
「DELL Inspiron 27 7775」のHDD増量でトラブル(3) [パソコン]
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ディスプレイ一体型パソコン「DELL Inspiron 27 7775」のHDD交換用に購入した、USBポータブルHDD「My Passport for Mac」を分解してみたら、ベアドライブがSATAではない特殊仕様であることが分かり、「DELL Inspiron 27 7775」には内蔵できないことが判明したため、呆然としてしまったが、間違えたものは仕方ないので次善の策を考える。
価格.com - SEAGATE ST5000LM000 [5TB 15mm] 価格比較
ベアドライブが手に入る5TBの2.5インチHDDは、現状、SEAGATEの「ST5000LM000」しかないようだ。価格も19,800円と高い。
しかも、価格.comのレビューを見ると、悪評が並んでいて、一気に買う気を失う。
価格.com - SEAGATE ST4000LM024 [4TB 15mm] 価格比較
価格.com - WESTERN DIGITAL WD40NPZZ [4TB 15mm] 価格比較
東芝 内蔵HDD 2.5インチ 4TB PCモデル MQ04ABB400-2YW 2年保証 SATA 3Gbps対応
困ったことに、4TBでさえ、ベアドライブがほとんど出回っておらず、SEAGATE、Western Digital、東芝から3モデルのみ。
価格もポータブルHDDより高い。
だったら、4TBのSATAベアドライブを内蔵していると思われるポータブルHDDを購入して、分解した方が安い。
My Passport for Mac | Western Digital ストア
だから、「My Passport for Mac」を買ったのだが、これが、SATAのHDDドライブではなく、ドライブからUSB 3.0の端子が直接出た特殊なドライブを採用していて、「DELL Inspiron 27 7775」では使えなかった。
MiniSHELTER(ミニシェルター)シリーズ
「My Passport for Mac」は、Western DigitalというHDDメーカーでもあるから、特殊なドライブを使っているのかと思ったのだが、その後、色々調べてみたら、必ずしもWestern Digitalだけでなく、例えば、MARSHALのような、HDDドライブベンダーからドライブを買ってきて、ケースに入れて商品を作っているサードベンダーでも、最近はよく使われているらしい。
ドライブ自体は、SATAのドライブより多少高いのかもしれないが、SATAからUSBの変換基板が不要になる分、むしろトータルでは安くなるのだろう。おまけに、変換基板が不要になるため、筐体もコンパクトになるメリットがあり、コンパクトなポータブルHDDは、同様の特殊ドライブを採用している可能性は高いようだ。
いや、サードベンダーに外販もしているのだから、もはや特殊ドライブとは言えないぐらいたくさん使われているみたいなのだ。
HDDを買うのがものすごく久しぶりだったので、全然知らなかったな。
SMR HDDについて ? 株式会社ニューテック
もう一つ、最近の大容量HDDについて、SMRという方式が主流になっていることを知った。
昔のCMRと呼ばれていた方式では、ディスクのプラッター上にヘッドが読書きするトラックは、お互い干渉しないようガードバンドと呼ばれる隙間を空けて並んでいた。
一つ一つのトラックの(書き込める)幅が、数年前にほぼ物理的な限界に達し、これ以上、HDD上のトラックを増やすことができなくなったときに、新たに出てきた方式が、SMRという方式だ。
SMRでは、書き込み用のヘッドと、読み出し用のヘッドを分離し、書き込み用ヘッドの幅そのままで、書き込むピッチ幅をヘッド幅より小さくして書き込む。つまり、書き込みヘッドは、隣のトラックのデータに重ね書きすることになる。
一方、読み出し専用ヘッドは、書き込み用ヘッドに比べて、幅を狭めても読み出せるため、書き込むピッチ幅のトラックのデータを他のトラックと干渉せず読み出すことができる。
大きなデータを書き込むようなケースは、連続したトラックにデータを書き込んでゆくため、それほど問題ないのだが、小さなデータをランダムに書き込む場合、書き込むトラックと重なるトラックを消してしまう可能性がある。
