書き洩らしていたコンパクトスマホ(3) 「Cubot J10」

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書き洩らしていたコンパクトスマホの最後は、AliExpressなどの海外通販サイトでよく見かける「Cubot J10」。

AliExpress.com Product - Cubot J10 Android 11 Smartphone 4-Inch Screen MINI Mobile Phones 32GB ROM Dual SIM 3G Face ID 2350mAh 5MP Celular Smart Phone

これが、実にアンバランスなスペックの不思議なコンパクトスマホなのだ。

まず、ディスプレイは、4インチで解像度が854x480ピクセルの、サイズの割に高解像度のIPS液晶を搭載し、サイズは、65x138x10.8mmのコンパクトサイズ。

バッテリー容量は、2,350mAhと比較的大きく、そのせいもあってか重量は、143gある。

SoCは、Spreadtrum SC7731E。
Spreadtrumというと耳慣れないが、現在の社名で言えばUNISOC。
古いSoCで、Antutuベンチの総合スコアは、2.1万点と、ローエンド中のローエンドで、RAM容量もたったの1GB。

OSは、Android 11で新しいが、1GB RAMでも動く「Go edition」だ。

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「Go edition」については、以前、「ULCOOL U2」というコンパクトスマホで体験済だ。
Google純正アプリが、機能限定の「Go edition」専用のアプリしか使えなかったり、Google Podcastなどのように使えないアプリがあったりもするが、思ったより快適に使えた経験がある。

一方で、内蔵ストレージは、このクラスとしては比較的大きめの32GBで、最大128GBのmicroSDカードも使える。

モバイル通信は、4Gは非対応で、2G(GMS)/3GまでのDSDS対応。

カメラは、リアが500万画素で、フロントは200万画素。

価格が6,000円前後だから、それを考えれば、ディスプレイや、内蔵ストレージ容量、バッテリー容量など、クラスを超えるスペックがあるかと思えば、もはやいつの時代のスペックだと言えるような時代遅れのスペックもあり、非常にバランスの悪い製品だ。

使い道については、3.5 mmのヘッドホンジャックもBluetooth 4.2も内蔵し、microSDカードでストレージ容量の拡張も可能だから、「メディアプレーヤーに使えないかな？」といったところか。

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今回まとめてご紹介した3機種は、いずれも、スペックが中途半端で、使い道に困るものばかり。
存在は知っていたのに、今までご紹介を後回しにしていた理由も、分かっていただけると思う。

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