「dtab Compact d-02K」は、横幅が120mmしかない上に、側面がラウンド形状になっているため、左手でホールドした時も手に余裕がある。
しかも、電源ボタンと音量の上下ボタンが、真横ではなく、側面から少し裏側に入ったところにあり、うっかりボタンを長押ししてしまうことがないし、音量ボタンの位置が絶妙で、左手でホールドしながら、中指で音量ボタンによるページめくりが楽々できてしまう。この辺、実にきめ細かい。
なお、「dtab Compact d-02K」で懸念だった一つが、ファーウェイのタブレットは、指紋センサーを兼ねたホームボタンの挙動が独特であること。
画面外にホームボタンが独立しているのはいいのだが、戻るやタスクリストのボタンがなく、なんとこのホームボタンをタップすると戻るボタンとして動作し、長押しするとホームボタン、横に指をスライドさせるとタスクリストボタンとして動作する。
これが他のAndroid端末と併用していると、とてもではないが慣れそうにない。
この点も、「dtab Compact d-02K」は、NTTドコモ向けということでか、この動作が標準ではなく、ホームボタンはホームボタンとして使い、それ以外は、画面下部に表示される普通のメニューバーでの操作になるので、他のAndroid端末と併用する際、違和感がないので安心した。
さらに、ファーウェイ端末は、ホームアプリにEMUIというiOSライクな独自のものを採用しているのだが、「dtab Compact d-02K」は、Android標準のデスクトップが採用されているのも、面倒くさくなくていい。
SoCは、ミッドレンジの「Hisilicon Kirin 659」(オクタコア)で、 「Qualcomm APQ8053」の「TAB4 8 Plus」よりワンランク下だが、電子書籍を読むには十分。RAMも3GB搭載するので、マルチウィンド