AMDの第3世代Ryzenが引き続きIntelに勝利! [パソコン]
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【特集】第3世代Ryzenが驚異的性能でIntelを圧倒。Ryzen 9 3900X/Ryzen 7 3700Xレビュー - PC Watch
AMDが、7月7日に、PS5でも採用されると噂の「Zen 2」アーキテクチャを採用した7nm世代のCPUである第3世代Ryzenを発売した。
ラインナップについては、6種類が発表されたが、その中で、ハイエンドモデルの「Ryzen 9 3900X」と、Intelの現在のハイエンドモデルである「Core i9-9900K」の対抗馬とみられる「Ryzen 7 3700X」の評価キットが公開されたそうだ。
AMDの第3世代Ryzenは、第2世代同様、CPUダイとI/Oダイのシリコンチップを結線し一つのパッケージに実装する形態をとる。
CPUダイは最先端の7nmプロセスで製造し、I/Oダイは歩留りを重視し12nmプロセスで製造しており、この方式には、それを一つのLSIにまとめられるメリットがある。
CPUダイは、4つのCPUコアと16MBのL3キャッシュで構成されるCCX(Core Complex)が2個で構成されている。「Ryzen 7 3800X」は1個のCPUダイをフル活用して8コア16スレッドを実現し、「Ryzen 9 3900X」は2個のCPUダイから2コアずつ無効化し、12コア24スレッドを実現している。
当然ながら、今後、歩留まりが向上すれば、「Ryzen 9 3900X」を上回る10コア20スレッドのハイエンドモデルが出る可能性はあるのだろう。
I/Oダイでは、従来のPCI Express 3.0の2倍の転送速度を実現するPCI Express 4.0を新たにサポートし、メモリコントローラの対応メモリ速度が、従来の「Zen+」のDDR4-2933から、DDR4-3200に引き上げられたという。
さらに、第3世代Ryzenの登場に合わせて、新たなSocket AM4向けチップセット「AMD X570」が登場し、新たに最大16レーンのPCI Express 4.0をサポートし、「Zen 2」ベースのCPUと組み合わせた場合、CPUとチップセット間がPCI Express 4.0 x4で接続され、I/Oスループットがさらに向上するそうだ。
上の記事のベンチマーク結果を見ると、第2世代Ryzenでは、インテルCore i9シリーズより劣ると言われていた、シングルスレッド性能、AVX2(マルチメディア命令)の性能に対する懸念も払しょくし、シングルスレッド性能に関しては、「Ryzen 7 3700X」でも「Core i9-9900K」とほぼ同等(約2%差)まで肉薄し、さらに「Ryzen 9 3900X」は「Core i9-9900K」を完全に上回った。
マルチスレッド性能では、元々第2世代Ryzenでもインテルに勝っていたが、第3世代でさらに差を付けた。
AVX2命令を使うx264とx265による動画エンコードのベンチマークでは、「Ryzen 9 3900X」すべての条件でトップを取り、2番手は、一つのテストが「Core i9-9900K」だった以外は、「Ryzen 7 3700X」が取った。
「Core i9-9900K」は、AMDが第1世代Ryzenを出した時に、慌ててそれを上回れる対抗馬として発表したこともあり、このアーキテクチャでは、AMDを上回るCPUが出ることはない。
ASCII.jp:デスクトップ向けIce Lakeの出荷は絶望的 インテル CPUロードマップ (1/4)|ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情
もちろん、インテルも、次世代アーキテクチャのCPU「Ice Lake」を開発しており、6月からモバイル向けに出荷も開始したらしいのだが、ハイエンドのデスクトップパソコン向けのCPUの出荷は遅れているようだ。
また、たとえハイエンドの「Ice Lake」が出ても、プロセス(10nm)的にもアーキテクチャ的にも、第3世代Ryzenに勝てるのか微妙のようだ。
そのため、しばらくは、パソコン用のCPUの天下はAMDが握り、インテルが後手後手に回るという、かつてない事態が続く模様だ。
まさか、こんな時代が来るとは、思わなかったなぁ。
関連記事:
AMDの新CPU「Ryzen 7」が久々のヒット:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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ラインナップについては、6種類が発表されたが、その中で、ハイエンドモデルの「Ryzen 9 3900X」と、Intelの現在のハイエンドモデルである「Core i9-9900K」の対抗馬とみられる「Ryzen 7 3700X」の評価キットが公開されたそうだ。
AMDの第3世代Ryzenは、第2世代同様、CPUダイとI/Oダイのシリコンチップを結線し一つのパッケージに実装する形態をとる。
CPUダイは最先端の7nmプロセスで製造し、I/Oダイは歩留りを重視し12nmプロセスで製造しており、この方式には、それを一つのLSIにまとめられるメリットがある。
CPUダイは、4つのCPUコアと16MBのL3キャッシュで構成されるCCX(Core Complex)が2個で構成されている。「Ryzen 7 3800X」は1個のCPUダイをフル活用して8コア16スレッドを実現し、「Ryzen 9 3900X」は2個のCPUダイから2コアずつ無効化し、12コア24スレッドを実現している。
当然ながら、今後、歩留まりが向上すれば、「Ryzen 9 3900X」を上回る10コア20スレッドのハイエンドモデルが出る可能性はあるのだろう。
I/Oダイでは、従来のPCI Express 3.0の2倍の転送速度を実現するPCI Express 4.0を新たにサポートし、メモリコントローラの対応メモリ速度が、従来の「Zen+」のDDR4-2933から、DDR4-3200に引き上げられたという。
さらに、第3世代Ryzenの登場に合わせて、新たなSocket AM4向けチップセット「AMD X570」が登場し、新たに最大16レーンのPCI Express 4.0をサポートし、「Zen 2」ベースのCPUと組み合わせた場合、CPUとチップセット間がPCI Express 4.0 x4で接続され、I/Oスループットがさらに向上するそうだ。
上の記事のベンチマーク結果を見ると、第2世代Ryzenでは、インテルCore i9シリーズより劣ると言われていた、シングルスレッド性能、AVX2(マルチメディア命令)の性能に対する懸念も払しょくし、シングルスレッド性能に関しては、「Ryzen 7 3700X」でも「Core i9-9900K」とほぼ同等(約2%差)まで肉薄し、さらに「Ryzen 9 3900X」は「Core i9-9900K」を完全に上回った。
マルチスレッド性能では、元々第2世代Ryzenでもインテルに勝っていたが、第3世代でさらに差を付けた。
AVX2命令を使うx264とx265による動画エンコードのベンチマークでは、「Ryzen 9 3900X」すべての条件でトップを取り、2番手は、一つのテストが「Core i9-9900K」だった以外は、「Ryzen 7 3700X」が取った。
「Core i9-9900K」は、AMDが第1世代Ryzenを出した時に、慌ててそれを上回れる対抗馬として発表したこともあり、このアーキテクチャでは、AMDを上回るCPUが出ることはない。
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また、たとえハイエンドの「Ice Lake」が出ても、プロセス(10nm)的にもアーキテクチャ的にも、第3世代Ryzenに勝てるのか微妙のようだ。
そのため、しばらくは、パソコン用のCPUの天下はAMDが握り、インテルが後手後手に回るという、かつてない事態が続く模様だ。
まさか、こんな時代が来るとは、思わなかったなぁ。
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2019-07-11 00:00
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