
本体にボタンは、電源ボタンしかなく、音量の上下ボタンさえもない。そのため、ページめくりも、画面をスワイプするしかない。
ホームや戻るボタンさえなく、そうしたボタンは画面の下側から出てくるのかと思いきや、上側のステータスバーの左側に表示される。
ホームや戻るが常時表示されないのを嫌ったのかと思ったが、Kindleや楽天Koboアプリで電子書籍を表示すると、上側のステータスバーも隠れてしまい、結局、上端から下にスワイプしないと表示されないから、大して変りがない。
慣れればそれほど不便はないが、なぜここだけ標準のAndroid端末と同じではいけないのかは、よくわからない。

・独自のランチャーメニュー
OSは、Andorid 6だが、ランチャーメニューは、独自のものが立ち上がる。モノクロ2値表示に最適化されており、BOOXと違い一応日本語化されている。
ただ、このランチャーメニュー、内蔵電子書籍ビューアーを使う前提で、ライブラリ表示なども優先的に行われる。ところが、この電子書籍ビューアーが完全には日本語表示に対応してないので、日本人にとってはあまりうれしいところがない。
アプリ一覧の画面でも、プリインストールのアプリのアイコンは二値表示されるが、一般アプリをGoogle Playからインストールしたアプリは、モノクロの階調表示になり違和感はあるが、まあこれは仕方のないところか。自分で二値アイコンを作れて、登録できるとうれしいのだが。

・バッテリーの持ちは確かにいい
ブック型ケースを閉じるとスタンバイ状態になるのと、タイマー設定で使わないとシャットダウンする初期設定になっていることもあってか、バッテリーの持ちはよく、通勤の往復で本を読む程度だと、1週間ぐらいは平気で充電せずにつかえている。
ただ、確かに、活字の電子書籍に比べて、マンガや雑誌などの画像のみの電子書籍を読むと、処理負荷が重いのか、バッテリーの減りが早いのは確かなようだ。

・操作レスポンスも悪くない
E-ink搭載の端末の場合、画面のリフレッシュが頻繁に起こるため、それが操作レスポンスを悪化させる原因になっているが、この端末もその点は変わらない。
ただ、さすがオクタコアSoCを搭載しただけあって、たとえば、「トリセツ」のような思いアプリを走らせても、スクロール途中で黙り込むようなことがほとんどなく、CPUの基本性能は高いことがわかる。

・Wi-Fi接続は問題あり
Wi-Fiが2.4GHz帯しかサポートしないのは、まあ値段が値段だから仕方ない。ただ、家のホームゲートウェイとは問題なくつながったが、外で持ち歩いているWiMAXモバイルルータ「Speed Wi-Fi NEXT W05」とは、低セキュリティのWEPでしか接続できず困っている。
ただ、よく考えれば、「Speed Wi-Fi NEXT W05」は、こうなるトラブルが多過ぎる。これで、4端末ぐらいだろうか。
最初はタブレット側の問題かと思ったが、これだけ「Speed Wi-Fi NEXT W05」との間だけで問題が起きるということは、責任は「Likebook Mars」ではなく「Speed Wi-Fi NEXT W05」側にあるのかもしれない。

・音は出さない前提か
一応、ヘッドホン用ミニジャックが下側にあり、オーディオブックや音楽も聞くことができるが、スピーカーは非内蔵だし、音量のアップダウンもボタンがなく、画面上で行わなければならないので、あまり実用的ではない。あくまで、電子書籍に特化して、音声面は割り切った端末だということだろう。

電源以外に操作ボタンがなく、すべてタッチ操作する必要があることや、ホームや戻るボタンの表示場所が特殊であることなど、いくつか不満はある。

しかし、値段も、直輸入なら2万円強で買えたし、全体的に見て、E-inkディスプレイ搭載で、汎用のAndroidアプリが使えるAndroidタブレットとしては、現在最強の存在だと思う。

思いがけない掘り出し物だったな。

関連記事:
E-ink搭載Androidタブレット「Boyue Likebook Mars」が届いた:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ

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