4K液晶搭載激安ノートPC「CHUWI LapBook Plus」 [パソコン]
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【PC短評】4K液晶の一点豪華主義、「CHUWI LapBook Plus」 - PC Watch
以前からコストパフォーマンスが高いタブレット端末やノートPCなどを発売している中国ブランド「CHUWI」から、一点豪華主義とも言えるちょっと面白いノートPCが発売された。
「LapBook Plus」という製品で、3,840×2,160ドット(4K)表示対応の15.6型液晶を搭載しながら、実売価格が5万円を切るという。
もちろん、そこにはカラクリはあって、ハイエンドスペックでお金がかかっているのは液晶ディスプレイだけで、それ以外のスペックはかなり割り切ったものとなっているのだ。
本体サイズは359×249×15.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.53kgなどとなっており、狭額縁で画面サイズの割に薄くて軽いため、持ち歩きもそれほど負担にならないだろう。
キーボードも、日本語ではなく英語キーボードのみではあるが、キーピッチは19mmもあり、バックライト付きなので打ちやすそうだ。
問題はSoCで、組み込み向けのAtom x7-E3950を搭載する。
Intel、GPU性能が約3倍に向上した“Apollo Lake”世代のIoT向けSoC「Atom E3900」シリーズ発表 - エルミタージュ秋葉原
「Atomって製造終了になったんじゃなかったの？」と不思議に思って調べたら、確かにPCやタブレット端末向けのSoCとしては、製造を終えたのだが、ファンレスの産業用端末や、IoT機器向けの低消費電力なSoCとしては、開発が継続しているらしい。
Atom x7-E3950は、PC向けAtomの最後の世代だった「Braswell」コアから、次の世代の「Apollo Lake」に変り、プロセスルールはハイエンドCPUの一世代前の14nmを採用して低消費電力化。
GPUは、PC向けCoreプロセッサと同等の第9世代Intel GMAが搭載され、前世代から3Dグラフィック性能が2.9倍、総合性能も1.7倍以上に向上したという。
同じ「Apollo Lake」世代のローエンドPC向けCPU「Celeron N3450」あたりと比較しても動作クロックは高く、GPU性能も上で、組み込み機器向けとはいえ、PC用に使えない性能ではない。
その一方で、価格は、ARMコアのSoCに対抗するためPC向けより安いはずで、CHUWIはそこに目を付けて、「CHUWI LapBook Plus」という商品企画を思いついたのだろう。
とはいえ、4コアで最大動作周波数は2GHzと低めなので、4Kの画面表示に十分な性能かというと2Dでもギリギリのはずで、3Dは全く実用にならないレベルだろう。何にでも使えると思わない方がいい。
一方で、RAMは8GB、ストレージは256GB SSD、OSはWindows 10 Homeを搭載しており、RAM容量の多さとSSDの速さで、多少なりともCPUの遅さをカバーする意図を感じる。
Atomを採用したことは、悪いことばかりではなく、バッテリ駆動時間は最長9時間と比較的長めだし、何より、ファンレス駆動が可能になっているのもメリットとなっている。
【公式サイトのスペック表に誤りがあることが分かりましたので訂正します】
インターフェイスは、USB 3.0x2個1個、USB 2.0x2個1個、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth 4.0、Mini HDMI出力、microSDカードスロット、200万画素Webカメラ、音声入出力などを搭載し、この辺の手抜きもない。
ベンチマークを見ると確かに遅いのだが、4K動画再生は、Atom内蔵のデコーダを使うため、スムーズに再生されるみたいだし、無線LANはIEEE 802.11ac対応で、ギガビットイーサ対応。
USB 3.0も2個備え、HDMI出力も可能など、I/O周りもボトルネックになるようなスペックは皆無だ。
4Kディスプレイ以外は特筆すべきスペックはなく、SoCは弱いとはいえ、このスペックで5万円を切るというのは、間違いなくお買い得だと思う。
惜しいなと思うのは、モバイル端末としてGPSを内蔵しないことと、タッチパネル対応でないことだが、この価格でそれを言っては、ないものねだりだろう。
