Androidアプリが使えるポータブルDAP(5) FiiO M11 [ポータブルオーディオ]
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現時点で手ごろな価格で買える、Androidアプリが使えるポータブルDAPとして、最後にご紹介するのは、「FiiO M11」だ。
【レビュー】コスパの高さがヤバイ、5万円台で圧巻の音質&高機能。FiiO次世代プレーヤー「M11」 - AV Watch
FiiOと言えば、オーディオ機器を手掛ける中華ブランドとしては、かなり有名な方のブランドで、コスパも高い上に、技術力も高いと評価されている。
「M11」は、2019年6月に発売された古い製品のため、今は、「M11 Plus LTD」「M11 Plus ESS」という後継モデルが出ているが、どちらも10万円前後して高い。オリジナルの「M11」は、もう新品ほとんど出回っていないが、手ごろな価格の中古は割と出回っているので、ご紹介しておきたい。
本体サイズは、130×15.5×70.5mmで、「Shanling M3X」より若干小さいが、厚みはある感じ。
重量は、重量は211gもあるため、持つとずっしり来る感じだと思う。
ディスプレイは、5.15インチで、解像度は1,440×720ドットで、大きめサイズ。
本体右側面にはボリュームノブ、再生/停止、曲送り/曲戻しシーソーボタンを備え、左側にはmicroSDカードスロットを2基備える。電源ボタンは、上側にあるようだ。
2基のmicroSDカードスロットは、どちらも2TBまでのmicroSDXCカードに対応しており、合計4TBまで容量が拡張できる点は特筆ものだ。
下部には、USB-C端子と、3.5mmアンバランス端子に加え、2.5mm 4極/4.4mm 5極 両方のバランス出力を搭載していて、どんなヘッドホンにもつなげられる点も優秀。また、S/PDIFデジタル出力対応もあり、光出力も可能だ。
バッテリー容量は、3,800mAhと大きめで、QC2.0規格の急速充電もサポートするが、バッテリーでの連続動作時間は最大13時間と、それほど優れている訳ではない。
オーディオDACとして、ハイレゾ対応DACチップ「旭化成エレクトロニクス AK4493EQ」をデュアルで搭載する。
対応コーデックは、MP3からFLACまで網羅しているが、MQAの記載がない。最大384kHz/32bitまでのPCM再生、最大11.2MHzまでのDSDネイティブ再生が可能。WAV/FLACなどPCM音源をDSD 2.8MHzにコンバートして再生する「リアルタイムDSD変換」というユニークな再生機能は他にはあまり聞かない機能だ。
Android OSを搭載するが、バージョンが7.0で古い(発売時期から仕方ないのだが)。
当初、Google Playストアに対応えず、代替アプリストアのみの対応だったが、後に、アップグレードで、Google Playストアに対応した。
SoCは、サムスンの「Exynos 7872」で、RAMも3GB搭載しており、AnTuTu Ver.7の総合ベンチが9万点台と、発売時期を考えればかなり優秀で、動作も比較的快適だろう。
バッテリー連続動作時間はあまり長くはないが、スタンバイ時の省電力性能はクアルコム並みに高いそうで、最長50日間のディープスリープスタンバイが可能だという。
本体ストレージ容量は32GBあり、2TBのMicroSDXCカードが同時に2枚使える点は極めて優秀。
Bluetoothのバージョンは、4.2で、コーデックは、apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)対応なので、apt X HD/LDACで一応ハイレゾ相当の再生も可能。
Bluetooth出力だけでなく、Bluetoothレシーバーとしても利用可能で、LDAC/SBCコーデックに対応する。
Wi-Fiは、2.4/5GHzのデュアルバンド対応で、Wi-Fi経由で、DLNAクライアントや、AirPlayレシーバーとしても動作する。
また、「iBasso Audio DX160 ver.2020」にも同様のアプリがあったが、スマホから遠隔操作できる「FiiO Link」アプリもプリインストールされている。
音質面では、元々定評が高いFiiOだし、Android内部の音質劣化部分をバイパスする最適化が行われており、特に、バランス出力では音がいいようだが、レビューを見る限り、「音楽性豊か」といった表現が多く、フラット志向のモニターサウンド、という訳ではないようだ。
新品の入手はすでにほぼ不可能だが、中古は数多く流通していて、状態のいい中古が3~4万円台で購入可能。
2基のMicroSDカードスロットとか、ヘッドホンなどへの出力端子の豊富さ、処理速度が高い点など、ポータブルDAPとして魅力的な点も多いのだが、Android OSのバージョンが古く、ソフト的な寿命があと1年ぐらいしか見込めない点が残念。
音質的にも、あまり私の好みの傾向ではなさそうなので、今さらこれを買うのは、厳しいかな、ということで、結局、まだ「これを買おう!」と決められる製品は見つからなかった。
ただ、いくつかの製品で、後継モデルがまもなく出回りそうなものもあるため、もう少し継続して製品チェックを続けようと思う。
関連記事:
Androidアプリが使えるポータブルDAP(4) iBasso Audio DX160 ver.2020:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
