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新型シエンタの知らなかった業界初 [乗り物]

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トヨタ シエンタ | トヨタ自動車WEBサイト

意外にも、新型シエンタの主要なセールストークで、完全なオリジナルの機能はほとんどない。

刷新されたプラットフォームは、ヤリスからのTNGAのGA-Bプラットフォームを拡張したもの。

3列目シートを2列目シートの下に収納する方法は、先代シエンタから継承し、改良したもので、コンセプト自体は新しくはない。

ハイブリッドのパワートレインは、アクアのものを継承し、ミニバン向けに変更したもの。

TSS(Toyota Safety Sense)は、ノア/ヴォクシーのものを一部簡略化しながら継承したものだ。

7インチデジタルメーターも、レクサス「NX」そっくりで、おそらくそこから流用された部分が多いのだろう。

その一方で、あまり目立たない部分で、新型シエンタが業界初やトヨタ初の技術や機能もあるみたいなので、一応、取り上げておきたい。



TSSカメラ活用ドラレコ

トヨタ シエンタ | 機能・性能 | 安全性能 | トヨタ自動車WEBサイト

新型シエンタでは、TSS用のカメラを活用した前方ドライブレコーダー機能を搭載しているが、これは新型シエンタが業界初とのこと。

既存の後付けのドラレコに比べて、ドラレコ用のカメラを追加しなくていい分、見た目もすっきりするし、コストも下がる(だから、標準装備にできたのだろう)。

ただ、解像度はTTSカメラに依存し、フルHD(実際には画角の問題で少しカットされる)だが、フレームレートが10フレーム/秒と、市販ドラレコより劣る点は気にする人もいるだろう。

一方、最新のTTSカメラは、暗闇でも、車、自転車、人が認識できるように、超高感度撮像素子を搭載しており、夜間でのナンバープレートの識別などは有利な点もあるだろう。



電動油圧ポンプ直接式ブレーキシステム

新型シエンタに乗っていて、ハイブリッド車らしからぬフットブレーキの感触の素晴らしさについては、すでに何度か書いているが、ちゃんと理由があったようだ。

新型シエンタに試乗してみてわかった!「シエンタのマニアックなところ」 - 自動車情報誌「ベストカー」

この記事によれば、それは、新型シエンタのハイブリッドモデルで初採用になった電動油圧ポンプ直接式ブレーキシステムのお陰なのだそうで、同じシステムは、その後、新型クラウンにも採用されているらしい。

このブレーキシステムは、ブレーキの効きのリニアであることに加え、軽量化、コストダウンにもなっている結構画期的な新システムみたいだ。



アダプティブハイビーム対応Bi-Beam LEDヘッドランプ

【トヨタ】1灯の光源で切り替え可能なBi-Beam LEDヘッドランプの仕組みとは | 中古車なら【グーネット】

1灯の光源でハイビームとロービームの機能を実現できるBi-Beam LEDヘッドランプを最初に採用したのは、プリウスだったそうで、アクアでも採用された。
Bi-Beam LEDヘッドランプは、小型軽量化、消費電力削減、コスト削減などのメリットがあるそうだ。

ただ、アクアでは、それを生かして、オートマチックハイビームまでしか実現されていなかったのが、新型シエンタでは、初めてアダプティブハイビームシステムに対応した点が新しいらしい。



最新版のプロアクティブドライビングアシスト

トヨタ トヨタの安全技術 | 街中を走るとき | プロアクティブドライビングアシスト[PDA] | トヨタ自動車WEBサイト

新型シエンタのTTS機能は、基本的には、ノア/ヴォクシーで搭載されたものから、コスト削減もあって一部機能をカットしたものとなっている。

ただ、一般道でも運転支援してくれるプロアクティブドライビングアシスト(PDA)機能については、ノア/ヴォクシーより明らかにアップグレードされている。

試乗レビューで、運転支援が賢いという感覚的な評価もあるが、それだけではなく、ノア/ヴォクシーのPDAにはPDA自体のオンオフの設定しかないのに対し、新型シエンタでは、次の3機能に対し、個別に、オフにしたり、3段階に強度が切り替えられる機能が追加されている。

・歩行者/自転車運転者/駐車車両に対する操舵・減速支援
・先行車に対する減速支援
・カーブに対する減速支援

PDAに関しては、新型シエンタが初ということではないのだが、ノア/ヴォクシーより、確実に性能、機能がアップグレードされていて、現時点で、トヨタでは最新のものになっているのは確かだ。



消臭・撥水・撥油機能付きシート

新型シエンタデビュー!愛着の湧くインテリアとシートアレンジを全種類ご紹介します!【群馬トヨタ笠懸50号店】 - 笠懸50号店笠懸50号店 | Gtoyota.com 群馬トヨタ

ファブリックシートが、Zグレードでは、消臭・撥水・撥油機能付きだが、消臭・撥水に加えて撥油機能付きなのは、トヨタでは初らしい。



フリーサイズのドリンクホルダー

最後に小ネタを一つ。

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前席左右のエアコン吹き出し口の前にあるドリンクホルダーは、内側に可動式のプレートがあり、これが動くことで、紙コップからペットボトル、紙パックドリンクまで、どんな形状の飲料でもしっかり固定できる構造になっており、これは新型シエンタ独自の構造だ。

また、ドリンクホルダーの脇にある小さな窪みは、ペットボトルのキャップを置くことを意図して作ったらしい。これも、シエンタ独自だと思う



他にも何かあるのかもしれないが、メディアの記事で分かるのはこれぐらいだった。

いずれも、見ていて、単に、新機能で良くなっているだけでなく、併せて、コスト削減や、省エネも達成しているあたりが、実に、トヨタらしいところだと思う。

関連記事:
新型シエンタの各種パーツ型番をまとめてみた:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
新型シエンタ5人乗りのハイブリッドを選んだ理由:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ





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