この問題を解決するために、重なるトラックのデータを事前に読み込んでおいてから、要求されたデータを目標のトラックに書き込み、その後で、重なるトラックにあらかじめ読み込んであったデータを書いてやることで不整合を回避する。
なので、CMRに比べてSMRのドライブは、細かなデータの読書き性能が原理的に落ちるのだが、大量のキャッシュを積んだりして、できるだけ劣化を抑えながら、CMRのHDDより、トラックピッチを狭め、容量を増やしているようだ。
SSDでも、読み出しはセクター単位で行えるが、書き込みはいったんデータを消去した後書き込む必要があり、その消去できる単位が、セクターよりかなり大きなブロック単位でしか行えないため、データを書き込むときは、書き込みたいセクターを含むブロック全体をいったん読み出しておき、消去後、部分更新したブロック全体を書き込むような制御を行っている。
このため、小さなデータの読書き性能が落ちる現象があるが、SMRのHDDにも似たような弱点があるらしい。
現在、データ移行のために、細かなデータがたくさん格納されたパソコンのHDDから、データをコピーしているのだが、そのようなファイルコピーこそが一番苦手で、処理が遅くなるのはこのせいみたいだ。
おそらく、日常の使用では、それほど気になるほどはないだろうが、今後、使う際は意識して気を付けよう。
東芝 内蔵HDD 2.5インチ 4TB PCモデル MQ04ABB400-2YW 2年保証 SATA 3Gbps対応
さて、話を元に戻すが、一度、ポータブルHDDを買って失敗しているので、多少高くてもベアドライブ単体を買うことにする。
今回、手に入るドライブの中で、東芝の「MQ04ABB400-2YW」というSATAの2.5インチ4TB HDDが、Amazonのアウトレットで、13,504円と一番安かったので、これを購入した。
届いたら、今度こそ間違いなく「Inspiron 27 7775」のHDDと交換できるはずだ。
関連記事:
「DELL Inspiron 27 7775」のHDD増量でトラブル(2):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
「DELL Inspiron 27 7775」のHDD増量でトラブル(4):トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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ディスプレイ一体型パソコン「DELL Inspiron 27 7775」のHDD交換用に購入した、USBポータブルHDD「My Passport for Mac」を分解してみたら、ベアドライブがSATAではない特殊仕様であることが分かり、「DELL Inspiron 27 7775」には内蔵できないことが判明したため、呆然としてしまったが、間違えたものは仕方ないので次善の策を考える。
価格.com - SEAGATE ST5000LM000 [5TB 15mm] 価格比較
ベアドライブが手に入る5TBの2.5インチHDDは、現状、SEAGATEの「ST5000LM000」しかないようだ。価格も19,800円と高い。
しかも、価格.comのレビューを見ると、悪評が並んでいて、一気に買う気を失う。
価格.com - SEAGATE ST4000LM024 [4TB 15mm] 価格比較
価格.com - WESTERN DIGITAL WD40NPZZ [4TB 15mm] 価格比較
東芝 内蔵HDD 2.5インチ 4TB PCモデル MQ04ABB400-2YW 2年保証 SATA 3Gbps対応
困ったことに、4TBでさえ、ベアドライブがほとんど出回っておらず、SEAGATE、Western Digital、東芝から3モデルのみ。
価格もポータブルHDDより高い。
だったら、4TBのSATAベアドライブを内蔵していると思われるポータブルHDDを購入して、分解した方が安い。
My Passport for Mac | Western Digital ストア
だから、「My Passport for Mac」を買ったのだが、これが、SATAのHDDドライブではなく、ドライブからUSB 3.0の端子が直接出た特殊なドライブを採用していて、「DELL Inspiron 27 7775」では使えなかった。
