車のディーラー巡り(6) ダイハツ「アトレー」の試乗 [乗り物]
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病院に通院した帰り、帰り道の途中に、ダイハツの販売店があり、屋外に、先日発売された軽キャブバン「アトレー」が展示されていたので、現物を見てみることにした。
【公式】アトレー トップページ|ダイハツ
運転席の下にエンジンがあり、「タント」なんかに比べると運転席が高い位置にあるため、若干登りながら乗り込む感じにはなるが、昔見たことがある軽バンの印象よりは、高さは感じない。
スライドドアは、電動アシスト付きだが、キーなしで電動アシストなしでも、割と軽く開け閉めできた。
ただ、実際に見た後席は、予想はしていたものの、薄っぺらくて小さく、男の私では、座面が低すぎて、太ももの裏側が座面につかない。
「アトレー」は、以前聞いていた噂通り、小型貨物車「4ナンバー」として設計されており、乗用車としては割り切ったスペックで発売されたため、後席は「一応使える」というレベルで、長距離の移動には使えないことを再確認した。
その代り、後席は簡単に畳むことができ、畳むと荷室と連続の広大なフラットなスペースが誕生する。
その長さは2mぐらいはあるため、前席はそのままにして、大人二人が車中泊することもできるのは、軽ハイトワゴンでは不可能なシートアレンジだ。
さて、車を見ていたら、お店の営業の方が声をかけてきたので、試乗できるか聞いてみた。
すると、普段は試乗車は置いていないのだが、その当日、たまたま乗りたいというお客さんがいて、他店から取り寄せているので、そのお客さんの後であれば、その日に限り試乗できるという。
そこで、予定外だったが、その場で試乗を予約して、約束した時間に再訪し、実際に試乗させてもらった。
まずは、運転席に乗り込み、運転ポジションを調整する。
運転席の足元は、昔の印象からもっと狭いかと思ったら、若干左には寄るが、案外素直に着座してアクセルやブレーキが踏めるようだ。
ただ、私の場合、ハンドルのチルトと座席の調整を合わせて行っても、ハンドルとの距離を適正にすると、若干ペダル位置が遠めに感じる。
逆に、ペダルに合わせると、ハンドル位置が若干詰まり気味になるな。
足踏みパーキングブレーキを解除し、エンジンをスタートし、アクセルを踏むと、軽々と始動する。
アクセルを軽く踏むだけで、思ったより勢いよくエンジンが回る感じなのは、営業さんによれば、基本は荷物を積む車なので、トルク重視の設定となっているためらしい。
その後も、アクセルを踏めばリニアに速度が上がり、ハンドルも軽いが戻りもよく、気持ちよく運転ができる。
車体が軽い上に、ターボも効いていて、CVTの設定も適正なようで、同社の「タント」なんかよりも、むしろ軽快に運転できた。
背が高いので道路の段差などでは、多少ひょこひょこするが、一般道ではカーブでも不安定さは感じられなかった。
また、室内の騒音も思ったより静かで、特に、エンジンが運転席の下にあるとは思えないほど、エンジン音が静かなのにはびっくりした。
アイドリングストップ機構も搭載しており、停止後の再始動時のセルモーター音も、同社の「タント」に比べれば抑えられていて割と静か。出足も「タント」よりいい。
正直、運転していて、軽キャブバンの旧来のイメージを覆すような運転しやすい車だった。
装備面でも、お金はそれなりにかかるが、予防安全機能からACC、デジタル表示のバックミラーまでフル装備にできるのも素晴らしい。
ただ、もちろん気になる点もある。
先に書いたように、私の場合、若干適正な着座位置を取るのが難しかった。なので、長時間の運転では、疲れるかもしれない。
また、後から気づいたのだが、運転席の足元を広げるため、助手席の足元が大変狭くなっていて、女性でも窮屈そうであること。これについては、助手席を思いっきり後ろにスライドすれば、多少改善される。
もう一つ、ナビスペースが狭く、9インチのディスプレイオーディオを装着すると、かなり上に出っ張り視野の邪魔になるのも気になるところ。
乗り心地についても、軽キャブバンの旧来のイメージを覆すレベルではあると思うが、「N-Box」や「ルークス」に比べれて優れている訳ではなく、やっぱり劣るのは確か。
なので、もし、この車を買うとしたら、まだ夫婦共に元気な内に、車中泊も活用しながら、日本中を旅行しまくるために使い倒し、5年後に、改めて、車の将来を見据えて、長く乗れる車に買い替えるという前提になる気がする。
それも悪くない気はするけどな。
