「QCC3040」搭載左右独立カナル型ワイヤレスホンSYLLABLE「S115 Plus」を購入 [ポータブルオーディオ]
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クアルコムの最新チップ「QCC3040」を搭載した左右独立型ワイヤレスホンのリファレンスにならないかと思い、「SoundPEATS TrueAir2」を購入してみたのだが、インナーイヤー開放型というスタイルが、余り好みではなかった。
やっぱりカナル型のイヤホンがいいな、ということで、カナル型で手頃な商品がないか探していたのだが、AliExpressで、ちょっと面白そうな商品を発見した。
AliExpress.com Product - 2021 SYLLABLE S115 Plus Strong bass TWS wireless headset noise reduction for music QCC3040 Chip of SYLLABLE S115 plus 12 hours
SYLLABLEという、全く未知の中国ブランドから出ている「S115 Plus」というカナル型のワイヤレスホンで、今年発売されたばかりの商品のようだ。
これが、安い割に、なかなか興味深いスペックなのだ。
・クアルコム「QCC3040」チップ搭載
・Bluetooth V5.2対応
・マスタースレーブ自動切り替えモード対応（Qualcomm TrueWireless Mirroringのことと思われる）
・aptX/aptX HDコーデックに対応
・中高音と、低音専用のデュアルダイナミックドライバー搭載
・4マイクによるアクティブノイズキャンセリング機能
・バッテリー容量：50mAh（ヘッドホン側）、バッテリーケース側（500mah）
・充電時間2時間で、音楽再生12時間
・IXP6準拠の防水仕様
注目は、aptX HDへの対応。aptX HDは、ハイレゾ音源のサンプリング周波数、サンプルビット数にも対応するコーデックで、わざわざこのコーデックを搭載するというのは、イヤホンとして、ハイレゾ音源の再生をターゲットにしている可能性が高い。
しかも、低音と中高音の独立したダイナミックドライバーを搭載するということにも注目。
ダイナミックドライバーというのは、振動板が付いたコイルを、磁界の中に置いて、コイルに電流を流して、振動板を振動させて音を出す方式だが、基本的には、振動板の口径が大きく、重くなるほど低音が出しやすくなり、小さく、軽く、硬くなるほど高音が出しやすくなる。
安いヘッドホンでは、一つのドライバーで高音も低音もそこそこ出るようなバランスで設計するのだが、このイヤホンは、低音と中高音の独立したドライバーを搭載して低音も高音もしっかり出すという、ワンクラス上のお金がかかるドライバーを採用している。
スピーカーシステムで言えば、低音専用のウーファーと、中高音専用のツイーターを搭載した2WAYスピーカーみたいなものだ。
肝心の再生周波数帯域のスペック表記がないのが一抹の不安だが、わざわざaptX HDコーデックを搭載していることも考えれば、中高音用ドライバーは、20KHz以上のハイレゾ超高音域の再生を狙っている可能性がありそうだ。
値段だけで探せば、「QCC3040」搭載のこれよりもっと安いカナル型イヤホンは他にあるのだが、スペック上、ハイレゾ再生を志向していると思われるスペックの安価なイヤホンは、これだけ。
しかも、AliExpressの少し前のセールで、5,000円を切る4,943円で販売していたから、安い。
知らない中国ブランドなので、スペックがフェイクで大外れである可能性もあるのだが、フェイクスペックにしては嘘のつき方がさりげなさ過ぎるので、思い切って人柱になってみることにした。
なお、なかなか注文先から配送されないなと思ったら、本当の新製品だったらしく、まだメーカーから出荷されていない模様。
届いたら、しっかりレビューしたいと思う。
関連記事：
左右独立型ワイヤレスホンSYLLABLE「S115 Plus」が届いた：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログ
左右独立型ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS TrueAir2」を使ってみて：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログ
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クアルコムの最新チップ「QCC3040」を搭載した左右独立型ワイヤレスホンのリファレンスにならないかと思い、「SoundPEATS TrueAir2」を購入してみたのだが、インナーイヤー開放型というスタイルが、余り好みではなかった。
やっぱりカナル型のイヤホンがいいな、ということで、カナル型で手頃な商品がないか探していたのだが、AliExpressで、ちょっと面白そうな商品を発見した。
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SYLLABLEという、全く未知の中国ブランドから出ている「S115 Plus」というカナル型のワイヤレスホンで、今年発売されたばかりの商品のようだ。
これが、安い割に、なかなか興味深いスペックなのだ。
・クアルコム「QCC3040」チップ搭載
・Bluetooth V5.2対応
・マスタースレーブ自動切り替えモード対応（Qualcomm TrueWireless Mirroringのことと思われる）
・aptX/aptX HDコーデックに対応
・中高音と、低音専用のデュアルダイナミックドライバー搭載
・4マイクによるアクティブノイズキャンセリング機能
・バッテリー容量：50mAh（ヘッドホン側）、バッテリーケース側（500mah）
・充電時間2時間で、音楽再生12時間
・IXP6準拠の防水仕様
注目は、aptX HDへの対応。aptX HDは、ハイレゾ音源のサンプリング周波数、サンプルビット数にも対応するコーデックで、わざわざこのコーデックを搭載するというのは、イヤホンとして、ハイレゾ音源の再生をターゲットにしている可能性が高い。
しかも、低音と中高音の独立したダイナミックドライバーを搭載するということにも注目。
ダイナミックドライバーというのは、振動板が付いたコイルを、磁界の中に置いて、コイルに電流を流して、振動板を振動させて音を出す方式だが、基本的には、振動板の口径が大きく、重くなるほど低音が出しやすくなり、小さく、軽く、硬くなるほど高音が出しやすくなる。
安いヘッドホンでは、一つのドライバーで高音も低音もそこそこ出るようなバランスで設計するのだが、このイヤホンは、低音と中高音の独立したドライバーを搭載して低音も高音もしっかり出すという、ワンクラス上のお金がかかるドライバーを採用している。
スピーカーシステムで言えば、低音専用のウーファーと、中高音専用のツイーターを搭載した2WAYスピーカーみたいなものだ。
肝心の再生周波数帯域のスペック表記がないのが一抹の不安だが、わざわざaptX HDコーデックを搭載していることも考えれば、中高音用ドライバーは、20KHz以上のハイレゾ超高音域の再生を狙っている可能性がありそうだ。
値段だけで探せば、「QCC3040」搭載のこれよりもっと安いカナル型イヤホンは他にあるのだが、スペック上、ハイレゾ再生を志向していると思われるスペックの安価なイヤホンは、これだけ。
しかも、AliExpressの少し前のセールで、5,000円を切る4,943円で販売していたから、安い。
知らない中国ブランドなので、スペックがフェイクで大外れである可能性もあるのだが、フェイクスペックにしては嘘のつき方がさりげなさ過ぎるので、思い切って人柱になってみることにした。
なお、なかなか注文先から配送されないなと思ったら、本当の新製品だったらしく、まだメーカーから出荷されていない模様。
届いたら、しっかりレビューしたいと思う。
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