新型シエンタの展示車を見て(1) 外観 [乗り物]
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契約したお店に新型シエンタが入り、実車を見ることができた。
お店には、ハイブリッド、Zグレード、7人乗り、2WDの試乗車が入ったので、それを試乗することもできた。
また、そのお店と同系列の別の店には、私が契約したハイブリッド、Zグレード、5人乗り、2WDの車が入っていることを知り、それも見てくることができた。
これらの実車をチェックした中で、紹介動画などであまり触れていない点を中心に、私が気になった点をご紹介したいと思う。
前から見た印象は、ラジエータグリルのデザインが、やっぱりアクアっぽい。
アクアより車高が高い分、縦に引き伸ばしたようなデザインに見える。
Zグレードのみ、LED式プロジェクターヘッドランプの外周に付いているコの字型のデイライトを装備するが、ラジエータグリルにそれを囲むシルバー加色を付けたのは、デイライトのデザインに合わせたのだ、ということに、現物を見ていたら気付いた。
実際、G/Xグレード(左側)だと、ラジエータグリルを囲むシルバー加色がないが、G/Xグレードの平凡なヘッドランプだと、ない方がバランスが取れており、デザイン感覚としては、これで正しいと感じた。
一方、バックドアのデザインは、これも最初に見たときに気付いたが、
懐かしの、1999年発売のトヨタ・ファンカーゴそっくり。
バックドアの微妙に波打ったヒップラインや、バックランプの配置が、そっくりなのだ。
サイドビューは、写真で見たときはどうだろうか?と思ったタイヤハウス前後の無塗装のガードも、無塗装のドアプロテクターと併せて、実車を見ると、思ったより違和感もなく受け入れられた。
ちなみに、よくネットでは、この車の外観について、フィアット・パンダや、ルノー・カングーのパクリだと言っていきがっている人がいる。
全体的な印象としては、カングーよりパンダの方が似ているかもしれないとは思う。
じゃあ、それがパンダの知的所有権を侵害して訴えるほど似ているかというと、そうでなはないだろう。
そもそも、そのレベルをパクリだというなら、パンダも、1999年に発売されたトヨタ・ファンカーゴのパクリと言えるが、シエンタがパクリだという人は、都合が悪いからそこには口をつぐむのだから、根性が悪い。
一方、前から見ればアクアに似たトヨタ顔であるという点については、誰も異存はないと思う。
後ろから見たときに、ファンカーゴそっくりだというのも、先ほど掲載した写真を見れば納得してもらえると思うし、
何より、新製品発表会で、開発責任者が「ファンカーゴ」を意識したと明言しているのだから、間違いない。
となると、欧州車っぽいという批判は、主に、サイドビューに対するものだということになるが、正直、ごく一般的な2ボックスのミニバン形状で、そこに、それほど個性的なものは感じない。
あるとすると、無塗装のドアプロテクターが、欧州車っぽいと感じるポイントなのかもしれない。
えーっと、でも、このドアプロテクターって、パンダやカングーのパクリというレベルの話ではなく、欧州車ではごく一般的なデザインというか、車をぶつけ、ぶつけられることが多い欧州では当たり前の仕様だ。
それどころか、日本車だって、商用車ならよくある仕様だし、そもそも、「バンパーやドアプロテクターをわざわざボディ色に塗装して嬉しがるのは、日本人だけだ」と、昔、外車ディーラーの知人が言っていた。
もし、2ボックスのミニバン形状と、黒いドアプロテクターだけを見て、雰囲気だけで、軽率に「パクリ」という言葉を使うなら、その人は、あまりに雑なデザイン感覚だと思う。
まとめると、私が、新型シエンタで感じたデザインの印象は、前から見たら「アクア」、後ろから見たら「ファンカーゴ」というものだ。
全体的な印象が、欧州車風だというところまでは否定しないが、それは無塗装バンパーやドアプロテクターによるものだろう。
さて、ここまで新型シエンタの外観を考察してきて、一つの確たる思想みたいなものが見えてきた。
それは、まさに欧州車的な「こすったり、ぶつけても、安く手軽に補修できる」ということだろうと思う。