Androidアプリが使えるポータブルDAP(6) HiBy R5 Gen 2:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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現時点で手ごろな価格で買える、Androidアプリが使えるポータブルDAPとして、最後にご紹介するのは、「FiiO M11」だ。
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FiiOと言えば、オーディオ機器を手掛ける中華ブランドとしては、かなり有名な方のブランドで、コスパも高い上に、技術力も高いと評価されている。
「M11」は、2019年6月に発売された古い製品のため、今は、「M11 Plus LTD」「M11 Plus ESS」という後継モデルが出ているが、どちらも10万円前後して高い。オリジナルの「M11」は、もう新品ほとんど出回っていないが、手ごろな価格の中古は割と出回っているので、ご紹介しておきたい。
本体サイズは、130×15.5×70.5mmで、「Shanling M3X」より若干小さいが、厚みはある感じ。
重量は、重量は211gもあるため、持つとずっしり来る感じだと思う。
ディスプレイは、5.15インチで、解像度は1,440×720ドットで、大きめサイズ。
本体右側面にはボリュームノブ、再生/停止、曲送り/曲戻しシーソーボタンを備え、左側にはmicroSDカードスロットを2基備える。電源ボタンは、上側にあるようだ。
2基のmicroSDカードスロットは、どちらも2TBまでのmicroSDXCカードに対応しており、合計4TBまで容量が拡張できる点は特筆ものだ。
下部には、USB-C端子と、3.5mmアンバランス端子に加え、2.5mm 4極/4.4mm 5極 両方のバランス出力を搭載していて、どんなヘッドホンにもつなげられる点も優秀。また、S/PDIFデジタル出力対応もあり、光出力も可能だ。
バッテリー容量は、3,800mAhと大きめで、QC2.0規格の急速充電もサポートするが、バッテリーでの連続動作時間は最大13時間と、それほど優れている訳ではない。
オーディオDACとして、ハイレゾ対応DACチップ「旭化成エレクトロニクス AK4493EQ」をデュアルで搭載する。
対応コーデックは、MP3からFLACまで網羅しているが、MQAの記載がない。最大384kHz/32bitまでのPCM再生、最大11.2MHzまでのDSDネイティブ再生が可能。WAV/FLACなどPCM音源をDSD 2.8MHzにコンバートして再生する「リアルタイムDSD変換」というユニークな再生機能は他にはあまり聞かない機能だ。
Android OSを搭載するが、バージョンが7.0で古い(発売時期から仕方ないのだが)。
当初、Google Playストアに対応えず、代替アプリストアのみの対応だったが、後に、アップグレードで、Google Playストアに対応した。
SoCは、サムスンの「Exynos 7872」で、RAMも3GB搭載しており、AnTuTu Ver.7の総合ベンチが9万点台と、発売時期を考えればかなり優秀で、動作も比較的快適だろう。
バッテリー連続動作時間はあまり長くはないが、スタンバイ時の省電力性能はクアルコム並みに高いそうで、最長50日間のディープスリープスタンバイが可能だという。
本体ストレージ容量は32GBあり、2TBのMicroSDXCカードが同時に2枚使える点は極めて優秀。
Bluetoothのバージョンは、4.2で、コーデックは、apt X/apt X HD/LDAC/HWA(LHDC)対応なので、apt X HD/LDACで一応ハイレゾ相当の再生も可能。
Bluetooth出力だけでなく、Bluetoothレシーバーとしても利用可能で、LDAC/SBCコーデックに対応する。
Wi-Fiは、2.4/5GHzのデュアルバンド対応で、Wi-Fi経由で、DLNAクライアントや、AirPlayレシーバーとしても動作する。
また、「iBasso Audio DX160 ver.2020」にも同様のアプリがあったが、スマホから遠隔操作できる「FiiO Link」アプリもプリインストールされている。
音質面では、元々定評が高いFiiOだし、Android内部の音質劣化部分をバイパスする最適化が行われており、特に、バランス出力では音がいいようだが、レビューを見る限り、「音楽性豊か」といった表現が多く、フラット志向のモニターサウンド、という訳ではないようだ。
新品の入手はすでにほぼ不可能だが、中古は数多く流通していて、状態のいい中古が3~4万円台で購入可能。
2基のMicroSDカードスロットとか、ヘッドホンなどへの出力端子の豊富さ、処理速度が高い点など、ポータブルDAPとして魅力的な点も多いのだが、Android OSのバージョンが古く、ソフト的な寿命があと1年ぐらいしか見込めない点が残念。
音質的にも、あまり私の好みの傾向ではなさそうなので、今さらこれを買うのは、厳しいかな、ということで、結局、まだ「これを買おう!」と決められる製品は見つからなかった。
ただ、いくつかの製品で、後継モデルがまもなく出回りそうなものもあるため、もう少し継続して製品チェックを続けようと思う。
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