
WiMAX2+の最新モバイルルータ「Speed Wi-Fi NEXT W06」 [携帯キャリア]
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Speed Wi-Fi NEXT W05│超速モバイルネット WifiサービスはUQ WiMAX
現在、Fuji wifiでレンタルしているモバイルWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi NEXT W05」に大きな不満はないのだが、代わりのサービスでもっといいものがないか探していて、後継モデルの「Speed Wi-Fi NEXT W06」に興味を持ったので、ちょっと調べてみた。
W06はオススメできない人もいる | WX05/W05との比較でわかる理由
「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、UQ WiMAXの最新モデルで、下り最大速度1.2Gbpsのギガビットオーダーの論理速度を実現していることが一番の売りみたい。
「Speed Wi-Fi NEXT W05」は、WiMAX2+ 4x4MIMO 3CA(変調方式256QAM)+ au 4G LTEのCA(キャリアアグリゲーション)に対応し 下り最大758Mbpsを実現していたが、「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、利用する回線形態が変わった。
WiMAX2+ 2x2 MIMO 2CA + au 4G LTE 4x4 MIMO 3CA(変調方式256QAM)に対応し、下り最大速度1.2Gbpsを実現したという。
ただし、1.2Gbpsまで出るのは、USB接続した端末のみ。Wi-Fi接続の場合は、Wi-Fiの速度自体もネックとななるため、下り最大速度は758Mbpsとなる。
気になるのは、最大速度が出る場合、au 4G LTE側が、4x4のMIMOで、3バンドのCAを利用することで、逆に、WiMAX2+側の回線は、2x2 MIMO 2CAに減っており、au 4G LTEへの回線依存度が高まってしまったこと。
WiMAX2+回線をお使いの方はご存じだと思うが、au 4G LTE回線を使いたければ、ハイスピードモードからハイスピードプラスエリアモードに切り替える必要があり、ハイスピードプラスエリアモードに切り替える際、基本的に別途オプション料金が加算される。
しかも、WiMAX2+回線だけ使うなら使い放題なのに、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、WiMAX2+回線とau 4G LTE回線を合せて7GBのパケット上限を超えると、月末まで強制的に128kbpsの速度制限が掛かってしまい、解除する手段がない。
WiMAX2+がエリア外で、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えた後、うっかり戻し忘れて7GBを超えてしまい、月末まで大変な目にあったことがあるが、この制約だけは、あまりにバランスが悪いため、そろそろ撤廃して欲しいものだ。
さて、そのため、WiMAX2+のモバイルWi-Fiルータを使っている人間は、基本au 4G LTEを使わないハイスピードモードで使っていることが多いと思うが、その場合、WiMAX2+が2x2 MIMOで2CAの「Speed Wi-Fi NEXT W06」より、4x4 MIMIで3CAの「Speed Wi-Fi NEXT W05」の方が、実効速度ははるかに高いことになる。
「Speed Wi-Fi NEXT W05」よりいい点としては、ハイスピードプラスエリアモードで、7GBを超える前にハイスピードモードに自動で切り替えてくれる機能が付いたこと。これにより、極悪な速度制限を避けることができる。
個人的な好みとしては、この機能に加えて、WiMAX2+の電波が弱いときだけ、自動的にハイスピードプラスエリアモードに切り替え、WiMAX2+の電波が戻れば、自動的にハイスピードモードに切り替えてくれる機能が付いて欲しいところ。
私が、「Speed Wi-Fi NEXT W05」を使っていて、一番困るのは、新幹線の駅間や、地下鉄の駅間でWiMAX2+が使えなくなることがよくあることだ。そんな時にだけ、自動でau 4G LTEを使って通信を継続してくれたら、さらに嬉しい機能になると思う。
また、高性能ハイモードアンテナを搭載し、室内にも電波が届きやすくなったのは、WiMAXハイパワーみたいな機能か?
基地局からの電波の受信感度が、旧端末のW05やWX05より20%程向上するというから、嬉しい改良だろう。
Wi-Fi機能についても、ビームフォーミングに対応し、スマホ側もビームフォーミングに対応していれば、Wi-Fi通信が安定し速度も向上したそうだ。
一方、「Speed Wi-Fi NEXT W05」に比べて、Bluetoothや、NFCが非内蔵となったが、Bluetoothは、消費電力は減るものの、速度が1.2Mbpsまでしか出ないのであまり実用出来ではないし、NFCもなくてもあまり困っていないので、別にいいかな。
また、充電しながらイーサネット接続も可能なクレードルは、「Speed Wi-Fi NEXT W06」では廃止となってしまった。あまりニーズなかったのかな?