黒色の無塗装バンパーやドアプロテクターは、それを意識したものだろうし、タイヤハウス前後の黒い無塗装ガードについては、開発責任者のインタビューでも、明確に、一番こすりやすい箇所の補修しやすいよう考えたと答えている。
最上位グレードでも、アルミホイールが標準ではなく、スチールホイール+ホイールキャップとなっているのも、タイヤをこすった時に、1枚単位で補修部品として買えるホイールキャップを交換するだけで済む点を考慮したのだと思う。
おそらく、この車は、履き潰す「スニーカー」みたいな使い方を望んでいるのではないだろうか。
こうしたコンセプトは、車をあくまで道具として使い倒すことを主眼とする、私のような人間には、とても合理的だと思うし、個人的に、自分にピッタリな車だと改めて思う。
ボディカラーについては、派手な色よりは、いわゆるアースカラーと呼ばれるナチュラルなカラーラインナップが多いが、私はその中で、「アーバンカーキ」を選択した。
内装色も「カーキ」を選び、これによってファンツールパッケージが適用され、Bピラーもブラックではなくアーバンカーキ色になり、結果的に、より「ファンカーゴ」感は強まったかもしれないな。
ボディカラー「アーバンカーキ」+内装色「カーキ」+ファンツールパッケージの組み合わせの新型シエンタは、カタログなどの写真では見たことがあり、それを見る限りは、思ったより上品な色合いで、悪くないと思う。
ただ、実は、このカラーの組み合わせの実車は、まだ見たことがない。
それどころか、我が家の周りのディーラーの展示車を検索してみたのだが、この組み合わせの展示車を見つけることができなかったので、どうやら納車まで、自分が買った車のカラーリングを、直接確認できる機会はなさそうだ。
その意味では、若干の不安は感じなくもないが、今は、大外れはないだろうと信じて納車を待しかないかと思っている。
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新型シエンタの展示車を見て(2) 内装:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
新型シエンタのディーラーオプションで勘違い:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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契約したお店に新型シエンタが入り、実車を見ることができた。
お店には、ハイブリッド、Zグレード、7人乗り、2WDの試乗車が入ったので、それを試乗することもできた。
また、そのお店と同系列の別の店には、私が契約したハイブリッド、Zグレード、5人乗り、2WDの車が入っていることを知り、それも見てくることができた。
これらの実車をチェックした中で、紹介動画などであまり触れていない点を中心に、私が気になった点をご紹介したいと思う。
前から見た印象は、ラジエータグリルのデザインが、やっぱりアクアっぽい。
アクアより車高が高い分、縦に引き伸ばしたようなデザインに見える。
Zグレードのみ、LED式プロジェクターヘッドランプの外周に付いているコの字型のデイライトを装備するが、ラジエータグリルにそれを囲むシルバー加色を付けたのは、デイライトのデザインに合わせたのだ、ということに、現物を見ていたら気付いた。
実際、G/Xグレード(左側)だと、ラジエータグリルを囲むシルバー加色がないが、G/Xグレードの平凡なヘッドランプだと、ない方がバランスが取れており、デザイン感覚としては、これで正しいと感じた。
一方、バックドアのデザインは、これも最初に見たときに気付いたが、
懐かしの、1999年発売のトヨタ・ファンカーゴそっくり。
バックドアの微妙に波打ったヒップラインや、バックランプの配置が、そっくりなのだ。
サイドビューは、写真で見たときはどうだろうか?と思ったタイヤハウス前後の無塗装のガードも、無塗装のドアプロテクターと併せて、実車を見ると、思ったより違和感もなく受け入れられた。
ちなみに、よくネットでは、この車の外観について、フィアット・パンダや、ルノー・カングーのパクリだと言っていきがっている人がいる。
