
コンパクトスマホ「SOYES S10 MAX」を試用してみて [スマートフォン]
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コンパクトスマホ「SOYES S10 MAX」を、2週間ほど、ポータブルDAPとして試用してみてたが、思ったよりは出来がよく、気に入っている。
いくつか気づいたことや感想を書いてゆきたい。
操作レスポンス
ベンチマークスコアで見れば、「Unihertz Jelly 2」に比べれば、性能は低いのだが、操作していてイライラするようなことはほとんどない。
まだ使い始めだということもあるのかもしれないが、今のところ普通にアプリを使う分には、何の不満もなさそうだ。
タッチパネルの感度
これも、画面が少し大きめであるせいもあるかもしれないが、タッチパネルの反応も「Unihertz Jelly 2」よりいい気がする。
「Unihertz Jelly 2」は、戻るボタンが画面外のタッチセンサーで、これの反応が非常に悪かったが、「SOYES S10 MAX」は画面内のナビゲーションバー、または、ジェスチャーで操作するため、反応もいい。
Bluetoothの接続
これも、明らかに「Unihertz Jelly 2」より音切れが少なく、接続も安定している。
「Unihertz Jelly 2」に接続して使うと音切れが多い左右独立型イヤホン「QCY T1」も、「SOYES S10 MAX」との組み合わせでは、格段に音切れが少ない。
バッテリーの持ちはいい
まず、時々電源を入れて画面を見るだけで、何にも使わない状態で24時間放置したが、バッテリーは24%しか減らなかった。これは、このサイズのコンパクトスマホとしては、かつてないほど優秀。
次に、首にぶら下げて、朝9時から16時ぐらいまで、Bluetoothイヤホンでラジオ番組やSpotifyを聞き続けてみたが、余裕で2日は使い続けられるので、これもかなり優秀
バッテリー容量も、設計容量2400mAhに対し、AccBatteryの推定容量は2533mAhと上回っていることもあるのか、公称2000mAhの「Unihertz Jelly 2」に対し、実質的なバッテリーの持ちは明らかに上回っている。
防水・防塵
防水・防塵仕様は、IP68規格準拠となっている。お風呂に浸かりながら使ってみたが、防水性能に特に問題ないと思う。
ただ、防水・防塵性能を発揮するには、USB端子のゴムキャップと、SIMトレイのゴムパッキングが付いた蓋をしっかり閉じる必要がある。
SIMトレイはめったに開けないが、USB端子は、PCと接続したり、充電するたびに開けるので、実際に使う時には、しっかり閉めないと、せっかくの防水が台無しになってしまうので、要注意だ。
ただ、USB端子のゴムキャップ自体は、しっかりした材質のもので、今のところ耐久性は問題なさそうだ。
そんなの当たり前と思うかもしれないが、過去使った中華端末では、こうした防水を謳いながら、USB端子のゴムキャップが1週間でちぎれてしまった製品があったのだ。
microSDカードの対応
64GB以上のmicroSDXCカード挿しても、そのままでは認識せず、「SOYES S10 MAX」でフォーマットすると、メモリカードとして使えるようになる。
最大256GBまで対応するとのことだが、実際に、256GBのmicroSDXCカードを挿して、フォーマットしてみたところ、ファイル形式は、microSDXC規格のexFATではなく、FAT32だった。
中華端末にはよくある仕様で、exFATのライセンス料の支払いを嫌ったものと思われる。
ただ、その代償として、1つのファイルサイズは最大4GBに制限されるため、大きな動画ファイルは保存できない可能性がある。
また、FAT32のファイルシステム自体の設計が古く、簡単にファイルシステムが破損するため、重要なデータは置けない。
謎仕様のFMラジオ
一点謎だったのが、プリンストールされたFMラジオアプリだ。
周波数バンドが、日本の帯域に対応しておらず、実質、ワイドFM局しか選局できないのは、日本向け製品ではないから、まあ普通の仕様だ。
しかし、通常、こういうFMラジオアプリは、ミニジャックにアンテナ代わりのイヤホンなどを繋がないと、ラジオが聞けないのだが、この機種は、FMラジオアプリを立ち上げると、何もつ繋がなくても、「サー」というFMのヒスノイズが再生され、FMラジオの受信状態となる。
そもそも、この製品、イヤホンジャックがない。じゃあ、FMアンテナを、本体に内蔵しているのか?
