ONYX「BOOX Leaf2」は電子書籍リーダーの完成形か? [電子書籍]
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ページめくりボタンを備えた電子書籍リーダー BOOX Leaf2 - Impress Watch
今や、E-inkディスプレイ搭載の電子書籍リーダーではトップブランドとなった「ONYX」から、新モデル「BOOX Leaf2」が発売された。
7インチのE-inkディスプレイを搭載するが、Amazonのような専用端末ではなく、Android OSを搭載し、Google Playストア対応に対応するため、汎用のAndroidアプリが使える。
そのため、Kindleや楽天Koboを始め、様々な電子書籍アプリを一つの端末で利用できるのが最大の特徴だ。
それ自体は、「ONYX」の電子書籍リーダーの共通する特徴ではあるのだが、「BOOX Leaf2」では、次の点がさらなる特徴となる。
OSがAndroid 11
E-inkディスプレイ搭載タブレット端末としては、最も新しいはず。
ページ送りのための物理ボタンを搭載
タッチ操作に対応する上に、本体にページ送りボタンを搭載し、片手持ちで読書が可能。
microSDXCカードが利用可能
32GBの内蔵ストレージに加え、最近のONYX製品では廃止されていたmicroSDXCカードスロットを搭載し、最大512GBのmicroSDXCカードに対応する。
これは、大量の電子書籍をオフラインで読めるようにした人には大変うれしい。
Gセンサー搭載
実は、E-ink端末で、Gセンサーを搭載する製品がほとんどなく、アプリが縦画面と横の見開き画面に対応していても、それを自動で切り替えられなかった。
ようやくこの製品から、本体を傾ければ自動でアプリ画面を回転できるようになった。
発売から3年間は無料のファームウェアアップデートを提供
中華ブランドだと、ファームウェアは全く更新されないケースも多いし、シャープなどの国内ブランドでも、アップデートは2年保証であることが多いのに、3年間保証されるのは大きい。
いずれを見ても、ONYXを含め、E-inkディスプレイ搭載タブレット端末としては、不満に感じていたポイントを、確実に改善していることが分かる。
そのほかのスペックも、詳しく見てゆこう。
・サイズは156×137×6mm。重さはホワイトが170g、ブラックが185g
・本体カラー:ブラック or ホワイト
液晶ディスプレイのAndroidタブレットだと、7インチでも200gを切るのは困難なので、この軽さは、E-ink端末ならではの特徴だ。
ただ、画面のアスペクト比が電子書籍向けに4:3のため、画面サイズの割に横幅は137mmで大きめ。
そのため、手のひらが小さな人や子供では、片手持ちは厳しいかもしれない。
なお、ブラックとホワイトでは、仕様が異なり、ブラックは表面にカバーガラスを搭載しフラットになっており、タッチ操作やジェスチャー操作を行ないやすい代わりに、若干重い。
ホワイトはフレームとディスプレイに段差があるものの、カバーガラスが無いぶんディスプレイのコントラストが上がり、文字などがくっきりと見やすいというから、一長一短だな。
・SoC:Qualcomm製クアッドコア
・RAM:2GB
SoCについては、公式サイトではクアルコム製の4コアとしか説明がない。
電子書籍を読むだけならそれほど性能は必要ないとは言うものの、操作レスポンスについては若干不安。
RAM容量も2GBと少ない。モノクロのE-linkなので、RAM上に占有する表示用メモリは少なくて済むため、電子書籍アプリを一つだけ動かすなら、何とか使えるレベルだろう。
・7インチで、解像度が1,680×1,264ピクセル(300dpi)のE-inkディスプレイ
・暖色と寒色の2種類のフロントライトを搭載
E-inkは、最新のCartaパネルで、フロントライトも色調調節が可能。
・デュアルスピーカーとマイクを搭載
電子書籍リーダーとしては省略されがちだった機能だが、アプリの読み上げコンテンツの利用や、音声認識機能も利用できるし、Audio Bookが聞けるのはいい。
・オリジナルのリーダーアプリを搭載
・独自のクラウドサービス「ONYXクラウド」に対応
・ネットワーク共有アプリ搭載
AmazonのAZWから、ePub、PDFなど、一般的に利用されるほとんどの電子書籍フォーマットをサポートするオリジナルのリーダーアプリをプリインストールする。
また、クラウドサービス「ONYXクラウド」は、5GBまでは無料で利用でき、同一LAN内で簡単にデータを共有できるアプリも搭載されている。
・純正スリーブケース:ミントグリーン or ライトブラウン
カバー開閉によるパワーオン/オフに対応する。
・Bluetooth 5.0をサポート
・外部接続端子:USB Type-C
・バッテリー容量:2,000mAh
SoCがクアルコム製なので、スタンバイ、スリープ時の消費電力は優秀のはずで、電子書籍専用で使うなら、2,000mAhのバッテリー容量でも十分だと思う。
日本では、総代理店のSKTから発売され、価格は、34,800円前後。
「ONYX」の最近の製品は、microSDカードスロットがなく、電子書籍を格納するストレージを拡張できないのが不満で、個人的には、購入の対象とはならなかった。
しかし、「BOOX Leaf2」は、その問題や、それ以外の問題もほとんどすべて解決してくれているため、この価格でも欲しいかも。
関連記事:
カラーE-Ink搭載7.8型Androidタブレット「BOOX Nova Air C」:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ
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ページめくりボタンを備えた電子書籍リーダー BOOX Leaf2 - Impress Watch
今や、E-inkディスプレイ搭載の電子書籍リーダーではトップブランドとなった「ONYX」から、新モデル「BOOX Leaf2」が発売された。
7インチのE-inkディスプレイを搭載するが、Amazonのような専用端末ではなく、Android OSを搭載し、Google Playストア対応に対応するため、汎用のAndroidアプリが使える。
そのため、Kindleや楽天Koboを始め、様々な電子書籍アプリを一つの端末で利用できるのが最大の特徴だ。
それ自体は、「ONYX」の電子書籍リーダーの共通する特徴ではあるのだが、「BOOX Leaf2」では、次の点がさらなる特徴となる。
OSがAndroid 11
E-inkディスプレイ搭載タブレット端末としては、最も新しいはず。
ページ送りのための物理ボタンを搭載
タッチ操作に対応する上に、本体にページ送りボタンを搭載し、片手持ちで読書が可能。
microSDXCカードが利用可能
32GBの内蔵ストレージに加え、最近のONYX製品では廃止されていたmicroSDXCカードスロットを搭載し、最大512GBのmicroSDXCカードに対応する。
これは、大量の電子書籍をオフラインで読めるようにした人には大変うれしい。
Gセンサー搭載
実は、E-ink端末で、Gセンサーを搭載する製品がほとんどなく、アプリが縦画面と横の見開き画面に対応していても、それを自動で切り替えられなかった。
ようやくこの製品から、本体を傾ければ自動でアプリ画面を回転できるようになった。
発売から3年間は無料のファームウェアアップデートを提供
中華ブランドだと、ファームウェアは全く更新されないケースも多いし、シャープなどの国内ブランドでも、アップデートは2年保証であることが多いのに、3年間保証されるのは大きい。
いずれを見ても、ONYXを含め、E-inkディスプレイ搭載タブレット端末としては、不満に感じていたポイントを、確実に改善していることが分かる。
そのほかのスペックも、詳しく見てゆこう。
・サイズは156×137×6mm。重さはホワイトが170g、ブラックが185g
・本体カラー:ブラック or ホワイト
液晶ディスプレイのAndroidタブレットだと、7インチでも200gを切るのは困難なので、この軽さは、E-ink端末ならではの特徴だ。
ただ、画面のアスペクト比が電子書籍向けに4:3のため、画面サイズの割に横幅は137mmで大きめ。
そのため、手のひらが小さな人や子供では、片手持ちは厳しいかもしれない。
なお、ブラックとホワイトでは、仕様が異なり、ブラックは表面にカバーガラスを搭載しフラットになっており、タッチ操作やジェスチャー操作を行ないやすい代わりに、若干重い。
ホワイトはフレームとディスプレイに段差があるものの、カバーガラスが無いぶんディスプレイのコントラストが上がり、文字などがくっきりと見やすいというから、一長一短だな。
・SoC:Qualcomm製クアッドコア
・RAM:2GB
SoCについては、公式サイトではクアルコム製の4コアとしか説明がない。
電子書籍を読むだけならそれほど性能は必要ないとは言うものの、操作レスポンスについては若干不安。
RAM容量も2GBと少ない。モノクロのE-linkなので、RAM上に占有する表示用メモリは少なくて済むため、電子書籍アプリを一つだけ動かすなら、何とか使えるレベルだろう。
・7インチで、解像度が1,680×1,264ピクセル(300dpi)のE-inkディスプレイ
・暖色と寒色の2種類のフロントライトを搭載
E-inkは、最新のCartaパネルで、フロントライトも色調調節が可能。
・デュアルスピーカーとマイクを搭載
電子書籍リーダーとしては省略されがちだった機能だが、アプリの読み上げコンテンツの利用や、音声認識機能も利用できるし、Audio Bookが聞けるのはいい。
・オリジナルのリーダーアプリを搭載
・独自のクラウドサービス「ONYXクラウド」に対応
・ネットワーク共有アプリ搭載
AmazonのAZWから、ePub、PDFなど、一般的に利用されるほとんどの電子書籍フォーマットをサポートするオリジナルのリーダーアプリをプリインストールする。
また、クラウドサービス「ONYXクラウド」は、5GBまでは無料で利用でき、同一LAN内で簡単にデータを共有できるアプリも搭載されている。
・純正スリーブケース:ミントグリーン or ライトブラウン
カバー開閉によるパワーオン/オフに対応する。
・Bluetooth 5.0をサポート
・外部接続端子:USB Type-C
・バッテリー容量:2,000mAh
SoCがクアルコム製なので、スタンバイ、スリープ時の消費電力は優秀のはずで、電子書籍専用で使うなら、2,000mAhのバッテリー容量でも十分だと思う。
日本では、総代理店のSKTから発売され、価格は、34,800円前後。
「ONYX」の最近の製品は、microSDカードスロットがなく、電子書籍を格納するストレージを拡張できないのが不満で、個人的には、購入の対象とはならなかった。
しかし、「BOOX Leaf2」は、その問題や、それ以外の問題もほとんどすべて解決してくれているため、この価格でも欲しいかも。
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