
カメラ搭載の冷蔵庫って、どの程度役に立つのだろう? [白物家電]
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最近、あまり白物家電をチェックしていなかったのだが、最近、雑誌で見て、カメラ搭載の冷蔵庫というのが発売されつつあることを知った。
買い忘れを防ぐカメラ付き冷蔵庫、アイリスオーヤマが発売 クラウドに保存、スマホで確認 - ITmedia NEWS
まず、アイリスオーヤマが、2022年2月9日に、庫内の食材をスマートフォンの画面で確認できる2ドア冷蔵庫「STOCK EYE」(ストックアイ)を発表した。
扉の内側にネットワークカメラを搭載し、扉を閉じた約8分後に庫内を撮影し、Wi-Fiを介してクラウド保存する仕組みとなっており、扉を開閉するたびに画像を更新してくれる。
ユーザーはスマホアプリ「HomeLink」(iOS/Android)で、どこにいても庫内を確認できるので、食材の買い忘れや重複買いを防げるという。
アプリでは食材の賞味期限などの手動入力にも対応。賞味期限の前日に通知する機能で食品ロスを減らせるという。
主なターゲットは共働き夫婦としており、容積は296Lと小さめサイズ。その割に、冷凍室を91Lと大きめにして、週末のまとめ買いや食品の冷凍保存にも対応したそうだ。
ただ、容量の割には、価格は138,000円とかなり高め。容量が小さいだけに、余計に、カメラをつけたコストが目立ってしまっている気がする。
また、超広角カメラを搭載して庫内の奥まで見えるというが、掲載されたサンプル画像を見る限り、奥まで見えるのは上段のみだし、扉側の収納物に関しては、ほとんど見えないに等しい。
日立の新冷蔵庫はカメラ付き。外出先でもスマホで中身を確認可能 - 家電 Watch
一方、日立も、2022年2月24日に、外出先からスマートフォンで冷蔵室内の中身を確認できるカメラを搭載した大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 HXCCタイプ」を発売した。
ラインナップは、定格内容積617Lの「R-HXCC62S」と、540Lの「R-HXCC54S」の2機種をラインナップし、店頭予想価格は順に50万円前後、44万円前後というから、アイリスオーヤマとは全くターゲット層が違うようだ。
この製品の「冷蔵庫カメラ」は、を冷蔵庫の上部に、前に飛び出す形で設置されており、冷蔵室のドアを開けた時に、広角カメラで撮影することで、冷蔵庫の棚だけでなく、両開きの扉も撮影してくれる。
撮影した写真は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」に転送され、スマホから確認できるのは、アイリスオーヤマ同様。
ただ、左右のどちらか片側だけを開けても撮影し、アプリには開けた方の最新の写真と、開けていない方の過去の写真を合成した画像を表示してくれたり、スマホで表示される映像も、アイリスオーヤマの広角レンズの画像そのままではなく、正面斜め上からから見たように画像補正されている点は、工夫がみられる。
ただ、これでも、冷蔵庫の奥までしっかり見られるとは言えないし、冷凍庫や野菜室も見られない。
せっかく、カメラを上につけたのだから、引出式の冷凍庫や野菜室も何とか見えるようにして欲しかったな。
省エネ性能や、収納性、保存性能などの面では、日立は従来トップクラスだったが、それに新たにカメラをつけた、というコンセプトは真っ当で、大容量のハイエンドモデルで元々高価だけに、カメラをつけたコストアップが小さく見えるメリットもある。
ただ、どちらも製品も、価格が高い上に、まだまだ完成度は低く、わざわざこの機能を目的に冷蔵庫を選ぶか?と言われたら疑問に思う。
少なくとも、
・冷蔵庫の奥まで見えるようにする
・冷凍庫、野菜室の中も、全部見えるようにする
最低限、これだけはクリアしないと、今のような不完全な機能では、だれも手を出さないと思うな。
さらには、クラウドの画像認識で、ある程度、入っている食品が何かを自動認識して欲しい。
人が、冷蔵庫に食品を入れる前に、カメラに食品を向けて食品名をしゃべれば、自動で、どんな食品がどこの棚に入ったかを自動認識してくれるぐらいは、最新技術ならできなくはないだろう。
本気で最新技術を結集すれば、自走式ロボットカメラを、冷蔵庫、冷凍庫、野菜室の中を自由に走り間らせて、食品を撮影しまくり、それを合成して、スマホで見せる、といったことも、夢ではないと思う。
値段のことはさておき、どこかそこまでやる家電メーカーはないのかな。
いまだと、日本より中国メーカーあたりの方が、真っ先にやりそうなのが、悲しい現実かもしれない。
関連記事:
冷蔵庫の真空チルド室の問題解決:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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最近、あまり白物家電をチェックしていなかったのだが、最近、雑誌で見て、カメラ搭載の冷蔵庫というのが発売されつつあることを知った。
買い忘れを防ぐカメラ付き冷蔵庫、アイリスオーヤマが発売 クラウドに保存、スマホで確認 - ITmedia NEWS
まず、アイリスオーヤマが、2022年2月9日に、庫内の食材をスマートフォンの画面で確認できる2ドア冷蔵庫「STOCK EYE」(ストックアイ)を発表した。
扉の内側にネットワークカメラを搭載し、扉を閉じた約8分後に庫内を撮影し、Wi-Fiを介してクラウド保存する仕組みとなっており、扉を開閉するたびに画像を更新してくれる。
ユーザーはスマホアプリ「HomeLink」(iOS/Android)で、どこにいても庫内を確認できるので、食材の買い忘れや重複買いを防げるという。
アプリでは食材の賞味期限などの手動入力にも対応。賞味期限の前日に通知する機能で食品ロスを減らせるという。
主なターゲットは共働き夫婦としており、容積は296Lと小さめサイズ。その割に、冷凍室を91Lと大きめにして、週末のまとめ買いや食品の冷凍保存にも対応したそうだ。
ただ、容量の割には、価格は138,000円とかなり高め。容量が小さいだけに、余計に、カメラをつけたコストが目立ってしまっている気がする。
また、超広角カメラを搭載して庫内の奥まで見えるというが、掲載されたサンプル画像を見る限り、奥まで見えるのは上段のみだし、扉側の収納物に関しては、ほとんど見えないに等しい。
日立の新冷蔵庫はカメラ付き。外出先でもスマホで中身を確認可能 - 家電 Watch
一方、日立も、2022年2月24日に、外出先からスマートフォンで冷蔵室内の中身を確認できるカメラを搭載した大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 HXCCタイプ」を発売した。
ラインナップは、定格内容積617Lの「R-HXCC62S」と、540Lの「R-HXCC54S」の2機種をラインナップし、店頭予想価格は順に50万円前後、44万円前後というから、アイリスオーヤマとは全くターゲット層が違うようだ。
この製品の「冷蔵庫カメラ」は、を冷蔵庫の上部に、前に飛び出す形で設置されており、冷蔵室のドアを開けた時に、広角カメラで撮影することで、冷蔵庫の棚だけでなく、両開きの扉も撮影してくれる。
撮影した写真は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」に転送され、スマホから確認できるのは、アイリスオーヤマ同様。
ただ、左右のどちらか片側だけを開けても撮影し、アプリには開けた方の最新の写真と、開けていない方の過去の写真を合成した画像を表示してくれたり、スマホで表示される映像も、アイリスオーヤマの広角レンズの画像そのままではなく、正面斜め上からから見たように画像補正されている点は、工夫がみられる。
ただ、これでも、冷蔵庫の奥までしっかり見られるとは言えないし、冷凍庫や野菜室も見られない。
せっかく、カメラを上につけたのだから、引出式の冷凍庫や野菜室も何とか見えるようにして欲しかったな。
省エネ性能や、収納性、保存性能などの面では、日立は従来トップクラスだったが、それに新たにカメラをつけた、というコンセプトは真っ当で、大容量のハイエンドモデルで元々高価だけに、カメラをつけたコストアップが小さく見えるメリットもある。
ただ、どちらも製品も、価格が高い上に、まだまだ完成度は低く、わざわざこの機能を目的に冷蔵庫を選ぶか?と言われたら疑問に思う。
少なくとも、
・冷蔵庫の奥まで見えるようにする
・冷凍庫、野菜室の中も、全部見えるようにする
最低限、これだけはクリアしないと、今のような不完全な機能では、だれも手を出さないと思うな。
さらには、クラウドの画像認識で、ある程度、入っている食品が何かを自動認識して欲しい。
人が、冷蔵庫に食品を入れる前に、カメラに食品を向けて食品名をしゃべれば、自動で、どんな食品がどこの棚に入ったかを自動認識してくれるぐらいは、最新技術ならできなくはないだろう。
本気で最新技術を結集すれば、自走式ロボットカメラを、冷蔵庫、冷凍庫、野菜室の中を自由に走り間らせて、食品を撮影しまくり、それを合成して、スマホで見せる、といったことも、夢ではないと思う。
値段のことはさておき、どこかそこまでやる家電メーカーはないのかな。
いまだと、日本より中国メーカーあたりの方が、真っ先にやりそうなのが、悲しい現実かもしれない。
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