全体的な印象としては、カングーよりパンダの方が似ているかもしれないとは思う。
じゃあ、それがパンダの知的所有権を侵害して訴えるほど似ているかというと、そうでなはないだろう。
そもそも、そのレベルをパクリだというなら、パンダも、1999年に発売されたトヨタ・ファンカーゴのパクリと言えるが、シエンタがパクリだという人は、都合が悪いからそこには口をつぐむのだから、根性が悪い。
一方、前から見ればアクアに似たトヨタ顔であるという点については、誰も異存はないと思う。
後ろから見たときに、ファンカーゴそっくりだというのも、先ほど掲載した写真を見れば納得してもらえると思うし、
何より、新製品発表会で、開発責任者が「ファンカーゴ」を意識したと明言しているのだから、間違いない。
となると、欧州車っぽいという批判は、主に、サイドビューに対するものだということになるが、正直、ごく一般的な2ボックスのミニバン形状で、そこに、それほど個性的なものは感じない。
あるとすると、無塗装のドアプロテクターが、欧州車っぽいと感じるポイントなのかもしれない。
えーっと、でも、このドアプロテクターって、パンダやカングーのパクリというレベルの話ではなく、欧州車ではごく一般的なデザインというか、車をぶつけ、ぶつけられることが多い欧州では当たり前の仕様だ。
それどころか、日本車だって、商用車ならよくある仕様だし、そもそも、「バンパーやドアプロテクターをわざわざボディ色に塗装して嬉しがるのは、日本人だけだ」と、昔、外車ディーラーの知人が言っていた。
もし、2ボックスのミニバン形状と、黒いドアプロテクターだけを見て、雰囲気だけで、軽率に「パクリ」という言葉を使うなら、その人は、あまりに雑なデザイン感覚だと思う。
まとめると、私が、新型シエンタで感じたデザインの印象は、前から見たら「アクア」、後ろから見たら「ファンカーゴ」というものだ。
全体的な印象が、欧州車風だというところまでは否定しないが、それは無塗装バンパーやドアプロテクターによるものだろう。
さて、ここまで新型シエンタの外観を考察してきて、一つの確たる思想みたいなものが見えてきた。
それは、まさに欧州車的な「こすったり、ぶつけても、安く手軽に補修できる」ということだろうと思う。
黒色の無塗装バンパーやドアプロテクターは、それを意識したものだろうし、タイヤハウス前後の黒い無塗装ガードについては、開発責任者のインタビューでも、明確に、一番こすりやすい箇所の補修しやすいよう考えたと答えている。
最上位グレードでも、アルミホイールが標準ではなく、スチールホイール+ホイールキャップとなっているのも、タイヤをこすった時に、1枚単位で補修部品として買えるホイールキャップを交換するだけで済む点を考慮したのだと思う。
おそらく、この車は、履き潰す「スニーカー」みたいな使い方を望んでいるのではないだろうか。
こうしたコンセプトは、車をあくまで道具として使い倒すことを主眼とする、私のような人間には、とても合理的だと思うし、個人的に、自分にピッタリな車だと改めて思う。
ボディカラーについては、派手な色よりは、いわゆるアースカラーと呼ばれるナチュラルなカラーラインナップが多いが、私はその中で、「アーバンカーキ」を選択した。
内装色も「カーキ」を選び、これによってファンツールパッケージが適用され、Bピラーもブラックではなくアーバンカーキ色になり、結果的に、より「ファンカーゴ」感は強まったかもしれないな。
ボディカラー「アーバンカーキ」+内装色「カーキ」+ファンツールパッケージの組み合わせの新型シエンタは、カタログなどの写真では見たことがあり、それを見る限りは、思ったより上品な色合いで、悪くないと思う。
ただ、実は、このカラーの組み合わせの実車は、まだ見たことがない。
それどころか、我が家の周りのディーラーの展示車を検索してみたのだが、この組み合わせの展示車を見つけることができなかったので、どうやら納車まで、自分が買った車のカラーリングを、直接確認できる機会はなさそうだ。
その意味では、若干の不安は感じなくもないが、今は、大外れはないだろうと信じて納車を待しかないかと思っている。
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