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アクアが食器洗い機に新参入 [白物家電]

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アクアは、中国のハイアールが、三洋電機の家電部門を買収し、新たに名づけたブランド名で、低価格モデルが中心だが、日本でも白物家電を展開している。

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アクア、ガラス扉で食器が洗われている様子を見える化した「食器洗い乾燥機」 - 家電 Watch

そのアクアが、まさか今頃!食器洗い機「ADW-GM1」を発売するという。

10月10日に発売されるそうで、店頭予想価格は70,000円前後(税抜)とのことだが、既に税込4万円台で買える店もあり、パナソニックに対して価格競争力はありそうだ。

国内の卓上型の食洗機は、各社が撤退し、パナソニックしか残っていない状況だっただけに、まさかアクアが出してくるとは驚いた。

ただ、まずは第一弾ということもあるのか、ニーズが高い2~3人の家庭向けの商品となっており、パナソニックにない特徴を付ける一方、機能面でも思い切った割り切りもある感じだ。

スペックをおさらいしてゆくと、

・強化ガラスの扉を採用し食器を洗っている様子が外から見える
・容量約3人分、食器点数24点
・頑固な汚れをしっかり落とせる「クワトロシャワー洗浄」を採用
・使用水量は標準コースで約9Lで、手洗い時と比較して約1/5で済む
・庫内はニオイ移りが少ないステンレス素材使用
・ボックスタイプの残さいフィルターを備える
・運転コースは「標準/おいそぎ/念入り/低温」の4種類を用意
・各コースの洗浄力をアップさせる「強モード」
・最終すすぎの温度が約72℃になる「高温すすぎモード」
・乾燥のみを行なう「送風乾燥」も用意
・乾燥方式は、ヒーターを使わない送風乾燥を採用

ということで、割と素直な設計となっているが、一点割り切ったな、と思ったのは、ヒーター乾燥機能がないこと。
温水すすぎの余熱で、食器を乾燥させる方式とすることで、コストを削減したみたい。

ただ、正直、我が家でも、乾燥機能は使っていない。すすぎが終わったら、ドアを開いて放置しておけば、余熱でほとんど食器の水滴は蒸発してしまうからだ。
その意味では、エコだし、体感的には、うまい割り切りだと思う。

なぜ、今食洗機に?という疑問もあったが、製品発表会の記事を読むと、アクアとしても、食器洗い機の普及率は、現時点で31%に留まっているということで、まだまだ伸びる市場だと踏んだようだ。

だとしたら、是非とも、次は、さらに大容量の製品を出して、パナソニックを慌てさせて欲しいな。

アクアが成功すれば、アイリスオーヤマあたりの新しい家電メーカーも食器洗い機を出してくれるかもしれないし、象印やタイガーも再参入してくれるかもしれない。

その意味で、大きな試金石になりそうだ。

関連記事:
パナソニックが食器洗い機の新モデルを発売:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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