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車の買い替えを考える(7) 運転負荷軽減機能について考える [乗り物]

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前回、車の予防安全機能についてまとめたが、調査してゆくうちに、予防安全機能ではないが、運転の負荷を軽減し、運転を楽にしてくれる機能が、充実していることに気付く。

これらの機能が充実していると、ドライバーにとって運転が楽になるし、ペーパードライバーが再び運転を始める時などでも、運転が始めやすいというメリットもあると思う。

我が家で言えば、奥さんがペーパードライバーだが、その奥さんがもし運転を再開するとしたら、どんなところが楽になり、本当に再開できそうか、という観点でも機能をチェックしたいと思う。

さて、ここの機能についてチェックしていこう。

ETC 2.0

ETC2.0について:便利なETC2.0│ETC総合情報ポータルサイト

昔からある機能としては、料金所の支払いの手間をなくし、料金所渋滞を減らせるETCなんかが該当すると思うが、ETCも、ETC 2.0に進化し、ITSによる様々なリアルタイム渋滞、事故情報が、ナビと連動して得られたり、サービスエリアなどの施設から一般道に出入りできるスマートインターチェンジでの高速道路の乗り降りができるようになるなど、メリットも増えている。
ETCの後付けは、配線なども汚いので、できれば新車を買うときに取り付けたいと思う。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)

最近話題を集めているのが、現状は高速道路などの一部の幹線道路のみでしかフル機能は使えないが、周りの車の流れに合わせて、自動運転をしてくれるAAC機能だ。

特に、日産はこの分野に積極的で、「プロパイロット」と名付け、軽自動車にも積極的にフル機能を搭載しているし、ホンダからは、ホンダの高級車レジェンドには、自動運転レベル3に対応した「Honda SENSING Elite」が搭載された。

面白いのは、レベル3であれば、ACC動作中に、ナビ画面でテレビやDVDを視聴したり、ナビの目的地設定や検索などが可能になるところ。
通常の車の運転では違法となる行為が合法になるというのは、確かにレベル3は凄いんだな、と初めて実感する。

AACには、全車速追従機能付きと、そうでないものがあり、全車速追従機能付きだと、渋滞で車が停車するまでの速度レンジで自動運転を続けてくれる。
全車速追従機能付きを謳っていない車は、ある一定速度(30km/h程度)以下でACCが切れ、自動運転に切り替わるから、都心部の高速道路ではあまり役に立たないだろう。

もう一つ気にすべきは、全車速追従機能付きであっても、後述する電動パーキングブレーキを搭載するかで、大きな違いがあること。
もし、全車速追従機能付きACCを搭載し、電動パーキングブレーキを搭載してれば、車が自動停車時、自動でパーキングブレーキ状態になり、再び自動で動き始めるとき、自動でパーキングブレーキが解除されるので、ドライバーはノータッチで運転できる。

ところが、全車速追従機能付きACCを搭載し、電動パーキングブレーキを搭載していない車だと、いわゆるフットブレーキで停止するだけで、こちらは、信号待ち時間程度の短い時間しか停止を維持できないのが普通だ。

なので、どうせ全車速追従機能付きACCを搭載した車を買うなら、電動パーキングブレーキも併せて搭載しており、それによるオートブレーキホールド機能を搭載している車を選んだ方がいいと考える。

また、ACCのフル機能は、高速道路などの一部の道路でしか動作しないが、実は、車線維持機能や、全社との車間維持機能など、部分的な機能は、一般道でも使える車も多いので、それがどの程度使えるかも、チェックポイントとなると思う。

ただ、ACC自体が、今のレベルの完成度で、本当に我が家に必要なのか、という根本の点は、もちろんまず考えるべきだと思う。

ワンペダルコントロール

アクセルを踏み込むとエンジンの回転数が上がるが、踏み込みを弱めると、強いエンジンブレーキがかかる制御を行い、通常の運転では、ブレーキペダルを踏むことなく、アクセルペダルの踏み込みを調整するだけで、運転ができる機能。

日産ノートの「e-POWER Drive」、トヨタ・アクアの「快適ペダル」などがこれにあたり、穏やかな運転で上手に使えば燃費も向上するし、運転に不慣れな人間でも、運転がしやすくなる面もあり、高齢者などのブレーキ踏み間違いなどによる暴走も減らせるだろう。

我が家でも、奥さんがもし運転を再開するなら、こういう機能があると、慣れるまでは運転しやすいのかな、と思う。

並列駐車、縦列駐車のアシスト

並列駐車、縦列駐車をする際、全方向カメラとセンサーを活用し、画面上で指定した駐車場へのハンドル操作、アクセル操作をアシストして、ほぼ自動で駐車できる機能。
アクアのように電子式シフトレバーも備えていると、さらにシフト操作も自動化でき、何もしなくても自動駐車ができる。

長年運転している人間でも、並列駐車や、縦列駐車が苦手という人間も多い。
我が家でも、奥さんがもし運転を再開することを考えれば、あったら絶対に嬉しい機能だと思う。

電子式シフトレバー

ACCを搭載したり、駐車アシスト機能を搭載する場合、電子式シフトレバーを採用している方が、車側での自動制御が行いやすいため、こうした運転支援機能を持つ車に、電子式シフトレバーを採用するケースが増えている。

ただ、この電子制御シフトレバーは、本当に安全なのかどうかについては、いろいろ疑問が呈されている。

従来の機械式シフトレバーの場合、手の感覚でレバーの位置を把握し、シフトモードを知ることができた。
ところが、電子式シフトレバーは、シフト操作を行った後、レバーの位置はニュートラルに戻ってしまい、どのシフトモードになったのかは、ディスプレイなどの表示で知る形となる。

【なぜハイブリッド車は誤発進が発生する?】わかりづらいシフトの長所と短所 - 自動車情報誌「ベストカー」

プリウスの誤発進や暴走事故が多い原因の一つとして、電子式シフトレバーを採用しており、機械式シフトレバーしか触ってこなかった人間が、シフト位置を間違えて発進しまうこともあるのではないかと言われている。

これは、実際に現物のシフトレバーを見てみたら、シフトモードをレバーを持つ手の感覚で把握できないのは、非常に戸惑った。
新しい車に不慣れ場お年寄りが、暴走してしまうのも分かる気がした。

逆に言えば、今後、この電子式シフトレバーが主流になるのだとしたら、歳を食ってから使い始めるより、早めに使い始めて、シフトポジションをディスプレイで知ることに慣れた方がいい気もしたな。

そのほか、運転を楽にする運転負荷軽減機能として、各社で次のようなものが搭載されている。

・道路と車、あるいは車同士が直接通信し、ドライバーに知らて安全運転を支援するITSシステム
・ウインカー操作による自動車線変更支援機能
・ハンズオフ機能付き追い越し支援機能
・視線移動が少ないヘッドアップディスプレイ
・ヒルスタートアシスト(坂道発進で後退を抑止する)

安い車では、一部の上位車種のみ搭載されていたり、オプション追加でしか装備できない機能も多いが、直接安全性にかかわる機能ではないものが多いので、仕方ないところか。

私自身は、現時点ではあまり必要性は感じていない機能が多いが、ペーパードライバーの奥さんが、今から運転を再開するとしたら、「あったらうれしい」機能が多い。

私も、今後10年間を考えれば、だんだん「あってよかった」と思うようになるかもしれない。

今後10年間使い続けることを考えると、今、お金をかけて追加できるなら、装備したいと思う。

関連記事:
車の買い替えを考える(6) 予防安全性能について考える:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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