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中華Android TV Box「EVPAD 5S」の本来の使われ方 [ネット家電]

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前回、「EVPAD 5S」の「アウト!」な機能について、ぼやかして書いた。

日本国内では公言できるような内容ではないので、これ以上詳しくは書かないが、なんでこんな端末が売られていてるのかについては、その後調べていて、少し分かった部分があり、それについて最後に書いておきたい。

マレーシアで日本のテレビを見るには月額料金無料で見れる【EVPAD】がおすすめ!! ? myasianlife マレーシアのリアルがわかる

EVPADの視聴レポート(1日目) - ペナンで一人暮らし(mimirubyのブログ)

https://ameblo.jp/mochimochi-michael/image-12584298174-14732762610.html

この端末、ブログの記事などを読むと、使っている方の多くが、海外に住んでいる日本人のようなのだ。

ブログ記事を読むと、実際、海外のお店だと、通販でこっそりということではなく、平気で店頭に並んでいるみたい。

テレビ番組海外転送訴訟 録画方式も「主体は業者」 最高裁 - 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary

ご存知のように、日本のテレビ局の立場からは、権利保護の観点から、日本国内でも放送エリア外からの視聴は禁じており、海外での視聴などもってのほか。

海外で日本のTVを見るための2つの方法 - 海外赴任ガイド

これに対し、わざわざ、日本国内に、個人向けに設置したチューナー&レコーダーを、その人が住む海外から見られるようにするサービスがあり、裁判沙汰にまでなったぐらいだから、そのニーズは切実だ。

「EVPAD」は、こうしたサービスよりは安価で、故郷ニッポンのテレビ放送を見たい人が買って、海外現地で見ているケースが多いようなのだ。

あちこちのブログ記事を読んでいるうちに、そうした切実な事情が見えてきた。

私も企業に勤めているから分かるが、海外に赴任している企業人やその家族は、日本語のコンテンツに飢えていることが多い。
しかし、実際に見られるのは、現地のCATVで、NHKやアニメチャンネルぐらいしかないケースも多いのだ。

小さなお子さんがいる家庭だと、日本語も忘れないようにしたいから、日本語のテレビも見せたいが、それがアニメ以外ほとんどなかったりして、困っている家庭も多い。

ところが、こうした海外で頑張る日本人に対して、今の日本政府やテレビ局は、コンテンツ視聴に対して非常に硬直的で、規則は規則と、冷淡なのだ。

規則なのだから、困っている人がいれば、変えることはできるはずなのに。

日本政府の方、日本のテレビ局の方々、権利保護は、良質のコンテンツを作り続ける上で必要なものであるのは理解しますが、こうした海外で活躍されている日本人のご家族が、海外でも日本のテレビ番組が見られるように、法的根拠づくりも含めた施策を是非とも考えて欲しいと思うな。

今ふと思ったのだが、日本国内では、放送エリア外でも「TVer」などで見られる番組も増えたし、日本国内で、わざわざこの端末を2万円近く出して買う人が多いとは思えない。
私も、リサイクルショップで5,000円だったから、この端末をヒトバシラーとして買ったが、これが定価だったら絶対に買わない。

そう考えると、私がハードオフで見つけた「EVPAD 5S」も、海外赴任から帰ってきた人が、不要になったのでリサイクルショップに売り払ったものかもしれない気がしてきたな。

ということで、Android TV Box「EVPAD 5S」に関する話題は、これにて終わり。今後、何か書くことはないと思う。

関連記事:
中華Android TV Box「EVPAD 5S」の本来の使い道:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ



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