「アトレー」や「エブリーワゴン」などの軽キャブバンは、中古車の人気も高く、値段も下がりづらいため、そうした考え方も成立するのだ。
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【公式】アトレー トップページ|ダイハツ
運転席の下にエンジンがあり、「タント」なんかに比べると運転席が高い位置にあるため、若干登りながら乗り込む感じにはなるが、昔見たことがある軽バンの印象よりは、高さは感じない。
スライドドアは、電動アシスト付きだが、キーなしで電動アシストなしでも、割と軽く開け閉めできた。
ただ、実際に見た後席は、予想はしていたものの、薄っぺらくて小さく、男の私では、座面が低すぎて、太ももの裏側が座面につかない。
「アトレー」は、以前聞いていた噂通り、小型貨物車「4ナンバー」として設計されており、乗用車としては割り切ったスペックで発売されたため、後席は「一応使える」というレベルで、長距離の移動には使えないことを再確認した。
その代り、後席は簡単に畳むことができ、畳むと荷室と連続の広大なフラットなスペースが誕生する。
その長さは2mぐらいはあるため、前席はそのままにして、大人二人が車中泊することもできるのは、軽ハイトワゴンでは不可能なシートアレンジだ。
さて、車を見ていたら、お店の営業の方が声をかけてきたので、試乗できるか聞いてみた。
すると、普段は試乗車は置いていないのだが、その当日、たまたま乗りたいというお客さんがいて、他店から取り寄せているので、そのお客さんの後であれば、その日に限り試乗できるという。
そこで、予定外だったが、その場で試乗を予約して、約束した時間に再訪し、実際に試乗させてもらった。
まずは、運転席に乗り込み、運転ポジションを調整する。
運転席の足元は、昔の印象からもっと狭いかと思ったら、若干左には寄るが、案外素直に着座してアクセルやブレーキが踏めるようだ。
ただ、私の場合、ハンドルのチルトと座席の調整を合わせて行っても、ハンドルとの距離を適正にすると、若干ペダル位置が遠めに感じる。
逆に、ペダルに合わせると、ハンドル位置が若干詰まり気味になるな。
足踏みパーキングブレーキを解除し、エンジンをスタートし、アクセルを踏むと、軽々と始動する。
アクセルを軽く踏むだけで、思ったより勢いよくエンジンが回る感じなのは、営業さんによれば、基本は荷物を積む車なので、トルク重視の設定となっているためらしい。
その後も、アクセルを踏めばリニアに速度が上がり、ハンドルも軽いが戻りもよく、気持ちよく運転ができる。
車体が軽い上に、ターボも効いていて、CVTの設定も適正なようで、同社の「タント」なんかよりも、むしろ軽快に運転できた。
背が高いので道路の段差などでは、多少ひょこひょこするが、一般道ではカーブでも不安定さは感じられなかった。
また、室内の騒音も思ったより静かで、特に、エンジンが運転席の下にあるとは思えないほど、エンジン音が静かなのにはびっくりした。
アイドリングストップ機構も搭載しており、停止後の再始動時のセルモーター音も、同社の「タント」に比べれば抑えられていて割と静か。出足も「タント」よりいい。
正直、運転していて、軽キャブバンの旧来のイメージを覆すような運転しやすい車だった。
装備面でも、お金はそれなりにかかるが、予防安全機能からACC、デジタル表示のバックミラーまでフル装備にできるのも素晴らしい。
ただ、もちろん気になる点もある。
先に書いたように、私の場合、若干適正な着座位置を取るのが難しかった。なので、長時間の運転では、疲れるかもしれない。
また、後から気づいたのだが、運転席の足元を広げるため、助手席の足元が大変狭くなっていて、女性でも窮屈そうであること。これについては、助手席を思いっきり後ろにスライドすれば、多少改善される。
もう一つ、ナビスペースが狭く、9インチのディスプレイオーディオを装着すると、かなり上に出っ張り視野の邪魔になるのも気になるところ。
乗り心地についても、軽キャブバンの旧来のイメージを覆すレベルではあると思うが、「N-Box」や「ルークス」に比べれて優れている訳ではなく、やっぱり劣るのは確か。
なので、もし、この車を買うとしたら、まだ夫婦共に元気な内に、車中泊も活用しながら、日本中を旅行しまくるために使い倒し、5年後に、改めて、車の将来を見据えて、長く乗れる車に買い替えるという前提になる気がする。
それも悪くない気はするけどな。
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