MiniSHELTER(ミニシェルター)シリーズ
「My Passport for Mac」は、Western DigitalというHDDメーカーでもあるから、特殊なドライブを使っているのかと思ったのだが、その後、色々調べてみたら、必ずしもWestern Digitalだけでなく、例えば、MARSHALのような、HDDドライブベンダーからドライブを買ってきて、ケースに入れて商品を作っているサードベンダーでも、最近はよく使われているらしい。
ドライブ自体は、SATAのドライブより多少高いのかもしれないが、SATAからUSBの変換基板が不要になる分、むしろトータルでは安くなるのだろう。おまけに、変換基板が不要になるため、筐体もコンパクトになるメリットがあり、コンパクトなポータブルHDDは、同様の特殊ドライブを採用している可能性は高いようだ。
いや、サードベンダーに外販もしているのだから、もはや特殊ドライブとは言えないぐらいたくさん使われているみたいなのだ。
HDDを買うのがものすごく久しぶりだったので、全然知らなかったな。
SMR HDDについて ? 株式会社ニューテック
もう一つ、最近の大容量HDDについて、SMRという方式が主流になっていることを知った。
昔のCMRと呼ばれていた方式では、ディスクのプラッター上にヘッドが読書きするトラックは、お互い干渉しないようガードバンドと呼ばれる隙間を空けて並んでいた。
一つ一つのトラックの(書き込める)幅が、数年前にほぼ物理的な限界に達し、これ以上、HDD上のトラックを増やすことができなくなったときに、新たに出てきた方式が、SMRという方式だ。
SMRでは、書き込み用のヘッドと、読み出し用のヘッドを分離し、書き込み用ヘッドの幅そのままで、書き込むピッチ幅をヘッド幅より小さくして書き込む。つまり、書き込みヘッドは、隣のトラックのデータに重ね書きすることになる。
一方、読み出し専用ヘッドは、書き込み用ヘッドに比べて、幅を狭めても読み出せるため、書き込むピッチ幅のトラックのデータを他のトラックと干渉せず読み出すことができる。
大きなデータを書き込むようなケースは、連続したトラックにデータを書き込んでゆくため、それほど問題ないのだが、小さなデータをランダムに書き込む場合、書き込むトラックと重なるトラックを消してしまう可能性がある。
この問題を解決するために、重なるトラックのデータを事前に読み込んでおいてから、要求されたデータを目標のトラックに書き込み、その後で、重なるトラックにあらかじめ読み込んであったデータを書いてやることで不整合を回避する。
なので、CMRに比べてSMRのドライブは、細かなデータの読書き性能が原理的に落ちるのだが、大量のキャッシュを積んだりして、できるだけ劣化を抑えながら、CMRのHDDより、トラックピッチを狭め、容量を増やしているようだ。
SSDでも、読み出しはセクター単位で行えるが、書き込みはいったんデータを消去した後書き込む必要があり、その消去できる単位が、セクターよりかなり大きなブロック単位でしか行えないため、データを書き込むときは、書き込みたいセクターを含むブロック全体をいったん読み出しておき、消去後、部分更新したブロック全体を書き込むような制御を行っている。
このため、小さなデータの読書き性能が落ちる現象があるが、SMRのHDDにも似たような弱点があるらしい。
現在、データ移行のために、細かなデータがたくさん格納されたパソコンのHDDから、データをコピーしているのだが、そのようなファイルコピーこそが一番苦手で、処理が遅くなるのはこのせいみたいだ。
おそらく、日常の使用では、それほど気になるほどはないだろうが、今後、使う際は意識して気を付けよう。
東芝 内蔵HDD 2.5インチ 4TB PCモデル MQ04ABB400-2YW 2年保証 SATA 3Gbps対応
さて、話を元に戻すが、一度、ポータブルHDDを買って失敗しているので、多少高くてもベアドライブ単体を買うことにする。
今回、手に入るドライブの中で、東芝の「MQ04ABB400-2YW」というSATAの2.5インチ4TB HDDが、Amazonのアウトレットで、13,504円と一番安かったので、これを購入した。
届いたら、今度こそ間違いなく「Inspiron 27 7775」のHDDと交換できるはずだ。
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