もしそうだとしたら、感度が悪すぎる。
そのままでは、ニッポン放送も、文化放送も、TBSラジオも、ラジオ日本も、全く受信できないのだから。
それとも、イヤホン以外のアンテナを取り付ける必要があるのか? でも、そんな端子なさそうだし。
英語のマニュアルに何か書いてないかと思って読んでみたが、何も書いてない。
ひょっとして、TYPE-C端子にUSBケーブルを取り付けると、それがアンテナになるのか?と思い、付属のUSBケーブルをつないでみたら、これが大当たり!
FMラジオが入感し始めた。
受信感度は抜群とは言えないが、湘南エリアで、ニッポン放送はクリアに受信でき、その次に、ラジオ日本。
文化放送、TBSラジオはノイズまみれで、かすかに聞こえる程度だ。
さらに、驚いたのは、この製品、FMラジオが、Bluetoothでも聞けること。
「Unihertz Jelly 2」など過去に使ったスマホは、FMラジオで音声の出力先をイヤホン端子から、内蔵スピーカーに切り替えることはできるが、Bluetoothイヤホンから音を出すことはできなかった。
ここまでくると、FMラジオの周波数帯域が、日本対応でないのが、滅茶苦茶惜しくなってくるな。
なお、このFMラジオ機能、他のアプリを立ち上げても、バックグラウンドで音が出続けるため、FMラジオを聞き終えるときには、FMラジオアプリで明示的に停止ボタンを押して、音を止めてから、他のアプリに切り替える必要があるのは、ちょっと面倒。
さて、最後に、トータルでの感想だが、ポータブルDAPとして、首からぶら下げて持ち歩いていると、「Unihertz Jelly 2」に比べてデカくて重いので、揺れるたびに邪魔に感じる感じはある。
「Unihertz Jelly 2」で使っていた「モバイルSuica」が使えなくなるのも、街歩きには悩ましい(ビューカードを持っているのでそれを使えばいいのだが)。
ただ、それ以外は、思ったより「SOYES S10 MAX」の出来はいいと思った。
特に、防水・防塵仕様のメリットは大きいため、雨の日に外歩きするときは、「Unihertz Jelly 2」ではなく、「SOYES S10 MAX」を持ち歩こうと思う。
それ以外では、引き続き、「Unihertz Jelly 2」を使い続けるつもりだが。
関連記事:
コンパクトスマホ「SOYES S10 MAX」のセットアップ完了:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
コンパクトスマホ「SOYES S10 MAX」・その後:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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コンパクトスマホ「SOYES S10 MAX」を、2週間ほど、ポータブルDAPとして試用してみてたが、思ったよりは出来がよく、気に入っている。
いくつか気づいたことや感想を書いてゆきたい。
操作レスポンス
ベンチマークスコアで見れば、「Unihertz Jelly 2」に比べれば、性能は低いのだが、操作していてイライラするようなことはほとんどない。
まだ使い始めだということもあるのかもしれないが、今のところ普通にアプリを使う分には、何の不満もなさそうだ。
タッチパネルの感度
これも、画面が少し大きめであるせいもあるかもしれないが、タッチパネルの反応も「Unihertz Jelly 2」よりいい気がする。
「Unihertz Jelly 2」は、戻るボタンが画面外のタッチセンサーで、これの反応が非常に悪かったが、「SOYES S10 MAX」は画面内のナビゲーションバー、または、ジェスチャーで操作するため、反応もいい。
Bluetoothの接続
これも、明らかに「Unihertz Jelly 2」より音切れが少なく、接続も安定している。
「Unihertz Jelly 2」に接続して使うと音切れが多い左右独立型イヤホン「QCY T1」も、「SOYES S10 MAX」との組み合わせでは、格段に音切れが少ない。
バッテリーの持ちはいい
まず、時々電源を入れて画面を見るだけで、何にも使わない状態で24時間放置したが、バッテリーは24%しか減らなかった。これは、このサイズのコンパクトスマホとしては、かつてないほど優秀。
次に、首にぶら下げて、朝9時から16時ぐらいまで、Bluetoothイヤホンでラジオ番組やSpotifyを聞き続けてみたが、余裕で2日は使い続けられるので、これもかなり優秀
バッテリー容量も、設計容量2400mAhに対し、AccBatteryの推定容量は2533mAhと上回っていることもあるのか、公称2000mAhの「Unihertz Jelly 2」に対し、実質的なバッテリーの持ちは明らかに上回っている。
