
こっそり生き残っていたIntel Atom [パソコン]
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4K液晶搭載激安ノートPC「CHUWI LapBook Plus」:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
先日、ご紹介したノートパソコン「CHUWI LapBook Plus」で、インテルのAtomブランドのCPUが、まだ生き残っていることにびっくりして、どんな状況か調べてみた。
Intel、GPU性能が約3倍に向上した“Apollo Lake”世代のIoT向けSoC「Atom E3900」シリーズ発表 - エルミタージュ秋葉原
「CHUWI LapBook Plus」が採用したAtom x7-E3950を含む「Atom E3900」シリーズは、2016年に組込み機器向けに発表されたもので、Braswellの後継にあたる「Apollo Lake」ベースの省電力SoCで、プロセスルールは14nm。
PC向けCoreプロセッサと同等の第9世代Intel GMAが採用されており、前世代から3Dグラフィック性能が2.9倍、総合性能も1.7倍以上に向上した。
基本、IoT機器などの業務用の組込み製品向けのCPUだが、
ApolloLake世代のAtom Eシリーズが搭載できる変わったCompulabのミニPC「Fitlet2」は構成も変わっている
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こうしたミニデスクトップPCや、タブレット端末などにも採用されている例があるらしく、「CHUWI LapBook Plus」以外にも、コンシューマ向け製品はすでにあるんだな。
インテルが、IoT向けのSoCを販売する際、PC向けには転用しない旨誓約書を書かせそうなものだが、大丈夫なのだろうか。
実際、昔はそういったことがあったと聞くが、日本で言えば「独占禁止法違反」すれすれの行為なので、今はもうできないのかもな。
ただ、ローエンドPC向けには、「Apollo Lake」の後継である「Gemini Lake」世代のCPUが、Celeronブランドなどで製品化されている一方で、Atomブランドの後継機は、その後出ていない。
2020年、IntelからAtom後継モバイルCPUが出そう(読者投稿:渋谷Hさん)
どうなったのかと思ったら、2020年には、アーキテクチャがかなり変わったAtom後継モバイルCPUがでる計画らしい。
記事によれば、Foverosと呼ばれる積層技術により、次のコンポーネントを1つのパッケージにまとめたヘテロジニアス(ビッグ+スモール)マルチコアのSoCとなっているらしい。
・次世代CoreのSunny Cove (Ice Lake)を1コア
・次世代AtomのTremontを4コア
・次世代iGPU (Gen11)
・チップセット類
・メモリ
パッケージサイズは、1円玉より一回り小さく、搭載したボードの試作品は12.5cmx3cmほどの超小型になるらしい。
積層するだけに、発熱に関してはかなり困難がありそうだが、あえてやるからには勝算があるのだろう。
6~10インチのサイズのタブレットやPCに使われるだけでなく、大型スマートフォンにも使えそう。
Atomは、クアルコムなどのARM勢に、低消費電力を維持しながらの性能、機能アップに対抗できず、販売終了に追い込まれただけに、このAtomの後継CPUは、クアルコムなどとは全く違ったコンセプトで攻めてきた感じだ。
PC用のCPUも、最近はAMDに負けており、Atom後継が負けると、インテルは、CPU分野では相当厳しいことになりそうだ。インテルは、フラッシュメモリの専業メーカーみたいになる可能性も、なくはない気がするな。
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「CHUWI LapBook Plus」が採用したAtom x7-E3950を含む「Atom E3900」シリーズは、2016年に組込み機器向けに発表されたもので、Braswellの後継にあたる「Apollo Lake」ベースの省電力SoCで、プロセスルールは14nm。
PC向けCoreプロセッサと同等の第9世代Intel GMAが採用されており、前世代から3Dグラフィック性能が2.9倍、総合性能も1.7倍以上に向上した。
基本、IoT機器などの業務用の組込み製品向けのCPUだが、
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インテルが、IoT向けのSoCを販売する際、PC向けには転用しない旨誓約書を書かせそうなものだが、大丈夫なのだろうか。
実際、昔はそういったことがあったと聞くが、日本で言えば「独占禁止法違反」すれすれの行為なので、今はもうできないのかもな。
ただ、ローエンドPC向けには、「Apollo Lake」の後継である「Gemini Lake」世代のCPUが、Celeronブランドなどで製品化されている一方で、Atomブランドの後継機は、その後出ていない。
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記事によれば、Foverosと呼ばれる積層技術により、次のコンポーネントを1つのパッケージにまとめたヘテロジニアス(ビッグ+スモール)マルチコアのSoCとなっているらしい。
・次世代CoreのSunny Cove (Ice Lake)を1コア
・次世代AtomのTremontを4コア
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パッケージサイズは、1円玉より一回り小さく、搭載したボードの試作品は12.5cmx3cmほどの超小型になるらしい。
積層するだけに、発熱に関してはかなり困難がありそうだが、あえてやるからには勝算があるのだろう。
6~10インチのサイズのタブレットやPCに使われるだけでなく、大型スマートフォンにも使えそう。
Atomは、クアルコムなどのARM勢に、低消費電力を維持しながらの性能、機能アップに対抗できず、販売終了に追い込まれただけに、このAtomの後継CPUは、クアルコムなどとは全く違ったコンセプトで攻めてきた感じだ。
PC用のCPUも、最近はAMDに負けており、Atom後継が負けると、インテルは、CPU分野では相当厳しいことになりそうだ。インテルは、フラッシュメモリの専業メーカーみたいになる可能性も、なくはない気がするな。
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