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ARM版Windows 10端末はどうなったのか? [パソコン]

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【イベントレポート】【速報】QualcommとMicrosoftが“Arm版Windows”を正式発表 ~Windows on ArmデバイスはASUSとHPが先行して発売 - PC Watch

クアルコムがWindows 10が搭載可能で、インテルより低消費電力なARM CPUベースのSoCを開発し、マイクロソフトもクアルコムのSoC向けのWindows 10を開発し、しかも、Intel CPU用のプログラムも、支障ない速度で動かすという野心的なプロジェクトを発表したのは、2017年だったが、その後、なかなか前進していないように見える。

2017年の時点では、Snapdragon 835というSoCを搭載した端末が、ASUSとHPから発表され、2018年には一応発売されたようなのだが、ほとんど市場には出回らずに終わった。どうやら、Intelコードのエミュレーションなどで、実用に耐えない部分があったみたいだ。

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【Hothotレビュー】Snapdragon 850搭載のArm版Windows 10 2in1「Yoga C630」の使い勝手を検証 - PC Watch

その後、2019年4月には、Snapdragon 835の後継SoCであるSnapdragon 850を搭載した2in1端末「Yoga C630」が、レボノから発売された。

eSIM対応のLTEモデムを標準で内蔵し、常時接続が可能な「Always Connected PC」に対応するとともに、最大約18.6時間の長時間駆動を可能としているあたりや、薄さ重さといった携帯性の面を見ると、Snapdragon 850の効果が表れているように見える。

しかし、Intelコードのエミュレーションとなると、まず、64bitコードは動かず、動くのは32bitのx86プログラムのみであり、その速度も、インテルCPUよりどうしても遅くなってしまうのは否めないようだ。

しかも、それでインテルCPUの端末より安ければ我慢もできるのだが、「Yoga C630」の実売価格は156,380円前後というから、決して割安とは言い難い。
これでは、モバイル端末に限ったとしても、なかなかシェアは広げられないだろうな。

Arm版Windowsがパワフルに動く「Snapdragon 8cx」で「Windows on Snapdragon」は離陸するか (1/3) - ITmedia PC USER

クアルコムは、次世代SoCとして、「Snapdragon 8cx」をリリースすることを発表しており、この機種では、プロセッサコアも1段階アップグレードされ、I/Oやセキュリティー回りでよりPC向けのチューニングが行われるという。
TDPも、従来が最大5Wと非力なタブレット端末程度を想定したのがが、最大15Wと電力条件を緩和して、ピーク性能をメインストリームのノートPC並みに上げたという。

【イベントレポート】Snapdragon 8CXと5Gモデムを搭載したWindows PCをLenovoが投入 - PC Watchx

既に、レノボが、Snapdragon 8CXと5Gモデムを搭載したWindows PCを開発しているそうで、その出来次第では、ようやくArm版Windows端末の市場が立ち上がることができるかもしれないな。

関連記事:
ARMベースのフル機能Windows 10が発表された背景:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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