個人的にも、久々に欲しくなったパソコンで、このブログの記事入力やWebブラウズ用に、1台買おうかな。
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以前からコストパフォーマンスが高いタブレット端末やノートPCなどを発売している中国ブランド「CHUWI」から、一点豪華主義とも言えるちょっと面白いノートPCが発売された。
「LapBook Plus」という製品で、3,840×2,160ドット(4K)表示対応の15.6型液晶を搭載しながら、実売価格が5万円を切るという。
もちろん、そこにはカラクリはあって、ハイエンドスペックでお金がかかっているのは液晶ディスプレイだけで、それ以外のスペックはかなり割り切ったものとなっているのだ。
本体サイズは359×249×15.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.53kgなどとなっており、狭額縁で画面サイズの割に薄くて軽いため、持ち歩きもそれほど負担にならないだろう。
キーボードも、日本語ではなく英語キーボードのみではあるが、キーピッチは19mmもあり、バックライト付きなので打ちやすそうだ。
問題はSoCで、組み込み向けのAtom x7-E3950を搭載する。
Intel、GPU性能が約3倍に向上した“Apollo Lake”世代のIoT向けSoC「Atom E3900」シリーズ発表 - エルミタージュ秋葉原
「Atomって製造終了になったんじゃなかったの？」と不思議に思って調べたら、確かにPCやタブレット端末向けのSoCとしては、製造を終えたのだが、ファンレスの産業用端末や、IoT機器向けの低消費電力なSoCとしては、開発が継続しているらしい。
Atom x7-E3950は、PC向けAtomの最後の世代だった「Braswell」コアから、次の世代の「Apollo Lake」に変り、プロセスルールはハイエンドCPUの一世代前の14nmを採用して低消費電力化。
GPUは、PC向けCoreプロセッサと同等の第9世代Intel GMAが搭載され、前世代から3Dグラフィック性能が2.9倍、総合性能も1.7倍以上に向上したという。
同じ「Apollo Lake」世代のローエンドPC向けCPU「Celeron N3450」あたりと比較しても動作クロックは高く、GPU性能も上で、組み込み機器向けとはいえ、PC用に使えない性能ではない。
その一方で、価格は、ARMコアのSoCに対抗するためPC向けより安いはずで、CHUWIはそこに目を付けて、「CHUWI LapBook Plus」という商品企画を思いついたのだろう。
とはいえ、4コアで最大動作周波数は2GHzと低めなので、4Kの画面表示に十分な性能かというと2Dでもギリギリのはずで、3Dは全く実用にならないレベルだろう。何にでも使えると思わない方がいい。
一方で、RAMは8GB、ストレージは256GB SSD、OSはWindows 10 Homeを搭載しており、RAM容量の多さとSSDの速さで、多少なりともCPUの遅さをカバーする意図を感じる。
Atomを採用したことは、悪いことばかりではなく、バッテリ駆動時間は最長9時間と比較的長めだし、何より、ファンレス駆動が可能になっているのもメリットとなっている。
【公式サイトのスペック表に誤りがあることが分かりましたので訂正します】
インターフェイスは、USB 3.0x
ベンチマークを見ると確かに遅いのだが、4K動画再生は、Atom内蔵のデコーダを使うため、スムーズに再生されるみたいだし、無線LANはIEEE 802.11ac対応
USB 3.0も
4Kディスプレイ以外は特筆すべきスペックはなく、SoCは弱いとはいえ、このスペックで5万円を切るというのは、間違いなくお買い得だと思う。
惜しいなと思うのは、モバイル端末としてGPSを内蔵しないことと、タッチパネル対応でないことだが、この価格でそれを言っては、ないものねだりだろう。
個人的にも、久々に欲しくなったパソコンで、このブログの記事入力やWebブラウズ用に、1台買おうかな。
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2019-07-27 00:00
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