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Androidアプリが使えるポータブルDAP(3) HiBy R5 Saber [スマートフォン]

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HiBy R5 Saber | IIDAPIANO

Android OSを搭載しているローエンドクラスのポータブルDAPで、次に見つけたのが、HiByという中華ブランドから発売されている「R5 Saber」という製品。

本体サイズは、107.7x15.6x61.2mmで、前回ご紹介した「Shanling M3X」より一回り小さく、特に横幅は10.8mmも狭い。
重量も「Shanling M3X」より8g軽く160gとなっている。

本体の横幅に比例するように、画面も4.0インチで、解像度は1080x540ピクセルのIPS液晶となっており、「Shanling M3X」より若干小さく、解像度も低めだが、実際の写真を見ると、横方向の額縁は「HiBy R5 Saber」の方が明らかに狭く、筐体ぎりぎり一杯まで画面があるのが分かる。

本体右側面には電源、再生/停止、曲送り、曲戻しのボタンを備え、左側には音量アップ/ダウンのボタンが並び、主要操作は画面を見ず、手探りだけで操作できる。

下部には、3.5mmアンバランス端子と、4.4mmバランス端子、そしてUSB-C端子を装備する。

バッテリー容量は、3,500mAhと大きめで、QC3.0規格の急速充電もサポートするが、バッテリーでの連続動作時間は18時間と、「Shanling M3X」より劣る。この点は、デュアルで搭載するハイレゾ対応DACチップ「CirrusLogic CS43198」の省電力性能が、「Shanling M3X」が搭載しているDACチップ「ESS ES9219C」のより劣るためらしい。

また、「Shanling M3X」は、DACを、シングルとダブル駆動の切り替えが可能だが、「HiBy R5 Saber」にはその機能はないようだ。

対応コーデックは、MP3からFLAC、MQAまで網羅しており、最大384kHz/32bitまでのPCM再生、最大11.2MHzまでのDSDネイティブ再生が可能なあたりは、「Shanling M3X」とほぼ同じだ。

そして、「HiBy R5 Saber」もAndroid OSを搭載し、Google Playストアから、自由にアプリをインストールできる。

しかも、Android OSのバージョンが8.1で、7.1の「Shanling M3X」より約1年新しい。
「Shanling M3X」は、Android 7.1なので、ソフト的な寿命はあと1年ぐらいとみた方がいいことを書いたが、「HiBy R5 Saber」は、それに倣えば、あと2年ぐらい使えるだろう。

正直、今使っているソニー「NW-A105」も、2年でバッテリが摩耗し始めており、「HiBy R5 Saber」も同じような使い方をすれば、2年ぐらいでバッテリーに寿命が来るだろうから、ソフト的な寿命が2年というのは、合格スレスレといったところか。

SoCは、クアルコムのSnapdragon 425。AnTuTu ver8総合ベンチマークの値は4万点台で、ローエンドクラスと言った「Shanling M3X」よりもさらに低い。
RAMも2GBしか搭載しないため、レビューを読んでも、操作レスポンスは決して良くないが、音楽再生中に音が途切れたりすることはないようだ。

なお、クアルコムのSoCは、特にスタンバイ時に消費電力が優秀なので、何も使わなくても、どんどんバッテリーが減り続けるソニー「NW-A100シリーズ」に比べて、実使用状態でのバッテリーの持ちのよさは実感できると思う。

本体ストレージ容量は16GB。最大2TBまでのMicroSDカードが利用可能なので、音源データの格納には問題はない。
ただし、スペック表にMicroSDXCカードではなく、MicroSDカードと書かれているので、本当にexFATがサポートされているのか気になる。

また、ストレージ容量が同じ16GBの「NW-A105」に、よく使う音楽サブスクリプションアプリやネットラジオアプリなどをインストールし、OSのアップデートやアプリのアップデートを繰り返していたら、現在、残量がほとんどなくなり、OSのセキュリティアップデートが困難な状況になっているため、16GBでは足らないと思う。
この点では、32GBある「Shanling M3X」の方が安心だ。

Bluetoothのバージョンは、4.2とやや古めだが、コーデックは、LDAC/AAC/aptX HD/aptX/SBCなどが利用可能となっていて、ハイレゾ相当の再生も可能であり、問題ない。

ただし、一般的に、ポータブルDAPのBluetoothは、スマホに比べてアンテナ設計が悪いのか、接続の安定性が悪いケースが多いが、これについてはレビューを見る限り、その傾向はあるみたいだ(この点は、「Shanling M3X」も同様)。

ソニーの「NW-A105」には、そうした弱点を感じないのは、さすがに社内に、アンテナだらけのスマホで経験を積んだ専門家がいる強みだと思う。

ヘッドホンアンプ、ローパスフィルタから、コンデンサまで高品位のパーツを使っていることが書かれているが、それが他の機種に比べてどのぐらい優れているかまではよく分からない。

ただ、音質に関するレビューを見たり聞いたりした限りでは、「Shanling M3X」に比べて、ノイズレベルが低く、フラットなモニター志向で繊細な音みたいだ。

「Shanling M3X」にはない特徴としては、リモート操作用の「HiByLink」というスマホアプリが用意されていて、スマホの画面で、「HiBy R5 Saber」の操作が行えるということ。
外出時などでは、両方の端末を操作するのは面倒だから、「HiBy R5 Saber」はカバンに放り込んでおいて、スマホ側で操作できるのは、案外便利かもしれない。

価格は、4万円台前半と言ったところで、「Shanling M3X」より若干高い程度で、ほぼ同じぐらい。

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気になる点としては、日本ではまだ発売されていないが、海外では「HiBy R5 Gen 2」というマイナーチェンジと思われる後継モデルが発売されていることで、これがいついくらで日本でも発売されるのか、分からないこと。
また、発売されたら、「HiBy R5 Saber」の方の価格はどうなるのかも、気になるな。

「Shanling M3X」との比較で言えば、バッテリーの持ちは「Shanling M3X」の方がよく、音質的には、「HiBy R5 Saber」の方が好みそう。

Android端末としてみると、「Shanling M3X」のOSが古い点が重大な問題で、逆に、「HiBy R5 Saber」の内蔵ストレージが16GBしかないのも大問題で、どちらも、使うには割り切りが必要そうだ。

トータルでは一長一短で、決め手に欠けるというのが、今のところの印象だな。

他にも購入候補の製品はあるため、それらをすべてチェックしてから、トータルでどれにするかは考えたいと思う。

関連記事:
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