防水・防塵
防水・防塵仕様は、IP68規格準拠となっている。お風呂に浸かりながら使ってみたが、防水性能に特に問題ないと思う。
ただ、防水・防塵性能を発揮するには、USB端子のゴムキャップと、SIMトレイのゴムパッキングが付いた蓋をしっかり閉じる必要がある。
SIMトレイはめったに開けないが、USB端子は、PCと接続したり、充電するたびに開けるので、実際に使う時には、しっかり閉めないと、せっかくの防水が台無しになってしまうので、要注意だ。
ただ、USB端子のゴムキャップ自体は、しっかりした材質のもので、今のところ耐久性は問題なさそうだ。
そんなの当たり前と思うかもしれないが、過去使った中華端末では、こうした防水を謳いながら、USB端子のゴムキャップが1週間でちぎれてしまった製品があったのだ。
microSDカードの対応
64GB以上のmicroSDXCカード挿しても、そのままでは認識せず、「SOYES S10 MAX」でフォーマットすると、メモリカードとして使えるようになる。
最大256GBまで対応するとのことだが、実際に、256GBのmicroSDXCカードを挿して、フォーマットしてみたところ、ファイル形式は、microSDXC規格のexFATではなく、FAT32だった。
中華端末にはよくある仕様で、exFATのライセンス料の支払いを嫌ったものと思われる。
ただ、その代償として、1つのファイルサイズは最大4GBに制限されるため、大きな動画ファイルは保存できない可能性がある。
また、FAT32のファイルシステム自体の設計が古く、簡単にファイルシステムが破損するため、重要なデータは置けない。
謎仕様のFMラジオ
一点謎だったのが、プリンストールされたFMラジオアプリだ。
周波数バンドが、日本の帯域に対応しておらず、実質、ワイドFM局しか選局できないのは、日本向け製品ではないから、まあ普通の仕様だ。
しかし、通常、こういうFMラジオアプリは、ミニジャックにアンテナ代わりのイヤホンなどを繋がないと、ラジオが聞けないのだが、この機種は、FMラジオアプリを立ち上げると、何もつ繋がなくても、「サー」というFMのヒスノイズが再生され、FMラジオの受信状態となる。
そもそも、この製品、イヤホンジャックがない。じゃあ、FMアンテナを、本体に内蔵しているのか?
もしそうだとしたら、感度が悪すぎる。
そのままでは、ニッポン放送も、文化放送も、TBSラジオも、ラジオ日本も、全く受信できないのだから。
それとも、イヤホン以外のアンテナを取り付ける必要があるのか? でも、そんな端子なさそうだし。
英語のマニュアルに何か書いてないかと思って読んでみたが、何も書いてない。
ひょっとして、TYPE-C端子にUSBケーブルを取り付けると、それがアンテナになるのか?と思い、付属のUSBケーブルをつないでみたら、これが大当たり!
FMラジオが入感し始めた。
受信感度は抜群とは言えないが、湘南エリアで、ニッポン放送はクリアに受信でき、その次に、ラジオ日本。
文化放送、TBSラジオはノイズまみれで、かすかに聞こえる程度だ。
さらに、驚いたのは、この製品、FMラジオが、Bluetoothでも聞けること。
「Unihertz Jelly 2」など過去に使ったスマホは、FMラジオで音声の出力先をイヤホン端子から、内蔵スピーカーに切り替えることはできるが、Bluetoothイヤホンから音を出すことはできなかった。
ここまでくると、FMラジオの周波数帯域が、日本対応でないのが、滅茶苦茶惜しくなってくるな。
なお、このFMラジオ機能、他のアプリを立ち上げても、バックグラウンドで音が出続けるため、FMラジオを聞き終えるときには、FMラジオアプリで明示的に停止ボタンを押して、音を止めてから、他のアプリに切り替える必要があるのは、ちょっと面倒。
さて、最後に、トータルでの感想だが、ポータブルDAPとして、首からぶら下げて持ち歩いていると、「Unihertz Jelly 2」に比べてデカくて重いので、揺れるたびに邪魔に感じる感じはある。
「Unihertz Jelly 2」で使っていた「モバイルSuica」が使えなくなるのも、街歩きには悩ましい(ビューカードを持っているのでそれを使えばいいのだが)。
ただ、それ以外は、思ったより「SOYES S10 MAX」の出来はいいと思った。
特に、防水・防塵仕様のメリットは大きいため、雨の日に外歩きするときは、「Unihertz Jelly 2」ではなく、「SOYES S10 MAX」を持ち歩こうと思う。
それ以外では、引き続き、「Unihertz Jelly 2」を使い続けるつもりだが。
関連記事:
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