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ソニー・ウォークマンNW-A105の大幅な更新 [ポータブルオーディオ]

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ソニーのウォークマンNW-A105は、NW-A17の後継として、256GBのmicroSDXCカードに、持っているほぼすべての音楽ライブラリを放り込んであり、主に、泊りの出張時などに持ち歩き、長時間の移動や、ホテルなどで音楽を聴くために購入した。

ただ、新型コロナウィルスの影響で、出張自体がほとんどしなくなってしまい、最近全然電源を入れていなかったのだが、久々に電源を入れてみたところ、バッテリーがほとんど減っていないことにびっくり。

本体アップデート情報 | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

よく考えたら、2020年2月6日のVer1.20.02への更新で、一定時間使わない、システムをシャットダウンする自動電源オフ機能が追加され、それをオンにしているから、本当に完全に電源が切れるためリーク電流もないみたいで、本当にバッテリーの自然放電でしか減らないみたいだ。

NW-A105は、使用しているSoCの問題か、スタンバイにするだけだとリーク電流が大きく、何も使っていなくても、1日も経たずにバッテリーが果ててしまうので、使おうと思ったときに、電源すら入らない、ということがよく起きる。

なので、この新機能の自動電源オフ機能は、積極的にオンした方がいいと思う。もちろん、オンにすると、シャットダウン後からの起動は、スタンバイの復帰に比べて時間が掛かってしまう。
しかし、NW-A105のコールドブートは、Android端末としては比較的早い方で、microSDカードを挿した状態でも35秒ほどで操作可能となる(microSDカードがないと、もっと早い)。

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さて、久々に電源を入れたら、2020年5月28日に、新しいファームウェアの更新が届いていることが判明。
詳細を確認してみると、単なるセキュリティ更新ではなく、機能アップを行う重要アップデートであることが分かった。

本体アップデート情報 | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

バージョンは、1.21から、一気に2.00.05に上がったことからも、それは分かる。

主な更新内容は次の通り。

[1] セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベル2020年4月)
[2] ハイレゾストリーミングに対応
[3] W.ミュージックにおける、ブックマーク機能の追加及び拡張対応
[4] W.ミュージックにおける、キーワード検索機能追加
[5] 特定のM4A形式のコンテンツで再生速度が遅くなる事象を改善
[6] その他の機能改善

今回重要なのは、[2]で、NW-A100シリーズは、「ストリーミングウォークマン」と銘打ち、各社のストリーミング配信アプリが使えることが売りだったのだが、ハイレゾ対応については、これまでストレージに格納したファイルの再生に限られていた。

そもそも、ハイレゾ対応のストリーミング配信サービスが、日本ではこれまでほとんどなかったのだが、最近、「mora qualitas」や「Amazon Music HD」など、手頃で本格的なサービスがスタートしており、それへの対応が待たれていた。

ただ、ストリーミングでのハイレゾ再生については、Android OS側の制約があり、ハイレゾはダウンコンバートによる再生しかできなかった。
今回、NW-A105は、OSレベルでのハイレゾ対応パッチが入ったようで、ストリーミングのハイレゾ再生が可能となったようだ。

ただ、ファームを更新するだけでは、すぐにハイレゾ再生ができる訳ではなく、更新後、設定>音の画面に「ハイレゾストリーミング」の項目が増えており、これをオンにし、システムを再起動することで初めてハイレゾ再生が可能となる。

なお、ハイレゾストリーミングを有効にすると、NW-A105での音源再生は、ハイレゾでないものもアップコンバートされて、すべて192kHzのハイレゾ再生となっていまう。
本来は、消費電力などのことを考えれば、元の音源に応じて、ハイレゾかどうかを切り替えて欲しいところだが、おそらく、Androidにおいて、ソニー側が自由に手を入れられる部分でストリーミングをハイレゾ対応するには、こうするしかなかったのだと思われる。

また、ハイレゾストリーミングを有効にすると、発熱やバッテリーの消費も大きくなってしまう弱点があるが、一方で、ハイレゾ化する際、ソニー独自の「DSEE HX」という高音質化処理が行われているため、ハイレゾでない元の音源も、よりいい音で聴けることは期待できるため、必ずしもデメリットばかりではない。

そのため、この製品の場合、外部ノイズが多くハイレゾが生きない外出時は、通常オフにして使い、室内で電源を繋いだ状態で、ハイレゾ対応のいいヘッドホンでじっくり音楽を聴きたい場合は、オンにして使うのがいいのではないかと思う。

とはいえ、正直、私は現状、ハイレゾストリーミングサービスには加入していない。
ファイルとして持っている音源でさえ、ほとんどがCDからのリッピングで、ハイレゾ音源はわずかなぐらいで、今のところ今後も、ハイレゾストリーミングサービスに加入する予定もない。

そのため、「ハイレゾストリーミング」の設定項目は、私には完全に宝の持ち腐れ。
バッテリーの減りが早くなるデメリットを考えると、残念ながら、ずっとオフで使うことになると思う。

関連記事:
ソニーのウォークマン「NW-A105」の感想:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ





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