以前、AcerのAndroid入りタッチ対応スマートディスプレイ「DA220HQL」などをご紹介したが、それを一歩発展させたようなマシン「TransAiO P1801」がASUSから発売された。

【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第615回:WindowsとAndroidが合体?! ASUS「TransAiO P1801」 -AV Watch

「TransAiO P1801」は、一見、液晶モニター一体型のデスクトップパソコンに見えるが、液晶モニター部分が分離してAndroidタブレットとしても使える。

台座部分の「PCステーション」は、Windows 8パソコンとなっており、タブレットがドッキングしている時には、タブレットをモニターとして使いながら、タブレットを充電することができる。

タブレット側は、18インチのフルHD液晶を搭載し、重量も2.4kgあるので、外に持ち歩くというよりは、家の中で持ち運びできる、という使い方だろう。
背面に取っ手も付いており、家の中での持ち運び程度なら支障ない。

パソコンとして見ても、OSはWindows 8 64bit、CPUはCore i7-3770(3.4GHz)、グラフィックスGeForce GT 730M、RAM 8GB、2TB HDD、スロットインDVDスーパーマルチドライブ内蔵と、光ドライブがBDドライブでない以外は、手抜かりはない。

タブレット端末としても、OSがAndroid 4.1、CPUがTegra 3 1.7GHz、RAM 2GB、ストレージが32GB(eMMC)と、こちらもOSが4.2でない以外は文句なし。
OSについても、NEXUS 7の製造元であり、4.2へのアップデートの可能性は高そうだ。

さらに、分離状態のタブレットで、Android上でリモートデスクトップアプリを動かして、Windows 8を使うこともできるという。

ドッキング状態で、Android OSからPCステーション側にあるキーボードやマウスを使うこともできるらしく、この辺の作りこみは、単体のディスプレイでしかない「DA220HQL」では実現できない、他にない特徴だ。

価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は159,800円前後とのことだが、現在、価格.comの底値は14.5万円ぐらい。
決して安くはないが、同等のスペックのパソコン+ディスプレイ+タブレットを別々に買ったら、おそらくこの値段では買えないだろうから、他にはない価値を持ったマシンであることは間違いない。

一点気になるのは、タブレット側が、汎用のHDMI入力のディスプレイとしても使えるのかどうかという点。使えないと、ちょっと魅力が下がるかな。
とはいえ、パソコンの買い替え時期が来たら、候補に考えたくなる魅力あるマシンだと思う。

個人的には、メインで使っているAcerのデスクノート(99,800円で買った)が、来春には3年を超えるので、そのときに価格が10万円程度に落ちていれば、買ってもいいかな、と思っている。





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