【清水理史の「イニシャルB」】 スマホに直差しできるUSBメモリー「PQI Connect 201(32GB)」 - INTERNET Watch

この商品、ありそうでなかったUSBメモリだ。

一見、8GB、16GB、32GBの極小サイズのUSBメモリ、と言うだけの商品に見えるが、両端の端子が、片方が一般的なUSB(A)オス、もう片方がmicroUSB(B)オスの端子になっており、USB(A)の方は、通常のパソコンなどのUSB端子に繋いで使うが、microUSB(B)オス端子は、スマホやタブレット端末のmicroUSB(B)端子に挿して使う想定だ。

ただし、スマホのmicroUSB(B)端子は、通常USBのデバイス側なので、パソコンなどのUSBホストと接続するためのものだ。
なので、普通はUSBメモリは繋がらず、この製品が使えるのは、microUSB(B)端子をUSBホスト端子としても使えるOTG機能対応のスマホやタブレット端末に限られる。

PQI Connect Compatibility List

実際のところ、OTG対応機種は現状多くない。が、チップセット的には大抵の機種が対応している筈。それなのに、対応機種が少ないのは、動作検証などのサポートが面倒な割には、これまでユーザーからの要望が少なかったからだろう。

スマホ、タブレットの外部ストレージというと、microSDか、Wi-Fi接続のモバイルストレージが主流だったが、この製品は、microSDに比べて脱着が楽だし、モバイルストレージに比べてコンパクトで、読み書きが速い。

なので、こうした便利な製品が出てくれば、端末側でもOTGに積極的に対応しようという動きになると思う。

価格も、同容量の普通のUSBメモリに比べると倍ぐらいするが、これも、内部的に複雑なことをやっているわけではないので、他社からも同様の製品が出てきて、普及が進めば、値段も下がるのは間違いない。

このタイプのUSBメモリは、今後流行るのではないだろうか?

以前は、安物SDカードの印象しかなかった「PQI」だが、最近、面白いアイデアの商品を続々出していて、注目だな。


アイ・オー、Android/PC両方で利用できるUSBメモリ - PC Watch

と思っていたら、早速、アイオーからも同様のコンセプトの製品が登場。ただ、サイズがPQIよりデカいし、価格も高い。アイオーのブランド力はあるにしても、実売価格はもうちょっと下げないと、勝負にならないんじゃないかな。








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