
USB4の対応製品は2021年頃まで出ないらしい [パソコン周辺機器]
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USB 4がついに船出 Thunderbolt 3ベースで最大40Gbpsを実現 - ITmedia PC USER
USB4の規格が、2019年3月に発表されたが、一向に製品が出てくる気配がないな、と思って調べてみたら、大きな勘違いをしていて、製品が出るまでまだまだ時間がかかるらしい。
USB規格の最新版は、USB 3.2だが、一方で、インテルがUSB Type-Cのコネクタ、ケーブルの規格を利用して、さらに高速転送を実現したThunderboltプロトコルを策定しており、アップルのPC接続インタフェースとして使われていたりして、ややこしいことになっていた。
その後、2017年に、インテルがThunderboltプロトコルのライセンスを無償公開したことで、それをUSB規格に取り込む機運が高まり、このたび、USB4で、このThunderbolt 3プロトコルの仕様を取り込むことになったそうだ。
USB4では、既存のUSB Type-Cケーブルを使用した2レーン動作と、40Gbps認証ケーブルを使用した最大40Gbpsの動作を実現するという。
さらに、USB 3.2やUSB 2.0、Thunderbolt 3との後方互換性も確保され、レガシー周辺機器との共存も可能となっている。
USB4の仕様が発表。2021年までは製品化されない? - iPhone Mania
これから周辺機器を買うなら、「USB4」対応のものにすべきなんだろうな、と思っていたら、対応製品は、日程的に2021年までは出ないみたい。
現在50社以上がドラフト仕様の最終段階のレビューに参加している段階で、USB4の仕様書が公開されるのは、2019年半ばごろの予定なのだそうだ。
USB4仕様の公表に合わせて、USB Type-C(USB-C)の更新仕様の発表も行われ、USB4のバスディスカバリー、コンフィギュレーション、性能の要件に対応するという。規格変更が、レガシー規格にまで影響を与えることになるみたい。
上記記事によれば、テストスーツの整備なども必要なため、最初の対応製品が市場に出るまで18カ月はかかると予測しており、USB4対応製品は2021年までは発売されないだろう、とのことだ。
既存のThunderbolt 3プロトコルを取り込むだけだから、すぐに製品が出るかと思いきや、レガシー規格との互換性を取るのは大変みたいで、思ったより時間がかかるようだ。
ちなみに、「USB4」のUSBと4の間には、スペースがない。これは、USB 3.2までの表記と異なる。
なぜそうするのかは、今のところ明確な説明はないようだが、おそらく、「USB4」は、これまでのUSB規格とはまた別の規格、という意識があるのかもしれない。
それは、上にも書いたが、「USB4」仕様の公開に合わせて、上位互換性を取るために、レガシーのUSB Type-C規格の改定も行われ、そちらは、おそらくUSB 3.3のような表記になると思われるからだ。
すなわち、USB 3.xの規格も、「USB4」とは別に存続し、引き続き改定されるみたいなのだ。
「Thunderbolt 3」規格は、USB規格に元々規定されている、USB以外の信号をUSB Type-Cケーブルで送受信する「Alternate Mode」を利用しているが、おそらく、この「Alternate Mode」を使った規格拡張は、おそらく、今後「USB4」で規定されることになり、USB 3.xの規格拡張とは区別されることになるのではないかと思う。
このように、インタフェース規格が乱立することが、話し合いで解消してゆくのは大変いいことだなのだが、おそらくそうせざるを得ないのは、PCアーキテクチャーの市場が、どんどん縮小しているからだろう。
AMD、「Zen」コア採用のデスクトップCPU「Summit Ridge」披露--インテル「Broadwell-E」と比較も - ZDNet Japan
インテルのCPUが、AMDのGPUコアを採用するなんてニュースも、以前では絶対に考えられなかったことだが、それも市場が縮小しているからこそ、背に腹を変えられなくなったのだろう。
縮小している市場を、規格乱立でさらに市場を狭めてしまうのは、ユーザーにもメーカーにも得策ではないから、こうした判断は正しいとは思うが、PC業界はそこまで追い込まれていると思うと、寂しくもある。
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PC用のUSBハブを交換してみたら:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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USB規格の最新版は、USB 3.2だが、一方で、インテルがUSB Type-Cのコネクタ、ケーブルの規格を利用して、さらに高速転送を実現したThunderboltプロトコルを策定しており、アップルのPC接続インタフェースとして使われていたりして、ややこしいことになっていた。
その後、2017年に、インテルがThunderboltプロトコルのライセンスを無償公開したことで、それをUSB規格に取り込む機運が高まり、このたび、USB4で、このThunderbolt 3プロトコルの仕様を取り込むことになったそうだ。
USB4では、既存のUSB Type-Cケーブルを使用した2レーン動作と、40Gbps認証ケーブルを使用した最大40Gbpsの動作を実現するという。
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上記記事によれば、テストスーツの整備なども必要なため、最初の対応製品が市場に出るまで18カ月はかかると予測しており、USB4対応製品は2021年までは発売されないだろう、とのことだ。
既存のThunderbolt 3プロトコルを取り込むだけだから、すぐに製品が出るかと思いきや、レガシー規格との互換性を取るのは大変みたいで、思ったより時間がかかるようだ。
ちなみに、「USB4」のUSBと4の間には、スペースがない。これは、USB 3.2までの表記と異なる。
なぜそうするのかは、今のところ明確な説明はないようだが、おそらく、「USB4」は、これまでのUSB規格とはまた別の規格、という意識があるのかもしれない。
それは、上にも書いたが、「USB4」仕様の公開に合わせて、上位互換性を取るために、レガシーのUSB Type-C規格の改定も行われ、そちらは、おそらくUSB 3.3のような表記になると思われるからだ。
すなわち、USB 3.xの規格も、「USB4」とは別に存続し、引き続き改定されるみたいなのだ。
「Thunderbolt 3」規格は、USB規格に元々規定されている、USB以外の信号をUSB Type-Cケーブルで送受信する「Alternate Mode」を利用しているが、おそらく、この「Alternate Mode」を使った規格拡張は、おそらく、今後「USB4」で規定されることになり、USB 3.xの規格拡張とは区別されることになるのではないかと思う。
このように、インタフェース規格が乱立することが、話し合いで解消してゆくのは大変いいことだなのだが、おそらくそうせざるを得ないのは、PCアーキテクチャーの市場が、どんどん縮小しているからだろう。
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