正直、論理速度=実効速度ではないので、カタログ上の最大速度にあまり意味があるとは思わないが、MIMOによる速度向上が論理的な速度向上からは程遠いのに対し、CAによる速度向上は、使用する帯域が実際に増えるため、電波を束ねる本数が上がれば上がるほど、ほぼ比例して速度は向上する。
その意味では、WiMAX2+モバイルWi-Fiルータ利用者にとって、「Speed Wi-Fi NEXT W06」のWiMAX2+が2CAと、「Speed Wi-Fi NEXT W05」の3CAより束ねる帯域が減ってしまったのは、ハイスピードモードを常用する上で、速度上間違いなく不利だと思う。
そのため、個人的には、「Speed Wi-Fi NEXT W05」から「Speed Wi-Fi NEXT W06」に乗り換える意義は全く感じないな。
もし、サービスを乗り換えるとしても、「Speed Wi-Fi NEXT W06」ではなく「Speed Wi-Fi NEXT W05」を選ぶと思う。
関連記事:
モバイルWi-Fiルータを乗り換えるべきか?(1):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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Speed Wi-Fi NEXT W05│超速モバイルネット WifiサービスはUQ WiMAX
現在、Fuji wifiでレンタルしているモバイルWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi NEXT W05」に大きな不満はないのだが、代わりのサービスでもっといいものがないか探していて、後継モデルの「Speed Wi-Fi NEXT W06」に興味を持ったので、ちょっと調べてみた。
W06はオススメできない人もいる | WX05/W05との比較でわかる理由
「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、UQ WiMAXの最新モデルで、下り最大速度1.2Gbpsのギガビットオーダーの論理速度を実現していることが一番の売りみたい。
「Speed Wi-Fi NEXT W05」は、WiMAX2+ 4x4MIMO 3CA(変調方式256QAM)+ au 4G LTEのCA(キャリアアグリゲーション)に対応し 下り最大758Mbpsを実現していたが、「Speed Wi-Fi NEXT W06」は、利用する回線形態が変わった。
WiMAX2+ 2x2 MIMO 2CA + au 4G LTE 4x4 MIMO 3CA(変調方式256QAM)に対応し、下り最大速度1.2Gbpsを実現したという。
ただし、1.2Gbpsまで出るのは、USB接続した端末のみ。Wi-Fi接続の場合は、Wi-Fiの速度自体もネックとななるため、下り最大速度は758Mbpsとなる。
気になるのは、最大速度が出る場合、au 4G LTE側が、4x4のMIMOで、3バンドのCAを利用することで、逆に、WiMAX2+側の回線は、2x2 MIMO 2CAに減っており、au 4G LTEへの回線依存度が高まってしまったこと。
WiMAX2+回線をお使いの方はご存じだと思うが、au 4G LTE回線を使いたければ、ハイスピードモードからハイスピードプラスエリアモードに切り替える必要があり、ハイスピードプラスエリアモードに切り替える際、基本的に別途オプション料金が加算される。
しかも、WiMAX2+回線だけ使うなら使い放題なのに、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、WiMAX2+回線とau 4G LTE回線を合せて7GBのパケット上限を超えると、月末まで強制的に128kbpsの速度制限が掛かってしまい、解除する手段がない。
WiMAX2+がエリア外で、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えた後、うっかり戻し忘れて7GBを超えてしまい、月末まで大変な目にあったことがあるが、この制約だけは、あまりにバランスが悪いため、そろそろ撤廃して欲しいものだ。
さて、そのため、WiMAX2+のモバイルWi-Fiルータを使っている人間は、基本au 4G LTEを使わないハイスピードモードで使っていることが多いと思うが、その場合、WiMAX2+が2x2 MIMOで2CAの「Speed Wi-Fi NEXT W06」より、4x4 MIMIで3CAの「Speed Wi-Fi NEXT W05」の方が、実効速度ははるかに高いことになる。
「Speed Wi-Fi NEXT W05」よりいい点としては、ハイスピードプラスエリアモードで、7GBを超える前にハイスピードモードに自動で切り替えてくれる機能が付いたこと。これにより、極悪な速度制限を避けることができる。
個人的な好みとしては、この機能に加えて、WiMAX2+の電波が弱いときだけ、自動的にハイスピードプラスエリアモードに切り替え、WiMAX2+の電波が戻れば、自動的にハイスピードモードに切り替えてくれる機能が付いて欲しいところ。
私が、「Speed Wi-Fi NEXT W05」を使っていて、一番困るのは、新幹線の駅間や、地下鉄の駅間でWiMAX2+が使えなくなることがよくあることだ。そんな時にだけ、自動でau 4G LTEを使って通信を継続してくれたら、さらに嬉しい機能になると思う。
また、高性能ハイモードアンテナを搭載し、室内にも電波が届きやすくなったのは、WiMAXハイパワーみたいな機能か?
基地局からの電波の受信感度が、旧端末のW05やWX05より20%程向上するというから、嬉しい改良だろう。
Wi-Fi機能についても、ビームフォーミングに対応し、スマホ側もビームフォーミングに対応していれば、Wi-Fi通信が安定し速度も向上したそうだ。
一方、「Speed Wi-Fi NEXT W05」に比べて、Bluetoothや、NFCが非内蔵となったが、Bluetoothは、消費電力は減るものの、速度が1.2Mbpsまでしか出ないのであまり実用出来ではないし、NFCもなくてもあまり困っていないので、別にいいかな。
また、充電しながらイーサネット接続も可能なクレードルは、「Speed Wi-Fi NEXT W06」では廃止となってしまった。あまりニーズなかったのかな?
正直、論理速度=実効速度ではないので、カタログ上の最大速度にあまり意味があるとは思わないが、MIMOによる速度向上が論理的な速度向上からは程遠いのに対し、CAによる速度向上は、使用する帯域が実際に増えるため、電波を束ねる本数が上がれば上がるほど、ほぼ比例して速度は向上する。
その意味では、WiMAX2+モバイルWi-Fiルータ利用者にとって、「Speed Wi-Fi NEXT W06」のWiMAX2+が2CAと、「Speed Wi-Fi NEXT W05」の3CAより束ねる帯域が減ってしまったのは、ハイスピードモードを常用する上で、速度上間違いなく不利だと思う。
そのため、個人的には、「Speed Wi-Fi NEXT W05」から「Speed Wi-Fi NEXT W06」に乗り換える意義は全く感じないな。
もし、サービスを乗り換えるとしても、「Speed Wi-Fi NEXT W06」ではなく「Speed Wi-Fi NEXT W05」を選ぶと思う。
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