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浴室暖房乾燥機の最近の動向(2) [白物家電]

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前回に続き、浴室暖房乾燥機の最近の動向で、気になったことの続きを書きたい。

(2)関節暖房+直接暖房

昔の浴室換気乾燥暖房機のもう一つの弱点として、浴室暖房として使うとき、温まるまで時間が掛かるという問題があった。

これは、熱風をファンで浴室内に送って、空気循環させることにより浴室全体を温める方式だからで、これだと、浴室の壁面がある程度温まるまでは、どうしても底冷えしてしまう。

表記上も「予備暖房」と称していることが多いのは、すぐには温まらないので、事前に温めておいてから、お風呂に入ってね、という意図のようだ。

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浴室換気乾燥暖房機(浴室換気乾燥暖房機 BF-RGシリーズ)浴室換気乾燥機をはじめとした換気扇メーカー 高須産業株式会社

これに対し、上に挙げた高須産業の製品は、従来の空気循環式の浴室暖房に加えて、カーボンヒーター(グラファイトヒーター)を追加した。

カーボンヒーターは、遠赤外線を出し、放射熱が人間に直接作用し体を温めるため、暖房の効果が表れる時間が短い。

つまり、この製品は、まずはカーボンヒーターで人間を直接温め、時間をかけて浴室全体を温めるという2段構えの浴室暖房となっているのだ。

そのため、この製品の場合、お風呂に入るときに浴室暖房をオンにするような使い方ができるため、表記上も「予備暖房」ではなく「浴室暖房」となっている。

事前に長時間温めておく必要がなく、必要な時に暖房をオンにすればいいため、電力消費も抑えられるはず。

その分、価格は、通常より2~3万円高くなるようだが、お年寄りがいてヒートショック対策で、浴室暖房を重視するなら、十分許容範囲の価格ではないかと思う。

(3)ヒートポンプ暖房

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ヒートポンプ式 サニタリー&バスコンディショナー | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic

通常、浴室換気乾燥暖房機は、ヒーター加熱で暖房や乾燥を行っているが、パナソニックからは、エアコンのようなヒートポンプを使った浴室換気乾燥暖房機も発売されている。

ヒートポンプ方式だと、ヒーター式に比べて熱効率がいいため、暖房に必要な電気代は大幅に減らせるメリットがある。

しかし、構造が複雑な分、商品の価格が高くなってしまい、一番安いヒーター式に比べれば3倍以上もするのが難点だ。
また、ヒートポンプ方式の核となるコンプレッサ(圧縮機)の寿命はヒーターより短く、壊れた場合の修理代も高くつく。

パナソニックでは、浴室に加えて、洗面所、トイレをまとめて暖房できることを売りにしていて、少しでも割高感を提言しようとしているが、価格差だけのメリットがあるかどうかは、微妙なところかもしれない。

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